エミコとコト子 その6 「カラフル、カラフル、カラフル」



***



 四月二十九日―――世間的には大型連休の初日。連休なんてものはいざ始まってしまうと膨らんでいた期待と予定はどこへやら、往々にして自堕落に時間が流れてしまうものだ。だからこそ、プレ日のようなこの日は下手すれば大型連休本編よりも気持ちが晴れやかだったりする。横浜に向かう電車の車内が風景だけでなくそこにいる人も明度と彩度が高めなのもきっと私の勘違いではないだろう。


「横浜に行くのは一年ぶりだな」

「そうなんですか?」


 隣に座ったコト子が意外そうな顔をした。県民なのに行っていないのが意外なのか、それとも私のようなヲタが横浜に行ったことがあるのがそもそも意外なのか、どっちだろう?


「去年は連休中に先輩と一緒に野球を見に行ったんだ」

「へえー、野球ですか。面白そうですね!」


 コト子は車内のあちらこちらで立つ白と青のユニフォームに視線を送ると楽しそうに笑った。うん、そうだね。あちら側の応援だったら私も楽しかったよ…………。

 しかし、二奈先輩が取ってきたチケットはビジター側だった。せいぜい二クラス分ぐらいのスペースに押し込まれてぐるりと囲まれるあの圧迫感たるや。おまけに先輩はわざわざ私が着る分のユニフォームと応援グッズを用意してきたものだからトイレに行くのも恐ろしかった。


「今年はベイスターズがきっと優勝ですね!」


 さすが地元商工会所属の店の娘。県民の鑑である。

 …………それにしても、特に反応はないな。二奈先輩のことをあえて匂わせての話題チョイスだったのだが。それとも迂遠すぎたかな。確かに先輩があの見た目と雰囲気でガチの野球ファンだと知る人はかなり少ないだろう。実際は大型連敗中などは非常に迷惑なのだが。

 横浜駅で一度乗り換えてからみなとみらい駅へ。カップヌードルミュージアムに向かう親子連れの集団の後に続いて橋を歩いているとやがてランドマークに彩られた水平線が目の前に広がった。眩しいばかりの風景に目を細めると心地のよい海風が首元を通り抜けていく。


「気持ちがいいなあ…………」


 頭の上にはちょこんと載ったハンチング帽を抑えながらコト子は目を閉じるとしばし風に身を委ねた。ちなみに今日のコーデは白のワンピースの下にジーンズとスニーカー。ふんわりしたアウターを肩に乗せている。大きめのリュックだけがやや野暮ったいが、それはそれ。この後必要なのだから仕方がない。

 それにしても、相も変わらずヒロイン力が高い。同じキレイどころなのに三回見たら飽きる二奈先輩とはこの辺に違いがあるに違いない。


 ―――エミコは可愛い恰好しているね

 

「…………えっ?」


 まさか。周囲をきょろきょろ見渡すが、はたして誰もいない。そんな私をコト子は不思議そうな顔をして私を見つめていた。


「エミコちゃん?」

「いや、あはは、ボーっとしていたかも。電車の中結構眠かったし。もしかしても何か私に話かけていた?」

「そう、なんですか? えっと、もう一度改めて言うのは恥ずかしい、ですね。えっとそのう、エミコちゃんの恰好が可愛いなあ、て言ったんです…………」

「ああ、そういうこと! あはは、だからだよ! 普段そんなこと言われたことないから脳が情報として認識しなかったんだね!」


 ガハハハ、と笑い飛ばしてなんとか場を誤魔化す。しかし、コト子は別の意味で納得がいかなかったようで「そんなことないですよ!」と少しムキになった顔で言った。

 美少女よ、そんなことはあるのですよ。なにしろ私が装備しているものといったらメルカリで700円で買ったシャツに二奈先輩のお下がりのショートワイドパンツ、同じく母親がサイズが合わないので下賜されたナイキといった具合である。ドールの衣装の方がよほど値段が高いだろう。それにおかしいのは値段だけではない。


「なんでポニーテールがよかったの?」

「えっ! そそ、それはエミコちゃんはきっと似合うんじゃないかなあ、て。見てみたいなあ、て。そう! 何を隠そう、私はポニーテール萌えなんですよっ!」

「ラノベの主人公みたいなことを言うなあ」


 コト子はこの日の約束をする際になぜだか私に髪型の希望を伝えてきたのだ。割と歩くだろうし、動きやすいから特に断る理由はなかったのだが…………。


「しかし、我ながら大失敗だったな、コレ。自分で言うのもなんだけど、えらく子供っぽくなっちった。小学生高学年にしか見えないよ」

「ふふ、そんなことないですよ」

「あーあ。いっそのこと前に資料用でやった二次元キャラのパクりコーデのほうがよかったかも」

「…………そんなことしたんですか?」

「うん。どうしてもフィギュアを作ってみたいキャラがいたんだ。バイオリニストの女の子でその子が物語の中ですごくキラキラ輝いていて。でも、原作のカラフルな色彩が私の腕じゃどうしても再現できなくて結局お蔵入りとなりましたとさ」

「そんな、もったいない」

「私の腕が足りないから仕方がないよ。だから、今度はもうちょっと線が少ないシンプルなキャラで作ろうと思っているんだけど…………、コト子さん?」


 今度はコト子がぼんやりしていた。どうやらまた自分の悪い癖が出たらしい。二奈先輩ならともかく、コト子はまだ一般人なのだ。趣味全開の話はほどほどにしないと。


「はい……、聞いてます。聞いて、ます。ええと…………ああ、だから、最近チアダンスのアニメやマンガをいっぱい見ていたんですか?」

「まあねー」


 再び歩き出すと巨大な観覧車を見るともなしに見上げた。まだ営業時間になっていないのでゴンドラの中に人はいないが、ゆっくりと回っている。

 見ていると不思議と優しい気持ちになれた。あと一時間もすれば、あのゴンドラの一つ一つがカラフルな思い出で満たされるのだろう。


「エミコちゃんがフィギュアで表現したいのは女の子がキラキラと輝く瞬間なんですね」

「えっ―――?」


 振り返るとコト子も観覧車を見上げていた。

 手を顔の前にかざし、ひどく眩しそうに空の彼方を見つめている。


「そう、なのかな? 今まで考えたこともなかったけど」

「そうですよ。エミコちゃんは世界が美しいと信じているんです。そうでなかったら本当に美しいと思えるだけの何かをもう知っているんですよ」

「本当に美しいもの…………」


 埃が雪のように舞う、夏の光で満ちた体育館の風景が瞼の裏をよぎる。

 ―――あまりにも素っ気ないテーブルに立つ、「白い少女」のフィギユア

 ―――そして、その後ろで顔も上げずにスケッチに没頭する黒髪の少女。


「やっぱりエミコちゃんはすごいなあ」


 風切り音がその呟きをかき消すとレースが施された長い袖が少女の顔を覆い隠す。


「きっとエミコちゃんの見ている世界はキラキラと輝いているんだろうな」


 そのときの私が言葉に詰まったのはなぜなのか。

 隣に立っている少女に別の“誰か”を重ねたことへの罪悪感だろうか。

 今日というこの日がその“誰か”と過ごした“いつか”に似ていたからだろうか。


「エミコちゃんはやっぱりかっこいいです」


 にっこりと笑う顔になぜだか胸が締め付けられた。

 それらの言葉は称賛ではなく、まるで自らを貶めるように聞こえて。


 私はまもなくその直感が間違っていなかったことを知る。

 そして、同時に自らの愚かさの報いを受けることになるのだ。



 エレベーターの扉が開くとむっとした熱気が漏れてきた。隣にいた男性客が「よーいドン」のタイミングよろしく扉の外に走り出していく。その動きに自然と反応しかけるが、コト子が横にいる手前、グッとこらえる。


「映画館、てこんなに混むものでしたっけ!?」


 コト子が「ほえぇー」と息を漏らすのも無理はない。

 映画館のロビーは人で溢れかえっていた。あまりに多すぎて列の最後尾がわからないだけでなく、どの列がどこに繋がっているかもわからない有様だ。

 最近のアニメ映画は限定グッズをたくさん売ったり、来場特典を週ごとに変えたりとすっかりイベント化してしまっているのだが、そうだとしてもこれは明らかに人が多い。イベント物販に慣れた私からみてもなかなかの盛況ぶりだ。


「すごく混んでいますね、これじゃ物販は厳しいかもですね」

「そうだ、ね…………」


 そのとき立ち尽くす私たちの前をアラフィフの男性客が通り過ぎていった。その腕には映画館のロゴの入ったビニール袋。戦利品を見せつけるように歩く姿に未だ列で立ち往生している客から羨望の視線が集まる…………。


「―――コト子、並ぶよ」

「えっ? でも、係員の人も今から並んでも買えるかどうかわからないって…………」

「違うよ。それは買えるかもしれないってことなんだよ!」


 チケット売り場にふらふらと近づこうとするワンピースの首根っこを引っこ抜く。


「ふぇっ? ちょ、ちょっと待って! 自分で歩けますから!」


 人の海を掻き分け、見つけたパーテーションを後ろに辿っていくとようやく最後尾看板を見つけた。なんとモギリを通り越してシアター側の通路まで続いていた。


「もう! 前売り券だから引き換えないといけないのに…………。急にどうしたんですか? エミコちゃん、物販には興味ないって言ってましたよね?」

「ごめんごめん。いやあ、おっさんの勝ち誇ったツラを見てたら消費型ヲタの血が騒いだというか。こりゃ負けられねえ、て」

「…………エミコちゃんが物欲に大変弱いことがよーくわかりました」


 コト子はジト目で睨んでいるが、元々物販列に並ぶ前提で今日のスケジュールは組んでいるので問題はない。焦って最初の回で入っても最前列で首を痛くするだけだ。

 物販の目玉であり、並んでいる客のほとんどが狙っているのは劇場限定プラモデルだ。コト子が模型屋の主人である祖父に買うように頼まれているのもこれである。

 この限定プラモをなぜにこんなにも多くの人々が競い合うように並んでいるかは映画の原作について知らなければならない。この映画の原作は模型紙で発表された小説なのだが、版権関係が非常にややこしく一時期は公式の歴史年表から消えた時期もあった。しかし、リアルさを追求した作風は当時の模型ファンに衝撃を与え、その人気は今なお絶大。公式もそれは重々承知しており、版権の間隙を縫って関連商品をちょろちょろ出してはいたのだが、それがリブートの潮流が後押しする形で歴史的和解と相成り、ついに何十年越しの映像化にこぎつけたのである。リアルタイム世代の方々はさぞ感慨深いだろう。

 そして、問題の劇場限定プラモは映画仕様ではなく、連載当時の模型誌仕様なのである。劇場販売のみの特別版権でわざわざ特注仕様のランナーを作る念の入りよう。もちろん化粧箱も当時のデザインだし、模型紙紙面を模したブックレット付きときたもんだ。


「―――なわけですよ、奥さん。くぅぅぅ、熱い!」

「はあー。だから、お客さんの年齢層が高いんですね。でも、エミコちゃん。うまく買えたとしてもフィギュアだけでなくプラモデルの世界にも手を出すんですか? 私が言うのもなんですけど、すごくお金と手間がかかる世界ですよ」

「かか、買わないで後悔するよりも買って後悔したほうがいい、エライ人も言ってたし…………」

「誰ですか、それ。はあー、まったく。うちのお店の常連さんみたいなこと言わないでくださいよ。エミコちゃんの部屋にはその買って後悔したモノがどれだけ積んであるんでしょうね」

「アーアー、聞こえない聞こえない」


 それから売り場に着くまで目を吊り上げたコト子の説教は続いた。どうやらコト子の祖父も父もそれぞれ別ジャンルの模型好きらしく、色々と思うことがあるようだ。

 肝心の限定プラモはやはりというかダメだった。さすがに運頼みで買える商品ではなかったということか。物販売り場は先程までの熱気はどこへやら、がっかりした空気に包まれていた。さっさと撤退する客もいれば、諦めきれずに売り切れの文字を見つめる者、いかにもグッズといったステーショナリーを虚ろな目で手に取る者もいる。


「えっ? それを買うの!?」

「はい!」


 コト子が笑顔で手にしていたのはプラモだった。しかし、全国どこでも売っている普通のプラモである。


「いや、あなたの実家で売っているでしょ、それ!?」

「いえいえ、ここで買うと特製クリアファイルがもらえるんですよ♪」


 そう言って白い指がさしたのはパイロットスーツの姿で何かを叫ぶ男が二ダースほど描かれたイラストだった。戦闘中なのだろう、目も血走っている。

 …………うん、なんというか二週間たったギブスの中の臭いがしてくるような絵だ。


「えへへ、買ってきました♪」

「…………学校で使うの、それ?」

「まさか! 家で眺めるだけですよ」


 うん、そだねー。それかいいよー。クラス一の美少女がキャラ崩壊する危険性がないことにホッと撫でおろすと私は言った。


「じゃあ、チケットカウンターに行ってくるよ。コト子は荷物が多くなったみたいだし、そこで待ってて」


 プラモをリュックに入れていたコト子の背中がビクッと震えた。その横顔が右肩を打撲したときよりもこわばっていたので私は「また何かあるな」とピンときた。

 しかし、コト子は一度だけぎゅっと目を閉じるとやがてリュックから前売り券の入った封筒と学生証を取り出した。


「じゃあ、お願いします」

「二つ並んでいるところならどこでもいいよね?」

 コト子は笑って頷いた。さっきの顔は一体なんだったのだろう?

「学生証」

「えっ?」

「エミコちゃんが今考えていること、学生証を見たらわかります」


 うちの高校の学生証はカードタイプだが、昔ながらの手帳に包まれている。透明のプラスチックを透かして見るが、白い整った顔があるばかりでおかしなところは見当たらない。頭にクエスチョンマークが大量に浮かびかけたとき、コト子は指をさした。


「ここです」

「…………???」

「年号、です」


 うん? ううん? 誕生日(三月二十九日)の横に数字が四つ並んでいるが特におかしなところはない、と思う。何か語呂合わせになっている? それともロボットアニメ好きなら一発で浮かぶ日付とか? 降参とばかりにコト子の顔を伺うとコト子は吹き出した。


「笑ってないで教えてよ!」

「ふふふふ、あはははは。やっぱりエミコちゃんはエミコちゃんだ」

「なんだよー、それ」

「気にしていた私がばかみたい。そうだよね、エミコちゃんにとっては単なる数字だよね」


 悔しいのでもう一度学生証を焼きつけるように睨むと、コト子はぽつりと呟いた。それは木枯らしが裸木を吹き抜けるような声だった。


「誕生年が一つ少ないですよ」

「あっ―――」


 確かにコト子の誕生年は私のよりも一つ少なかった。早生まれだったから気づきづらかったといえばそれまでだが、このときほど自分の阿呆さを呪ったことはなかった。

 いくら私でもこの数字の差は名義的な意味にしか過ぎない、とは言えない。たった一つの数字の差は子供の狭隘な世界ではあまりに重い―――ときには自らの命を投げ出せてしまうぐらいに。


「エミコちゃんでもそんな顔をするんですね」

「そりゃ、するよ………」

「驚きました?」

「うーん、どうかな。腑に落ちた方が強いかも」


 私がそう言うとコト子は少し嫌な顔をした。


「別に隠していたわけじゃないですけど、それはそれでなんか…………ですね。私、てそんなに年上っぽいところありました? むしろ子供っぽいって言われる方なんですけど」


 雪のバレンタインでこれ以上ないフラグを立てたくせに何を言ってやがる。喉元から出かかったが、あえて飲み込む。私も鬼じゃあない。失恋のトラウマを今更抉るようなことは人としてできない。別にカウンターで自分のトラウマを抉られるのが怖いわけじゃないぞ。


「でも、コト子が年上なら敬語を使ったほうがいいのかなあ?」

「それだけはやめて。本気で凹みますから…………」

「あっ………」


 それから私たちは二人でチケットカウンターで並んで引き換えるとロビーの椅子に座った。そして、次の開場までの二時間を取り留めのない会話をして過ごした。

 あれだけ長く話したというのに会話の中身は夜明けの夢のようにほとんど覚えていない。話題にするならコト子の実家のことや私のフィギュア遍歴のことだと思うのだが。

 映画の方は三部作の第一作なのでこれだけで評価をくだすにはやや酷だが、面白かったと思う。ストーリーはシンプルでありながら疾走感と躍動感であふれ、劇中に登場するメカはこれぞ劇場版といった複雑なデザインがこれでもかとグリグリ動きまくる。ロボットアニメとしては間違いなく優秀な作品だ。優秀なのだが…………。


「すごく面白かったですね!」


 出口に歩いていく年齢層高めの客たちと同様にコト子の顔は興奮に包まれていた。


「うーん」

「つまらなかったですか!?」


 うわー、『これが面白くなかったら何が面白いの!?』、という顔をしているよ。


「面白かったけど、登場人物がDQNとオッサンしかいなかったよ…………」


 そうなのである。あのクリアファイルの絵で薄々嫌な予感はしていたのだが、見事なまでに野郎キャラしかいなかった。たとえ男性メインの物語でも戦艦のオペレーターぐらいは女性キャラを配置するのがセオリーなのだが、この作品は意図的にそれすらカットしている。


「えっ、アリスちゃんという可愛いヒロインがいたじゃないですか?」

「あれは戦術コンピューターでしょ…………」


 普段可愛い女の子がキャッキャウフフするアニメしか見ないので精神的になかなか…………。自分の洋服箪笥から父親のパンツが出てきたような気分だ。

 そう言うとコト子は怯むどころか更にヒートアップした。


「むしろ最近の作品が無理に女の子を出し過ぎなんですよ!」


 その“最近”とやらも十年以上前なんだけどね。それを批判する古参の女子高生(16)。色々訳がわからないよ。他にも「適正がー」とか「身体構造がー」とか言っていたが、画像掲示板のレスバでさんざん見慣れたものなので割愛しておく。


「私が思うに、男性社会には男性社会の、女性社会には女性社会の、良いところも悪いところも含めてそれぞれの価値観があると思うんです! 無理に混ぜる必要はなんてないんです!」

「決して的外れなことを言ってはいないと思うけど、なんか素直に受け取ることができないよ…………」


 

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