第25話
家で勉強している環奈ちゃん。
休養も大事な要素。
適当に勉強しつつのんびり過ごしています。
メールフォルダはいっぱいですけどねー。
環奈。
「コリント人への第二の手紙12章9節。」
「わたしの恵みは、あなたに十分である、というのは。」
「わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである。」
「なるほどー。」
「人はそもそも本質的には弱いから。」
「これが欠けていたら力そのものについての悟りがない。」
鳥が自由自在にのんびりオリーブの木に止まっています。
1週間に2回。
鳩の餌を特定のポジションに設置しますので。
たまにキジバトがやってくるのです。
お米も撒いたりします。
2等米は有り余っていますねー。
趣味で育てる人が多いからでしょう。
環奈。
「原理原則に縛られることなく、それに従う。」
「リベラルアーツ。」
「型にハマった考え方が通用した試しはないなー。」
剣を磨きながら。
ショートソードではないですね。
それより刀身が長く。
ロングソードのようには大きくありません。
武器は人のステータスで。
武器を正しく扱えるのは人の誉れ。
これは。
倫理による適合検査で。
検査に合格しないと持てません。
年に検査が一回入ります。
環奈。
「こんな言葉もある。」
「敵と戦うときに。」
「勝敗を考えていてはいけない。」
「状況に応じて。」
「最善の手を打つだけでいい。」
「さすが歴戦の勇士。」
「そんなスタイルもあるんだ。」
環奈ちゃんはコロニーと呼ばれる。
密集型住宅地に赴いて。
人を観察してみました。
みんな自分の弱さを語っています。
共同ホールでは連日のように市民同士の弁論大会があるのです。
それを見ていました。
大地は自然いっぱい。
人類が自然を大切にする。
自然由来の文明を選択した為に。
自然豊かで。
人が住めるエリアを区切ってあります。
なので密集型コロニーなどは誕生し。
1キロ×1キロで二千人の人口を達成するなど。
最先端テクノロジーの成せる技。
商店街もきちんと定められて密集していますよ。
最近になって怪獣が増えています。
戦いの相手としては不足はありません。
戦う事で成長するのです。
怪獣は良い相手ですね。
自然の中を散策です。
川が自然のままに存在する。
清潔な空気の中で。
環奈。
「たまにはお散歩。」
「世界をきちんと見定めて。」
「それから決めても悪くないよね。」
歴史の教訓や聖典の訓戒が活かされています。
宗教教育が普遍の学校では。
人についての考察が豊富ですよ。
環奈。
「聖潔な世界がみんなの目標。」
「聖なる力かあ。」
「そこまで到達できるかなあ。」
環奈ちゃんも模索の日々。
まだ女の子。
これからいろいろ定まっていくのです。
それまで探索を続けていますよ。
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