最終章 1番綺麗なお嫁さん

ラストプロローグ

 ステンドグラスが、君を眩しく映し出す。


 七色の光に彩られた君は、とても、とても眩しくてーーーーーーー


「……充くん」


「……リア」


 彼女の顔に手を伸ばし、顔の上半分を覆っているベールを横にずらし、彼女の顔を確認する。


「………可愛いよ」


「……もう、バカ………」


 彼女が恥ずかしがって悪態を着くが、純白のウエディングドレスに身を包んだ彼女の前では、もう既に可愛いという感情しか出てこない。


「……君に会えて良かった」


「………うん、私も……」


 頬に手を当て、彼女の顔に引き寄せる。


 ーーーー俺が、君の運命の人で本当に良かった。


 彼女の顔を横にずらし、誓のキスをする。


 涙を目尻に浮かばせ、喜ぶ君はーーーー






 とても綺麗だった。








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最終回じゃありません。

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