黒百合の花言葉

(前回までの話)

槙村を捕まえるべく動き出していた辰実。彼を誘導すべく動いていた松浦、饗庭、早瀬が動いていた事に、"日登美"がフィクサーとして関わっている事に辰実と梓はそれぞれ辿り着いた。


更に、早瀬の役割について違和感を感じていた辰実に対し饗庭は"フィクサーを呼ぶ"と話をする。一方で梓によって"辰実に出し抜かれた"事を悟った知詠子は、槙村との決戦まで"辰実の代役に徹する"と決めたのであった。



 *


槙村祐司が、7月に行われる市長選に立候補するという話は、防犯対策係も昼のニュースで全員が目にしていた。


"悪党が白々しい"と苦い顔をした宮内の横で、普段は冷静な片桐も怒りの様子を目に灯している。しかし、梓は"市長になる"という結果を予測する。


そうなる事で初めて、槙村は"表に"出てくるのだ。表に出てくるという事、それだけで"的になる"という事。辰実なら槙村が雄飛する瞬間を叩く、同じ真実に辿り着いた梓ならではの結論。



『もし、私が市長になった暁には、"黒沢愛結"を妻に迎えたいと思います。』


「このために黒沢を殺そうとしたとは、下衆な奴や。」


(7年越しにも一緒の事を…、しかも今度は堂々とするなんて余程自身があるみたいね。だけど、今ここでっていう対策も練れないのが事実。)

(クズ野郎め、絶対許さんけえ)

(黒沢さん、必ず帰って来るよな…)


知詠子と目が合う梓。出し抜かれたとは言えど"黒沢辰実"という人間を良く知っているのは知詠子の方だという事は事実である。このニュースを観ているのであれば、梓に何らかの連絡が来てもおかしくはないと踏んだのだろう。



『槙村さん、議員のお父様は市内の復興に力を入れてきましたが?』

『父の言うように、舘島をはじめとする"成間市"のリゾート開発、本町や若松商店街の復興、また県央だけでなく県南県西とも繋がりやすく街の格差を少なくというのはこれからにおいても大事だという事はよく分かります。…ですが、私は"新しく"県の象徴となる場所を作っていきたいのですよ。そこだけは"都市"にも負けないという場所をね。』


梓のスマホが振動する。画面には"黒沢辰実"と表示されていた。


「はい、馬場です。」

『黒沢だ。ニュースで槙村が喋っているのは見てるか?』

「ええ、観てますよ。防犯対策係の皆も一緒に。」


『馬場ちゃん、槙村が結婚式を挙げるとしたら"若松島"が一番適していると思うのだが。何か思い当たる所はあるか?』


思い当たる節はあった。梓は先日買ってきた"わわわ"の新刊に若松島のチャペルについての記事があった事を思い出し、鞄に入れていた"わわわ"を開いた。


「今月の"わわわ"読んだんですけど、若松島のチャペルの記事が書かれてましたね。なんでも、島の中心にあって"島の周囲を一望できる"とかいう話です。"地蔵ボンバー事件"の時のカフェのオーシャンビューなんて目じゃないですね。」


『発言からして"若松島"にこだわってるのは明白だろう、そんな場所があれば絶対食いつく。…それに、愛結がいくら拒否しても"脅して"結婚に漕ぎつけるだろう。』


饗庭の取調辺りでは、焦っている様子を見せていた辰実であったが電話の向こうではいつもの冷静な口調で話をしていた。



「黒結婚式よりも前に、愛結さんが槙村にセックスを強要されたら終わりですよ?」


『それに関しては、これから手を打つ。…とりあえず課長や片桐さん、駒さんと重。あと"知詠ちゃん"には"結婚式の日時が分かれば連絡をする"と伝えておいてくれ。』


槙村の事だ、そんな事もあり得るのは承知であった。辰実も"日登美の時の"惨劇を二度と繰り返さないために勿論手は打ってある。



 *


素敵だと思うぐらい、淫らにあえぎ狂い、快楽を表現した日登美の姿を、槙村は幾度も楽しんでいた。マネージャーの男が"まだ"いるにも関わらず凌辱を楽しみ、その状況に飽きればマネージャーの男を交代させ、自分がその位置に着いた。


拒否しながらも、圧倒的な服従を受け入れ始めた日登美の事を槙村は愛おしく思い始めた。"このまま全て屈服し自分がいなければ生きていけない状況にすれば、脅迫も恋人の事も、何も無かったようになる"と思っていたからこそ、ひたすらに虐げ続けた。


…そんな"モラル"と"インモラル"のせめぎ合いで乱れていた事を日登美は気付いていたが、槙村は気付いていた”だけ”である。



どこまで精巧に仕組まれた計算も、"勘"の前では吹けば飛ぶ時がある。人間の恐ろしさとは、その計算外にあると言っていい。


以前は槙村を嫌がっていた日登美も、何も言わず受け入れるようになった。ただ"受け入れる"でも違う点と言われれば、情を"交わす"ではなく"送る"だけの一方的なだけの事であった。



"服従"を成せば"交わす"事になる槙村は、徐々に見えてきた日登美の"無反応"にようやく気付く。仰向けの日登美に覆いかぶさって、繋がってまた離れ繋がる一連の動作を止めた時に、泣き狂っていた表情が徐々に虚ろになっていた彼女が急に"笑顔を見せた"事に、槙村は恐怖の一端を見てしまう。


…その危険にすぐ気づく聡明さはあったが、もう手遅れであった。


「犯さないの?恋人がいるにも関わらず"欲しい"と思ったからこういう事をしているのでしょう?」



その笑顔を否定するように、槙村は彼女の顔を殴りつける。ばらけた長い黒髪が、更に無秩序に乱れていく。右手で首を掴み締め上げても、日登美は槙村を冷たい目の底で眺めていた。



「そうやって、いつまでも苦しみ続けなさい。」



ガーネットの淡い光を湛えた両目が槙村を見据え、笑顔を向けた。狼狽える槙村を、優しく抱き寄せキスをする。部屋に誰かが飾っていた百合の花が、その時は真っ黒に見えた。その花言葉の意味を知れば槙村はまた、日登美への恐怖は堰を切ったように押し寄せる。


何発か、日登美の頬を殴る槙村。


痛みも何も感じていない様子に、恐怖は消える事が無かった。


そして、長い髪と首を掴んで引き摺り、部屋の外に裸のままの日登美を投げ捨てる。"後は好きにしたらいい"と支倉や日下部に言って入口のドアを閉めたのが、蔀が彼を見た最後であった。


「日下部さん、最近私、妻が相手してくれなくてね…」

「ええ、好きにしたらいいですよ」



この時既に松浦、饗庭、早瀬の3人が事情を知っていた事が、日登美の仕込んだもう1つの"毒"と言っていいだろう。毒がその生命を蝕み尽くすまで苦しみ続ける槙村の様子を思い、日登美は"最後の"笑顔を作る。



 *


「…全く、懲りないかあの男は。」


グラビアやモデルに来る仕事は、"わわわ"社内でもちゃんと管理されている。"話がしたければ事務所を通せ"というのはこの事で、勿論の事"黒沢愛結"も例外ではない。仕事をし慣れた相手でも、そこは義理を通し"わわわ"の方に連絡がくるのだが。



『…今度の広告も、愛結さんを起用したかったんですけどね』

『聞いたら、槙村さんの市長は"ほぼ"決まってるようなモノらしいじゃないですか。そうなれば愛結さんも再婚して、市政の方に力を入れる事になる。』

『姿勢は、我々民間企業の支援はするが直接の話は無いですからね。特に槙村議員の関係となると、"恩田ひかり"の話もあるし我々はあんまり…』


悉く"仕事が断られる"電話を、片っ端から早瀬は捌いていく。



「…その話は、最初に誰が?」

『槙村さんから、直接我々に謝罪がありましたよ。』


通話を切ると、早瀬は受話器を叩きつけた。



「これは、背任行為です!自社のグラビアの仕事を"全部白紙にする"マネージャーがいますか!?」


人事課に入ってきた早瀬は、開口一番課長に怒鳴り込んだ。勿論、課長も"それはご最も"だと分かっていても"相手が相手だけに"言えない事がある。


「夫が亡くなって、四十九日も終わってないというのに"結婚"なんて常識無いのは分かるよ。でも、槙村さんを敵に回す=市政を敵に回すって事だからねー…、そうなるとこちらの活動を危ぶまれるんだよな」


そのままの怒りで相手を穿つように、人事課長の眉間に向けて人差し指を突き突ける。実際に拳銃でも"目先に向けて銃口を向けられると危機感を持つ"というのがあるのだが、拳銃とまではいかなくても1人を驚かせるぐらいは人差し指にできた。



「そうやって見てみぬふりをする貴方も、あの男と同罪です。殺されたら万歳三唱されても当然の、性犯罪者とかいうクソ野郎です!」


「早瀬くん、何を言うか!」


思わず声をあげる人事課長。…しかしながらその前にもう早瀬の剣幕で人事課が静まり返っていた。


「クビにしますか?"てぃーまが"で"恩田ひかり"の事があって嫌気が差していた所でヘッドハンティングしてもらいましたけど、そろそろ"わわわ"のサル共にも嫌気が差してきた所でした。私はフリーでも十分やっていけますから、ご自由にどうぞ。」



とだけ言い、去ろうとした矢先。振り向きざまに人差し指を人事課長の眉間に向けて突き立てる。


「あと、"愛結ちゃん"に対する謝罪の言葉は考えておいて下さいね。…最も、言葉だけでは無く誠意も形にしなければいけないと思いますが。」


突きつけた人差し指で、眼鏡の位置を整えながら去っていく早瀬の姿を、人事課の全員が見守るしかできなかった。先日に早瀬と電話した村里も、その剣幕に終始何も言えなかった訳である。




(啖呵切ったものの、どうすればいいかは考えて無かったわね)


休憩スペースの自販機でコーヒーを買って、冷静に思考を巡らせようとする。日登美が地獄の縁から笑顔で作り上げたこの"舞台"だけは最後まで演じ切らなければならない。状況を考えれば"終わった後が大事"と思っていた早瀬は、"愛結を守る"方法を考え続けた。


もし愛結が汚されたら、辰実が槙村を逮捕し事件を解決させても"上手く"終わらないだろう。二度と戻る事の無い傷だけが、辰実と愛結を苦しめる事となる。


最悪だ、と言葉を飲み込んだ。



それでも状況から目を逸らさない早瀬に手を貸すべく現れたかのように、スマホが鳴る。電話の相手は"黒沢辰実"と書かれていた。


「はい、早瀬です。」

『久しぶりですね早瀬さん。黒沢です、覚えてますか?』

「7年前より元気になったじゃない?」

『早瀬さんの状況を考えると、そうなってしまったんですよ。』


"変な事を言う"と辰実の様子を笑った。


「今さっき、"わわわ"の人事課が愛結ちゃんを見殺しにすると証言頂いてきた所よ。…苛ついたからボロクソに言ってやったわ。」

『でしょうね。そんな事だろうと思って、1つ手を打っておきました。』

「そこまで気が利く子に成長してくれたなんて、早瀬さん嬉しいわよ」


『"花嫁"が見れるまでですからね。結婚式終わったらもう、俺達には打つ手がないかもしれません。…なので、出来る事はやっときたいのですよ。』


「出来る事?勿論、私のやる事はあるんでしょうね?」


"勿論"とだけ辰実は答えた。



 *



辰実の事故死が報道されてから1ヶ月が経っていた。


その間、"工場襲撃"の時以外に辰実は饗庭のマンションから一歩も出ていない。たまには饗庭と居候の女以外と話をしたいのだが(そう言えば先日、梓に電話をした)、そんな辰実を見かねてか真実を伝える為か、饗庭は"フィクサー"である日登美を呼ぶと言ってくれた。


…正直、それは楽しみというか緊張というか、複雑な感情なのだが落ち着いて待つ事ができた。



暫くしてやって来たのは、1人の女性。


白磁を思わせる透き通った肌に、綺麗な線を描く長い黒髪。ガーネットの淡い光を滲ませハッキリとした両の眼をした、細身の女性。


身長は、愛結より少し低いぐらいだった。


「俺はちょっと出かけてくる」


と言って、饗庭はそそくさと出て行ってしまう。居候の彼女も、辰実に"お遣い"を頼まれて出て行ったまま帰ってきていない。



「すまないが日登美さん、再会を喜んで良いのかも俺には分からないんだ。」

「そう言うと思ってたけど、こうやってもう1度会えただけでも嬉しいわ。」


いつも饗庭が座っているソファーには座らず、適当に引っ張って座っているスツールを2人は動かし、対面するように座った。



「こうやって会えたという事は、私の口から全部話さないといけないのね。」

「…ああ。今この場で全て話して欲しい。」


一息おいて、日登美は話を始める。


「私が槙村や支倉、日下部に何をされたかは知ってるわよね?…実は私の友達が、槙村に"同じ事を"されて自殺してしまったのよ。だからあの男が近づいてきた時、私は"何をされるか"分かった。だからこそ、"いつか"槙村に制裁を加えるために松浦さんや早瀬さん、あとは饗庭さんにも協力をしてもらった。」


「その計画が、"俺に"槙村を捕まえさせる事だったんだろう?」


「辰実は、自分でその事に気づいたのよね。」


よそよそしく話を始めた日登美は、急にニコリとする。


「気づいた時に、"あの時何かできなかったのか?"と思ったよ。…どうせ"権力"に打ち返されて何もできなかったのだろうけど。」

「だからよ。だからこうやって、"時間をかけて"準備をする必要があった。…私も私で、出来る事をした。」



その時点で、日登美が"槙村に屈服せず"最後まで抗った事を辰実は理解した。織部日登美という女性は、辰実が愛した"強く美しい女性"である事は間違いなかったのだ。



「恐怖を植え付けるまで、槙村に求められ続けた。私を完全に服従させたと思った槙村に、"そんな事は無い"と気づかせてキスをしてあげた。それでもあの男は、"自分の前で思い通りにならない女はいない"と思いたいから、下らない事をいつまでも続けているのでしょうね…。」


凛とした彼女の様子に、誰もが魅了されていった。辰実や愛結もその1人であったが、辰実だけが知っていた"織部日登美"の部分を無理矢理奪った事に達成感を感じていた槙村は、"それが嘘だ"と気づいた時に激しく傷ついたのだろう。



その感情を利用した日登美の事を考えると、"本当はやめてほしかった"とは言えなかった。もし当時に知ればそう言っていたのだろうが、時間が経ち辰実も変わっていたから"別の気持ち"を抱いていた。


「結局、支倉達に好きなようにされて妊娠したのが分かったら捨てられたわ。スキャンダルと家族の焼死というオマケ付きで。…辛かったけど子供は堕ろした、当時はあの時の事を考えると嫌で嫌で気が気じゃなかったから。」


「日登美さん、その後は?7年の間は何をしてたんだ?」


「早瀬さんに匿われていたわ。結局は辰実と引き裂かれた辛さがこみあげて、何年かは何もする気が無く居候をしてたけど、徐々に立ち直ってきた。それからは匿名で性犯罪者のカウンセリングをしてたわよ。」


"来るべき時まで日登美を匿う"という事が早瀬の役割であった。この時点で、日登美が仕込んだ"毒"と、辰実が槙村を打ち倒すべく準備された全ての行程を理解する。



「幻滅したでしょう?私は、辰実が"好きでいてくれてた"と分かってたから槙村を受け止めた。貴方の気持ちも、私が槙村を陥れるための武器に……」


「そんな事はいい!!!」


声をあげて、辰実は日登美の発言を制止した。


「それでも、こうやってもう一度会えたんだ。俺はもう、それだけで十分だよ。」

「貴方が、何で泣くのよ?」


さめざめと涙を流している辰実の姿が、日登美の目には映っていた。何をされたか知った時に傷つきもしただろう、それを知らない振りをして生きてきた事もまた苦労であり、思い出さされた時にも苦しんだハズの辰実からは、待っていた"怒り"の言葉は出てこない。


いっそ罵倒し、怒り、気持ちを断ち切って欲しかった日登美も涙を流す。


「怒りなさいよ!私は辰実を、自分の復讐の道具にあてがったのよ!…自分が招いた事を、人に解決させようとしているのよ!?」


「俺を苦しめたなんてどうでもいい!…俺は、日登美さんがこうやって"我儘を言ってくれた"事が嬉しいんだ。何もできなかったからこそ、せめて最後に償いをさせてもらえる事を良いと思ってるんだ!」


静かに泣いていた日登美が、声をあげて泣き出したのを辰実は静かに見つめていた。いつか愛結と恋人になる前に見せた泣き顔が、日登美と被ったのをよく覚えている。


(日登美さんに何もできなかったから、せめて愛結は…と思ったんだ)


今こうやって目の前で声をあげて泣いている日登美の様子が、その時の愛結と被って見える。やっと2人は"本当に"恋人だったと言えるのだろう。



辰実は日登美を愛し、日登美は辰実を愛していた事が分かっただけで、2人はもう充分であった。2人ともが無理矢理引き裂かれた穴を埋めたくなかったのは、"あの時に互いの気持ちを言えなかったのだから、それまでの話なのだろう"と分かっていたからである。


日登美はここに来る前に早瀬から、"愛結を守る"ための手立てを辰実が講じた事を聞いていた。やっている事は"日登美の気持ちに応える"という話の線上にあるにも関わらずその目的は"愛結に"向けられていのだ。


傷つきすぎて噛み合わせの部分が分からなくなった関係を、もう無理矢理に噛み合わす事が無い。そして"償い"の気持ちが2人の間を繋いでいるのだから、槙村を捕まえる=目的が終われば全部終わりなのだろう。



「辰実、これだけ最後に言わせて?」


静かに、辰実は頷く。


「愛結ちゃんの事、幸せにしてあげてね。デビューした時から凄く良い子で、小さい時から苦労もして、それで綺麗に咲いたあの子の事を、守ってあげて。」


「はじめから、俺はそのつもりだよ」



たった数十分の出番で、日登美は自らが脚本した舞台を降りていく。その最後は辰実が締めくくる事になるが、最後まで演じ切らなければならない。


そうやって終える事が、せめてもの"償い"だろう。


(さようなら、日登美さん)


宙ぶらりんのままで何年も放置されていた恋の結末をやっと迎え、心に焦げ付いていて忘れきれない"何か"も、もう消えて何だったか分からなくなっていた。

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