第6話

普段からあまり一つのゲームに熱中しない幸太郎は,僕の家に来ても少し退屈そうだった。

「なんかさ,俺でも楽しめるゲームとかない?」

「んー,どんなのがいい?」

「ペット育てるとかいいかも」

「あーDSの犬育てるやつならあるよ」

そういってDSのソフトを差し出したが,どうも納得がいかないらしい

「もっとリアルなやつがいいな」

「リアル?」

ふんとかするやつ」

「糞」

「あと死の概念とか」

「たまごっちだな」

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