第47話

虎穴にいらずんば虎子を得ず。


少し遠出して。


前文明の遺産。


地下発電所に侵入です☆


柵を破壊して。


突入。


環奈。

「四方警戒。」


心玖。

「電気ねずみが居るよ。」


麻友。

「その恐獣は無害です。」

「触らなければ大丈夫。」


渚沙。

「薄暗くて。」

「でも電灯はあるものね。」


麻友。

「まだ少しばかり機能しているようです。」

「恐ろしい高寿命ですね。」


環奈。

「柵を蹴破ってどんどん進むのだー。」


麻友。

「まさにダンジョンです。」

「通路が入り組んでいます。」


広い場所に出ました。


心玖。

「コンタクト。」

「FCS射撃?」


渚沙。

「OK。」


コウモリタイプの防衛ロボットが複数待ち構えていたので。


300メートルの長距離射撃を行いました。


一部効果が無かったので。


環奈ちゃんが突撃して。


薙ぎ払いました。


環奈。

「どんどん最深部に入るのだー。」


麻友。

「この辺りは発電装置がありますね。」


渚沙。

「ここって?」


麻友。

「核融合発電所の跡地です。」


渚沙。

「地下に造るなんてね。」


麻友。

「事故が起きたときに。」

「周りに被害が及ばないように。」

「シェルターみたいに作ったそうです。」


渚沙。

「へー。」

「そのくらいの知能はあったのね。」


環奈。

「麻友ちゃんは後方警戒お願いします。」


麻友。

「ラジャー。」


環奈。

「心玖ちゃん。」

「何か発見した?」


心玖。

「奥の広場に大物が一体。」


渚沙。

「やってやろうじゃない。」


大きな扉を開けて。


大きなホールに出ました。


目の前には。


巨大なロボット。


大きさは9メートルくらい。


環奈。

「これ稼働してる?」


麻友。

「見たところ老朽化して動かないみたいですね。」


心玖。

「まだ動く気配があるよ。」


渚沙。

「とりあいず。」

「先制攻撃しとく?」


ロボット兵器が稼働しました。


麻友。

「unitRX-9。」

「偉大なる凡作と言われた防衛兵器ですね。」


環奈。

「フォーメーションF。」


ロボット兵器が動き出して。


攻撃しようとしますが。


散開戦術を取った環奈達に追い回され。


中々うまく立ち回れません。


渚沙。

「ニュークリア。」


大爆発。


被弾したロボットは中破。


環奈ちゃんが足の部分に深傷を入れました。


麻友ちゃん。


心玖ちゃんの支援で。


センサーというセンサーに弾丸を撃ち込み。


ロボットはモニターがダウン。


盲目のロボットに猛攻を加えて。


ロボットは炎上。


大破行動不能。


環奈。

「案外あっけなかったね。」


渚沙。

「そんなに強い相手じゃなかったわ。」


麻友。

「ああいう相手は予測していましたが。」

「思ったより弱いですね。」


心玖。

「もう敵は居ないよ。」


環奈。

「宝箱とヒントがある看板があるのだ。」


麻友。

「椎名さんであります。」

「なるほど。」


渚沙。

「それってうちの学校の校長じゃない。」


心玖。

「金貨が入っているよー。」


環奈。

「情報を整理しつつ。」

「撤収するのだー。」

「予想外の事があったら駄目だからねー。」


地下発電所から撤収。


とりあいず。


情報整理です。


校長先生の名前は「椎名満」です。


校長先生は外出中なので。


明日問い詰めます。


今日はメールのやり取りが凄いですね。


情報が漏えいしないようにしていましたが。


運営側がネッ上にデマをばら撒いて。


攪乱工作を行っていました。


そんな様子を見ながら。


明日に備えます。

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