水着品評会ーー後編
「うん、完璧!!!」
親指を思いっきり立ててからサムズアップする。
うむ、実に素晴らしい出来栄えでござった。ぶっちゃけ誰にも見せたくない。他の男に見られた暁には、全員ドラム缶に詰めてコンクリート流し込んだ後東シナ海に捨てに行かなきゃ。
「やったー!」
俺の評価にぴょんぴょんとはねてから全身で喜びを表現するメリィちゃん。
………うむ、これがパラダイスと言うやつか……。
五分ほどじっくりと堪能し、次の水着へ。やはりこの部屋で着替えるらしく、俺はもう一度目を瞑ることに。
ふむ……次は一体どういうのが来るのだろうか。俺はあんまり水着の種類みたいなやつに関してはあまり詳しくは無いため、名前とかは分からないが、こんな感じかなぁと想像することが出来る。
「んしょ………はい!いいよ、みぃくん!」
「それでは………」
ゆっくり止めを開いていく。まず目につくのは健康的な白いお腹。徐々に視界を広げていくとーーーー
「………おぉ」
今度はちょっと清楚な感じだった。先程のビキニとは違い、下がスカートタイプになっており、色は白色。全身真っ白だがそれがいい。うむ、実にいい………。
そしてその場でくるりと1回回ると、ふわっとスカートの裾が舞い上がり、下にある水着が見える………なんだそれ、すっごいえっちだ…。
「えへへ……どう?」
「うん………すっごい似合ってる」
もはや妖精と言っても過言では無いかもしれないほどに美しい………やば、まだ全部見てないけどこれ1番好きだわ……もはや芸術品だな。
ルパンダイブするかどうかひじょーーーーーに迷ったがギリギリのところで理性が耐えた。今度の機会に取っておこ。
「しかし……なにこれ、すごいめくりたくなる」
「いやん、もう……えっち」
とか言いつつも、俺の手は止めない。ぴろーんとスカートタイプの水着をめくって遊ぶ。
「はい、それじゃあ次行こっか」
「おう」
そして、残りの2着は白のビキニに青色のパレオを腰に巻いているやつと、フリフリの沢山着いた可愛らしい水着だったが、やはり二着目のスカートタイプがいちばんよく似合っていた。
そしていよいよラスト水着。目を閉じて今か今か待っている俺の耳に、メリィちゃんからの声が届く。
「………よしっ、み、みぃくんーーー」
「開・眼!!」
「みゃぁぁぁ!!」
待ちきれなくて勢いよく目を開いたが、何故かメリィちゃんは俺に背を向けてうずくまっている。
……あれ?一体どうしたのだろうか。
「うぅ……や、やっぱり恥ずかしいよぉ……2人っきりでも、やっぱりこれは恥ずかしいよぉ……」
ブツブツとメリィちゃんの声が聞こえる。俺は前に回ってメリィちゃんの水着を見ようとするが………。
くるっ。
くるっ。
「…………」
俺が前に回り込むと、メリィちゃんも回る。俺が回り込もうとすると、メリィちゃんも回る。それを5回くらい繰り返し、いよいよ俺が我慢できなくなった。
「ええい!何してる!早く見せんかー!!」
「みゃぁぁぁぁぁぉぁ!!!」
物凄い声を発しながら俺の目に、しっかりと水着姿を晒す。それを見た次の瞬間、俺の意識はどこか遠くへ吹っ飛んで、メリィちゃんを押し倒していた。
「あんっ………はっ……ひうっ、んんっ……!」
次に俺が意識を取り戻した時は、メリィちゃんが俺の上になって必死に腰を降っている姿が目に入った。
そう、以上に少ない布面積。
なんと、マイクロビキニだったのだーーーー。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現在、Twitterの方にてフォロワー2000人突破した時の記念書き下ろしの内容のアンケートを取っております。たくさんの人の意見が聞きたいので、良ければぜひ、参加してください。
@YuzukiAoba
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます