月間1位記念特別編 水着品評会
ピンポンパンポーン
いつもご愛読、ありがとうございます。今回、ジャンル別日間1位、週間1位、月間1位になったので、予定では書くことのなかったなんちゃって水着回を書きます。海には行きません。
ここで、今回の話を読むにあたって、いくつか注意点がございます。
・ブラックコーヒーがお手元にありますか?無いならないで別に構いませんが、あまりの甘さに吐血しないようにしましょう。
・いくらメリィちゃんが可愛いからと言って発狂しないように。頑張って悶えましょう。
・砂糖がポンポン投下されます。糖尿病にならないように気をつけましょう。
・これらは全て比喩です。別に守らなくても吐血なんてしませんし、糖尿病にもなりません。安心してください。
それでは、本編
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とある県、とある家に窓も何もかも締め切った部屋がある。その部屋の中では、パソコンの光だけが部屋を照らし、主は大型リュックに向かって何かブツブツといいながらとあるものを出し入れしていた。
そう、主の名前は潮目リア。愛しい人からは『メリィちゃん』と呼ばれ、色んな意味でとても可愛がってもらっている。
「……これでよし」
鈴を鳴らしたような可愛らしい声が部屋に響く。明日は恋人の家にお泊まりをしに行く。
そう、
季節は夏。容赦なく太陽さんがサンサンと暑苦しい太陽光が、俺たちを殺しに来ている。
………暑い。それでも、何故このバリバリインドア派の俺が外に出ているのかと言うと、当然メリィちゃんの迎えアンド護衛である。メリィちゃんに変な虫が寄り付かないように守る必要があるのだ。
「みぃくん!」
俺の自慢の彼女の声がする。そう、俺はこの声に一声惚れして、さらにオフ会であって一目惚れーーーーーーー
「…………………」
絶句である。姿を視認した瞬間、俺は考えるのをやめた。
今どきの麦わら帽子から太陽の光を反射して輝く銀髪。さらさら~っと長く流している髪は、風に揺られて幻想的に舞い、来ている無垢な白のワンピースとベストマッチしている。
そう、まるで妖精のようだった。
「…………綺麗だ」
「にゃっ!」
無意識に口から零れでる言葉。やべぇ……今すぐ押し倒したい。
しかし、こんな所で押し倒しても俺がお縄になるので、全理性を騒動させて俺の煩悩を抑える。
「……も、もう……不意打ち禁止……」
頬をモジモジさせながら俺の胸をポコポコと叩いてくるメリィちゃん。なんだそれ、可愛すぎか。
「メリィちゃん……やばい、俺、我慢出来無さそうだから……早く家に行こう」
「………うん」
俺は、メリィちゃんの手を掴んで家へと急いだ。いつもなら20分くらい時間をかけて家に帰るが、俺の理性が崩壊する前に家に辿り着かないと行けないので、10分で着いた。
玄関の扉を開けて靴を脱ぐ。もどかしかったので、メリィちゃんが靴を脱いだ瞬間に、背中にからっている大型のリュックを下ろさせ、肩に手を回してから膝に手を回してから持ち上げた。
「キャッ!も、もう、みぃくん、嬉しいけどあまり急がないでも大丈夫ーーーー」
「ごめん、俺が大丈夫じゃないんだ」
メリィちゃんを抱えているため、少々慎重に階段を上がる。
そして器用にドアを開けてからベッドに押し倒す。すぐさま覆いかぶさり、手を絡めてからキスをする。
「んっ………」
ベッドに押し倒した理由はキスから逃げさせないようにするため。そして何より、俺がマウントをとるためである。
「んんっ………れろっ……みぃくん」
少々聞きにくかったが、きっと俺の名前を呼んだ。握っている手にキュッ、と力が入る。
本当だったらこのままベッド戦に突入するのだが、今日はまだしない。多分どこかのタイミングで我慢できなくなってルパンダイブするかもしれんが、まぁその時はその時だ。
最後に強く唇を吸ってから唇を離す。どちらとも荒く短い呼吸を繰り返す。
「……リュック、取ってくるね」
「………うん」
「第一回!『メリィちゃんの水着審査~最強に可愛い水着姿は何!?in早川家』!」
「わー!どんどんぱふぱふー!」
メリィちゃんが乗ってきてくれた。可愛い。
キスを終えて下にあるリュックを取ってきてからのタイトルコール。
そう、今日は審査員俺、参加者メリィちゃんのみの水着コンクールである。
「では、ルール説明をどうぞ!参加者のメリィさん!」
「はい!私が選りすぐりの水着五着持ってきたので、旦那様が1番襲いたい!と思った、もしくはルパンダイブした水着が1番私に似合うということになります!ちなみに、そのまま………えっちです」
「メリィちゃん!」
えっちの言い方が可愛かったのでついつい抱きしめちゃう。
そう、せめて夏なので何か夏らしいことしたいねとメリィちゃんが言ったところ、俺たちはガチガチのインドア派なので、海なんて論外、プールなんて滅ぶと意見が一致したため、俺の部屋でメリィちゃんが水着を着るという謎展開に収まった。
そして、これまでのテンションも中々謎である。
既に俺は水着に着替えてある。いつでもルパンダイブしてもいいようにな!
「………それじゃあみぃくん、着替えるから……離れてて」
「……うん」
めちゃくちゃ名残惜しいが、仕方なく離れる。………はて、そう言えばメリィちゃんはどこで着替えるのだろうか。
「………あの、旦那様……ここで着替えるので、目を瞑ってて下さい……」
「うえっ!?」
慌てて目を瞑る。いや、もう別に何回も裸見た仲じゃんと思うかもしれないが、それとこれは話が別である。
しゅる……の音の後に、ストンっと、何かが床に落ちる音が聞こえる。やばい、想像と音だけでもすごくえっちだ……!
「……よし、いいよ、みぃくん!」
「……それでは!行きます!」
ばっ!と勢いよく目を開ける。そして俺の瞳に映ったのは…………。
「お、……おおおおお!!」
天使だった。水着を着た天使だった。銀髪、碧眼、そして何より白い肌の絶妙なコントラストに、それが映えるように来ている青のシンプルなビキニタイプ。
いい………凄くいい!なんなら襲いたい!
けど、我慢だ我慢……なるべく多くの水着姿みたい!
「うん………素晴らしい……素晴らしいぞ!メリィちゃん!」
「ほ、ほんと………?」
ふわり、とその場で一回転。髪がふわりとまい、綺麗な背中とプリプリのおしりがこれまた可愛らしい………。
うん、俺の彼女最高かよ………。
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なんか長くなりそうだったので、前編後編に分けます!
それと、特別編ですが、次はフォロワーが2000人行くか、星評価が1000に行った時にします。星評価1000の時はHシーンやりたいと思いますが、フォロワー2000人超えの方は、Twitterの方でアンケート取りたいと思いますので、ぜひぜひ私のアカウントをフォローして、アンケートに参加してみてください。
@YuzukiAoba
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