第42話

千夜ちゃんと萌峰ちゃん。


意見交換。


萌峰。

「これからは芸術がモノを言いますね。」

「これからは芸術ですよ。」


千夜。

「芸術は常に魅了します。」

「あらゆる思想や狂気。」

「美しさが凝縮されている。」


萌峰。

「真理を観たような。」

「あの感覚が素敵。」


千夜。

「クラシックはより芸術としての音楽になっています。」


萌峰。

「モーツァルトは楽しい楽曲が多く。」

「ベートーヴェンは芸術的。」


千夜。

「クラシックは音楽の教科書ですね。」


萌峰。

「そうなると。」

「現代の音楽家はちょっと概念から外れたかなーって。」


千夜。

「現代は全体的にかっこつけたがる。」

「音楽は音の芸術。」

「本来の音楽を忘れている。」


真美ちゃんと若葉ちゃん。


2対1で太鳳ちゃんに敗北。


たおちゃんは元ユース選手なんですね。


杖の先端に魔石の結晶が装着された武器を持っていて。


感電させて捉えるパターンが得意。


魔石は消耗品だから。


近くの鉱山で入手する。


それだけに注意すればいいものではなく。


魔法攻撃も得意。


動画配信されているのですよ。


あと。


校内新聞が凄い事になってます。


いろはちゃんと練習試合。


環奈。

「なんか自然体の動きだね。」


彩葉。

「自然に体が動く。」


環奈。

「達人。」

「段々と慣れて。」

「まともに討ち合えるようになったなあ。」

「思えば本能的に戦う部分があって。」

「どうしても本能が勝ってしまうので。」

「その本能的な部分が疎ましかったです。」


彩葉。

「あなた本能を克服する訓練を受けてないの?」


環奈。

「まだ途中だから。」

「本能的な考えや行動とか。」

「本能がまだ勝ってしまっている。」

「でも最近ようやく本能を服従させ。」

「理性的になったよ。」


彩葉。

「剣術はただ相手を斬る。」

「それだけを追及すればいいもの。」

「シンプルよ。」


アマチュアでたまにやりますが。


実戦経験があるのに。


この力の差に驚きました。


けっこう教えてくれるいろはちゃん。


これを期にファンになりましたよ。


ベンチにて。


彩葉。

「フィロソフィア。」

「女性は力を肯定し。」

「力を持たなければいけない。」

「学問なしで何か出来る女性は居ないし。」

「そうでないなら女性モドキ。」

「あれは女性ではありません。」


環奈。

「女性モドキ?」

「女性らしい女性ってなんですかね?」


彩葉。

「まずは女性が実在するありとあらゆる可能性を。」

「実行する事から探究が始まるのでしょう。」

「ナポレオンはゲーテと会った時。」

「これが人間だ!と感動した。」

「歴史に習い。」

「ナポレオンのような英雄から。」

「これが女性だ!と言われた人が真実です。」


環奈。

「わたしは男性から教わった。」

「男性が確立した書物をモノにした。」


彩葉。

「女性史について教えてあげる。」


いつの時代もあったんですね。


ありとあらゆる可能性が。


それを実行しなかったこと。


いろはちゃんはそうした女性を。


女性モドキと嫌っているようです。


彩葉。

「あの金髪の女の子。」


環奈。

「ふぇっちゃん?」


彩葉。

「よーし。」

「風格が良さそう。」

「またねー。」


環奈。

「うん。」


ニュースがあって。


ここ数週間で。


悔い改める人が多くなり。


小さな集会がたくさん作られたとか。


真理を買え。


知恵も悟りをも買え。


無事に買えたようです。


私はようやくすっきりです。


いろはちゃんからいろいろ習って。


勉強は単なる基本で。


役に立つかは度外視されていますが。


学問は実際に通用しますし。


影響力は凄まじい。


フィロソフィア。


わたしも獲得しました。

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