第11話

遠く離れた所に前文明の地下基地がありますので。


探検に出発です。


一応はイベントの制定範囲に入っています。


前文明の遺跡は。


地域にはたくさんあります。


そのうちのひとつ。


後期夏期講習を逃れたメンバー。


桜花ちゃんと麻友ちゃん。


さんにん。


環奈。

「たいした恐獣は居ないって。」


桜花。

「ある程度の情報はあるのよね。」


麻友。

「油断はしませんよ。」


正面入り口から侵入。


入り組んだ機械通路。


上下に複雑に組み合わさった通路。


兵器の残骸。


電灯が生きている。


いろんなオブジェがある通路。


生きた遺跡と呼ばれる所以です。


施設の一部はまだ稼働しています。


一説には誰かが修復しましたが。


途中で諦めて放置したとか。


環奈。

「左右警戒。」


麻友。

「私は横を見ています。」


桜花。

「私は後方を。」


スライムが居ましたが。


切り刻んで倒しました。


やたらと好戦的な。


鋭い爪を持つバトラーマウスと呼ばれる。


恐獣が居ましたが。


麻友ちゃんが仕留めましたよ。


麻友。

「先制発見。」

「先制攻撃。」


桜花。

「情報と少し違っているようね。」


環奈。

「それなりに厄介な恐獣が居たからねー。」


麻友。

「ここは司令室ですかね。」


環奈。

「ミサイルサイロも兼ね備えていたから。」


桜花。

「人類は結局こういうので自滅するのね。」


麻友。

「そうですねー。」

「人類が滅ぶとすれば自滅ですからね。」


環奈。

「哀れな結末!」


宝箱がありました。


お金が入ってましたよ。


500円硬貨6枚。


指令室から出て。


大きなホール。


ここは兵隊を集めて。


いろんな事をする多目的ホールのようです。


故障している防衛ロボットがおりまして。


剣と盾を持っています。


麻友。

「避弾経始の盾を持ってますね。」

「あれで向かってこられると。」

「弾丸をすべて弾いてしまうんですよ。」


桜花。

「驚異的なシールドね。」


環奈。

「剣兵は基本そういう盾を装備して戦場に出るのだー。」


ロボットが起動してしまいました。


麻友。

「あれー?」

「これも修理されている?」


環奈。

「なんてことー。」


ロボットは動き出しました。


でも。


故障していますので。


動きがぎこちないです。


麻友。

「ガーディアンMK.2」

「傑作防衛兵器として前文明で量産されたタイプ。」


環奈。

「向かってくるよー。」


麻友。

「えーい!」


麻友ちゃんが発砲。


避弾経始の盾を全面に押し出されて。


弾丸がすべて弾かれます。


環奈。

「かんなやります!」


環奈ちゃんが切り刻みますが。


装甲が分厚いですねー。


ロボットは動きが遅過ぎます。


桜花。

「任せて。」


桜花ちゃんが短刀で切り刻みました。


面白いほど装甲が切り裂かれます。


ロボットは破損して動かなくなりました。


麻友。

「なんていう切れ味!」


桜花。

「半霊半物質の刀剣だからよ。」

「特殊な剣を特注で♪」


環奈。

「すごーい!」


最深部に進みます。


コウモリ型防衛ロボット(半壊)の大群が待ち構えていましたが。


環奈ちゃんがすべて薙ぎ払いました。


環奈。

「このくらい簡単簡単♪」


桜花。

「かんなやるわね。」


麻友。

「まさに無双ですー。」


最深部は元機密エリアだったようです。


いろんな実験室がありますが。


宝箱を発見しました。


環奈。

「えっと。」

「銀貨がいっぱい入っているけれど。」


桜花。

「なんですってー!?」

「わー!」

「私のマイドリーム!」


麻友。

「これ本物の銀貨ですよ!?」


環奈。

「よーし!」

「山分けするのだー。」


この探検で銀貨をたくさん獲得できました☆


町興しの一環として開催されている宝探しですが。


どうやらバックに何か大物が居るみたいですね。


いろんな地域からも来客があるくらいですから。


帰路は特に何も遭遇しませんでした。


あんまり危険地域に長居は禁物です。


環奈。

「予想外の事には用心。」

「引き揚げよう。」

「目的以外の事はしちゃ駄目。」


麻友。

「兵法の原則ですね。」


桜花。

「帰りも警戒しながら行きましょう。」


地上に出て。


そのまま帰宅にしましたよー。


今日は銀貨を大量獲得。


みんなには内緒です☆

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