エピローグ

「………お恥ずかしいところをお見せしました……」


「よしよし、落ち込まなくても大丈夫だよ」


 あれから、完璧に酔いが覚めたメリィちゃん。ちゃんと酔っ払っていた時の事をしっかりと覚えているようだった。


 現在、メリィちゃんは俺に真正面から抱きついてきて、俺の胸で赤くなっている、顔を隠している。


「うぅ……私、結婚とか……何言ってるんだろ……いや、その、別にしたくない訳じゃなくて、将来的には全然ありなんだけど……」


 なんだい、この子。可愛すぎか。


 ………結婚ねぇ……。


 深夜、メリィちゃんがちゃんと寝たのを確認してから、もそもそとベッドを出て、デスクトップの上にあらかじめ置いていた紐を持ってから、メリィちゃんの薬指に巻き付ける。


 ……なるほどね。後はこの輪っかのままゆっくりとメリィちゃんの指から抜いて………よし。おっけーおっけー。


 後はマジックで印つけて…………おし、完璧。


 さて………指輪ってどんくらいの値段するんだ?よく給料三月分とか言うけどよくわかんねぇよ。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 次章、最終章。


 後1ヶ月ほどお付き合い下さい。

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