第28話
みんなで映画を観に行きました。
夏休みはこうして過ごすのがいちばんです。
麻友。
「さすがに有名だけありますねー。」
杏桜。
「外見だけで惚れたりしないわ。」
「きちんと相手を見定めて。」
「それで私はあの映画に惚れた。」
フェルト。
「あらまあロマンチック。」
環奈。
「ほのぼの戦車隊。」
「あんなほのぼのとした戦争は無いよねー。」
理沙。
「最近は世界の主導者を決めようと戦争をしている。」
渚沙。
「義の為に戦争をするなんて思わなかったわ。」
詩織。
「人類を到達点に向かわせようと。」
「みんな真剣ですよ。」
心玖。
「むかしは必然的に戦争になっていたから。」
「強いられて。」
「でも歴史って人が創ったものだから。」
「私達がいかに歴史を学んでいないか明白だよ。」
桜花。
「歴史を否定するのって。」
「自分達で創っておいて否定すんのかい。」
フェルト。
「そんな人間のほうが駄作です。」
環奈。
「それじゃあコメディです。」
麻友。
「いいえギャグです。」
環奈。
「歴史はアートだから。」
「習うだけ習うと有益だよ。」
フェルト。
「歴史は教科書。」
渚沙。
「賛成。」
理沙。
「ってことで。」
「ほのぼの戦争なんてけっこう本質を突いていたり?」
詩織。
「それだけ戦いたくてうずうずしてたんですよ。」
「生粋の兵士ですよね。」
「しかも余裕があるのはおもしろいところ。」
環奈。
「なんかカッコつけとは違ったよね~。」
フェルト。
「そこが良い所だったわあ。」
売店でスイーツを買って。
みんなそれぞれ目的があります。
心玖。
「わたし古本屋。」
麻友。
「私は人間観察です。」
「これから1時間たっぷり。」
フェルト。
「私は試合広場に行くわ。」
「今日も草試合をやっている筈。」
杏桜。
「私は独身!?」
理沙。
「仕込まれる予定。」
渚沙。
「軍人に訓練つけて貰う予定がある。」
桜花。
「ちょっとしたバイトをやるから。」
詩織。
「文学をやる予定です。」
環奈。
「じゃあみんなまたねー!」
みんなでちょっとした円陣を組んで解散。
環奈ちゃんは帰宅後。
切り株の林にて。
細い枝などを切り刻んだ。
最近はこの訓練によって。
剣捌きの精度を可能な限り最高のレベルにまで高めていた。
堅牢で効率的な動きを基本とし。
隙を最小限に抑えている。
アクロバティックな剣術も取り入れ。
魔法の一種を用いて。
走り、跳び、回転するといった自然界における剣士の能力を極度に高めている。
物理法則の限界を超越し。
あらゆる動きを組み合わせることに成功した。
環奈ちゃんの剣術は精巧な動きに満ちている。
環奈ちゃんはいろんな動物のデータを持っており。
それぞれの戦闘スタイルから独自の剣技を編み出している。
現実を超越したスタイルはセオリーを無視しており。
変則的になっていった。
環奈。
「これがお父さんが言っていた変則かあ。」
「よし。」
「これからが私の本番!」
環奈ちゃん笑顔でジャンプ!
スキップで帰宅!
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