第3話

 突然ですが問題です。さて、今日は一体なんの日でしょう?


 正解は、俺の18歳の誕生日です。


 つーまーりー?


「みぃくん」


「……スゥー」


 目の前には、満面の笑みでこちらを見ているメリィ氏。テーブルの上には、俺とメリィ氏の名前と少しの判子が押されている紙が1枚。


 そう、『婚姻届』である。


「………メリィちゃん?」


「はい、なんですか?旦那様」


「おっふ……」


 なんですかさっきの旦那様……めちゃくちゃ可愛かった……じゃなくて!


「えっと………俺まだ学生の身なんだけど……いいの?」


「うん!お金なら最初は私が稼ぐから!」


「うっわー…俺男として超だっせー……」


 そういえばもうメリィちゃんは正式にハナミさんの秘書になったんだっけ?


「悟さーーーお義父さんとお義母さんもやっちゃえ○産って言ってたから……つい」


「そっかぁ」


 つい、か……それじゃあ仕方ないなぁ(激甘)。


 そっかぁ……誕生日と同時に婚姻届をどーん!か……それだけ俺と結婚したかったのかぁ……新年初めで結婚したいって言ってたもんなぁ……そっかぁ………。


 俺的にはきちんと結婚指輪を渡してから籍入れたかったけど……まぁお嫁さんが結婚したいって言うなら仕方ないか!


「うん、これからも……ずっとずっと、よろしくね、リア」


「……っ!は、はい!こ、これからも……末永く、よろしくお願い致します……充くん……っ」


 こうして俺は、絶対に日本でもそんなに経験したやつがいないであろう学生結婚をするのであった。


 学生結婚……俺エロゲでしか知らなかった単語だなぁ……。





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次回、最終回


ついに、ついに、6月27日から思いつきで始めたこの作品が、明日を以て最終回を迎えてしまいます。


作者としても、この作品が終わると考えたらめちゃくちゃ悲しいです。頑張ってアフター書きます。

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