第7話
麻友。
「大変ですー!」
環奈。
「どしたの?」
麻友。
「心玖ちゃんが夏風邪だって。」
渚沙。
「なんですって?」
環奈。
「お見舞いに行こうよー。」
麻友。
「そうするですー!」
心玖ちゃんが夏風邪をひいてしまったので。
お見舞いをすることにしました。
心玖ちゃんの家。
心玖。
「冷房病かなー?」
「体が冷えてしょうがないや。」
環奈。
「思った以上に冷える夜もあるからねー。」
「少しずつ風邪が強まったみたい。」
渚沙。
「栄養ドリンクを持ってきたわ。」
麻友。
「私はホッカイロです。」
心玖。
「みんなありがとー。」
環奈。
「かんなは少年漫画なのだー!」
心玖。
「なんで?」
環奈。
「これで熱くなるのだー。」
麻友。
「ちょ。」
心玖。
「温めるのはハートじゃなくて体だよ?」
環奈。
「えー。」
渚沙。
「あんた天然なの?」
環奈。
「かんなも分からないのだ。」
心玖。
「少し元気が出たよー。」
「ありがとねー。」
環奈。
「お大事に!」
今日の散策です。
フェルちゃんと一緒ですね。
麻友ちゃんと渚沙ちゃん。
古城を訪れました。
環奈。
「ここに何かあるかなー?」
渚沙。
「人の気配があるわね。」
麻友。
「あそこに居るのは誰ですか?」
「あれー?」
「逃げないでください!」
環奈。
「逃げられたねー。」
何者かが逃亡してしまいました。
古城の陰から。
???
「だからやめろって。」
魔族。
「いいじゃない。」
「たまには狩りもやりたいし。」
???
「狩りと戦いの区別もつかないのか!!」
「密猟者もライオンに食われる。」
「そんな史実も無視するというのか!?」
魔族。
「いいもん。」
「少しくらいちょっかい出してもいいじゃない。」
???
「魔王に咎められるぞ。」
「こら!待て!」
魔族。
「人間どもー!」
「今日のあたしは違うぞー!」
フェルト。
「あら?どう違うのかしら?」
魔族。
「あー!」
「前にこてんぱんにしてくれた女!」
「よくもやってくれたわねー!」
麻友。
「まだ捕まってなかったんですね。」
渚沙。
「ひと捻りよ。」
魔族。
「食らえー!」
火の球を投げつけてきますが。
フェルトは打ち払いました。
魔族は接近して鉤爪で攻撃。
フェルトは軽く回避して。
くるっと一回転。
深追いする魔族にまわし蹴り。
魔族ふっとばされてうずくまる。
フェルト。
「思ったより弱いわね。」
魔族。
「そんなー!」
麻友。
「捕まえるか仕留めるか。」
銃口を突きつける麻友。
他の魔族がスモークを炊いて。
仲間を一瞬で担いで逃げました。
渚沙が追走。
射撃されますが。
魔族は攻撃を食らいながら。
逃げ延びました。
渚沙。
「もう少しだったわね。」
麻友。
「さっさと撃っていれば良かったかも。」
フェルト。
「捕らえれば賞金だから。」
「簡単に仕留めたらもったいないわよ。」
麻友。
「確かにそうですね。」
環奈。
「あんまり長居しないほうがいいね。」
「さっさと散策して帰ろう。」
古城の探索は直ぐに打ち切られました。
宝箱もヒントも未発見で。
謎の逃亡者まで目撃していましたが。
麻友ちゃんが撮影に成功していました。
環奈。
「これ仮面被っているよ。」
麻友。
「運営側が用意したダミーかもしれませんよ。」
フェルト。
「運営も頭脳プレーが冴えるわね。」
渚沙。
「意外とやるわね。」
心玖ちゃんが復帰しました。
心玖。
「みく復活だよ。」
環奈。
「待ってましたー!」
心玖ちゃんに抱き着く環奈ちゃん。
麻友。
「体調管理は気をつけてね。」
「簡単に治って良かったです。」
渚沙。
「風邪は万病のもと。」
「大事に至らず良かったわ。」
心玖。
「最近の情報は?」
環奈。
「報告会をするのだー。」
今日ものんびり過ぎていきます。
女の子達は確実に成長して。
自身の探求を深めているのでした☆
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