第4話

学校は自由登校です☆


環奈ちゃんの部「有神論会議」と。


お隣の「多芸多才集会」はライバルです。


ばったり。


フェルト。

「あー!環奈!」


環奈。

「あー!フェルちゃん!」


フェルト。

「いい日に会ったわね。」

「いい加減決着つけるわよ!」


環奈。

「また正式な機会に。」


フェルト。

「上等じゃない!」

「次こそはねじ伏せてやるわ!」


廊下。


渚沙。

「久々に勝負しない?」


理沙。

「あら?」

「また負けたいのかしら?」


渚沙。

「トップ争いに終止符を打ってやるわ。」

「裏に来なさい。」


理紗。

「そうね。」

「あんたと久々に勝負したかったし。」

「最近どうも強い奴と戦った事ないし。」


裏で。


渚沙対理沙。


理沙。

「魔力制限は?」


渚沙。

「レベル3」


里沙。

「いいわよ。」

「指輪を取り付け完了。」


渚沙。

「はじめるわね。」


渚沙のフレア。


里沙には効きませんでした。


里沙。

「魔法防御力が高い私には効かないみたいね。」


渚沙。

「挨拶のつもりよ。」

「こんなひ弱な攻撃が効いたら凡人以下よ。」


里沙はマイクロブラックホールを作成。


投げつけてきました。


重力波で吹っ飛ばされますが。


見事に着地。


渚沙。

「ニュークリア。」


光の球が地面に着地した瞬間。


大爆発。


里沙は避けています。


渚沙の近接戦闘。


渚沙。

「ヒートハンド。」


里沙。

「当たらないわ。」


渚沙が近接攻撃でフレアを当てました。


里沙。

「あらら。」

「指輪の魔法防護力が無くなっちゃった。」

「負けだわ。」


渚沙。

「あんた本気出してないでしょ。」


里沙。

「バレた?」


渚沙。

「失礼な奴ね。」


里沙。

「10勝9敗ね。」


渚沙。

「いいわよ。」

「肩慣らしになったし。」

「また付き合ってよね。」


里沙。

「いつでも。」


多芸多才集会の部室。


桜花。

「最近の教育は自主性スタイルよねー。」


詩織。

「教師だって万能ではありませんから。」

「自分で確かめたものが確かなもの。」

「でしょうか。」


桜花。

「幸いにも学校には膨大な資料があるし。」

「先生が生徒に合った方針を打ち出してくれる。」

「先生が教えるスタイルじゃなくて。」

「生徒が自ら体験して学ぶスタンス。」


詩織。

「それで好成績ですから。」

「ひとつの成功と言えますね。」


環奈。

「お菓子を配りに来たのだー。」

「作りすぎたのだー。」


桜花。

「おおー!やったね!」


詩織。

「ご厚意に感謝します。」


杏桜。

「あれー?」

「すごくいいものがあるー。」


環奈。

「マカロンとクッキー。」

「どっちがいい?」


杏桜。

「そんな!」

「どっちが好きだなんて言えるわけないじゃない!」


環奈。

「男の人を選ぶわけじゃないよー。」


杏桜。

「それでポテトチップスに浮気したら!?」

「ああだめよ!」

「わたしが決めるのはたったひとつだけ!」


桜花。

「真顔でギャグをやってくれるな。」


杏桜。

「わたしはいつだって真剣よ!」


詩織。

「うふふ♪」

「一生懸命決めましょ♪」


フェルト。

「見つけた!」

「さあ練習剣持ってきたわよ。」

「やりましょ!」


環奈。

「お菓子を食べてからなのだー。」


フェルト。

「なんですってー!!」

「なんでそんないいものがあるのよ!」


お茶タイム。


麻友。

「文明について考察しましょう。」


心玖。

「むかしの文明って行き当たりばったりだったよね。」


麻友。

「ほとんど無策だったらしいですね。」

「あ。」

「お茶が来ましたよ。」


渚沙。

「勉学も熱が入り過ぎると焦りになり。」

「余計な疲弊を招くわよ。」

「休憩や憩いも挟むべし。」


麻友。

「正論ですね。」

「言われた通りにしましょう。」


体育館。


フェルト。

「今度は勝つわよ!」


環奈。

「勝負なのだー!」


環奈対フェルト。


フェルトは突撃。


激しい斬り合い。


環奈ちゃんは後ろに引きながら。


突然前に。


スプリントスラッシュ!!


フェルト。

「うわああ・・ちょ!それを狙ってたわけ?」


環奈。

「スピードアップするのだ。」


環奈ちゃんのスピードがぐんぐん上がっていきます。


フェルトは対応できなくなりました。


あまりに機動性に優れた動きをされ。


避けては攻撃。


避けては攻撃。


繰り返されて。


練習剣がフェルトにヒット。


フェルト。

「もー!どうしていつも勝てないのよ!」


環奈。

「フェルちゃんも強いけれど。」


フェルト。

「もー!覚えてなさいよー!」


退場。


その日の夜。


フェルトはランニング中に公園を見ましたら。


環奈ちゃんがふたり相手にトレーニングしていました。


練習剣で。


ひとりでふたりを相手にして。


永延と試合をしていましたね。


フェルト。

「あの動きと剣捌きはああして身についたのね。」

「私はちょっと見くびっていたわ。」


フェルトは修練を見直すことにしました。


相変わらず。


宝探しと犯人捜しイベントは継続しており。


証拠のひとつ。


「佐々木である」というヒントを見つけました。


SNSで公開されているヒントですが。


フェイントかもしれませんね。


夏休みもまだ序盤です☆

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