第450話 死ぬ方向で放置!
危険生物なんじゃ無かったのかよ…。
いや、俺の認識が甘かった。
面倒くさいのは、バルタ〇星人とメフィラ〇星人だけでは無かった。
あるモニターでは、エイリ〇ンとプレデ〇ーがただ睨みあってた。
両方とも地球人を襲ってきただけの事はあり、ものすごい迫力だ。
エイ〇アンの身長は2mを軽く超え、モニター越しでも分かる程、その姿と大きさは大迫力だ! それに対して頭1つ分は低いプレ〇ターではあるが、恐れる事なく堂々と真正面に立って、エ〇リアンを明らかに威嚇している。
どっちか片方でも目の前に現れたら、この俺様でもちびってしまう事は間違いない。そんな巨悪な奴らが、ただじっと睨みあうって…マジで意味が分からん。
まさか、睨めっこでもしてるのか? いや、まさかなあ。
関わると面倒だから、ほっとくか…。
モザイク案件の触手うねうねスライムっぽい生物は、取りあえず真っすぐに突き進んでいた。
奴の通った後は、マジでペンペン草さえ生えない不毛の荒野と化していた。それもただ真っすぐに。
あいつにお世話スライム必要か? 手近な物全てを食ってる気がするけど…。
他に目を移すと、どう見ても戦闘力〇△万とか言いだしそうな宇宙の帝王とか、邪悪な魔導師が造り出したとされてる魔神だとか、どう見ても鳥山〇ールド全開のやつらがうじゃうじゃいるんだが…これにも対処する必要あんの?
ってか、鳥〇先生って、管理局の局員じゃなかったっけ? あれ、違った?
その他にも、どう見てもミク〇マンだとか、ショ〇カーの怪人だとか、ポージングしてる範馬〇次郎に花〇薫だとか、とにかくキワモノばっかり集めて纏めてこの星に捨てた感が出まくりだよ!
誰だよ、この星にヤック・デカルチャーとか呟くゼントラ〇ディ人を放り込んだ奴は!
そもそも生き物でも無いわ、あのモビル〇ーツは! 赤い流星だろ! ザ〇Ⅱだよ、シャ〇専用〇クⅡ!
局長、絶対にこれは意図的だろーが! こんなキワモノばっか偶然で集まるわけねーよ!
あーー! もういい! こんなのばっか千人も居たら気が狂う! こいつらは普通に対応してやれ!
但し、いきなりじゃ無く、ちょびっとずつ全滅の方向で! 徐々にあいつらの命を削るんだ!
もしも大陸の外に出ようとしたら、即刻あの世往きと言う事で!
モフリーナ、任せたからな? くれぐれも死ぬ方向で放置だからな?
変な情けは起こすなよ! あいつ等なんざ死んだところで、心も痛まんわ!
『大河さん、それはちょっと冷たいのでは?』
うるせーよ、サラ! あんなの生かしておいた所で、俺に何の得もねー!
『私としては、あそこの猫に近い見た目の生き物なんかは、ペットにしたいんですが…言葉も通じる様ですし』
あれは、キュ〇べえだよ! もとから言葉は通じてるよ! ボクと契約して、魔法〇女になってほしいんだ! とか言わせんのかよ!
絶対に却下だ! あれは人類をダメにする!
『では、アレなんかどうでしょう? なかなか可愛いと思いますけど』
使徒だよ! 新世紀エヴァ〇ゲリオンの使徒だよ! 人と変わらない身長だけど、間違いなく第4の使徒だよ! 個人的には好きだけど、却下に決まっとろうが!
『大河さんはケチですねえ』
そういう問題じゃねーんだよ!
あいつら生かしておいたら、碌な事になりゃしねえ!
この星を、世界を、人々を、征服したり蹂躙したり破壊する気満々だろうが!
『それじゃ、あれはどうしますか?』
あれ?
『そう、あれです…あっちのモニターです』
そこに映っていた物は…見てはいけない物だった…
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