第7話 政治について論ずる事はそんなにいけない事でしょうか
現状に限定すると、安倍総理辞任によって自由民主党総裁選が熱を帯びている。
そもそもなぜ自民党総裁=総理大臣なのかというと、与党である自民党のトップは国会での首相指名選挙により最多得票数を得る可能性が最も高いからである。公明党を含む与党は国会議員数が衆参両議院の過半数を占めているのだから当然と言えばそれまでではある。
総理大臣辞任による自民党総裁戦は稀なケースなのだろうか、総裁の選出方法で若手議員から物言いが出た。
本来の総裁選では地方の自民党党員や自民党党友の選挙権があり、投票数にカウントする慣わしのようだが、今回は現職国会議員の両院協議会で決めるという運びである。 その選出方法で若手議員は地方の声も聞くために地方票も反映すべきだと主張したが、上層部に押し切られた形になった。この後、多少地方の声を取り入れる策が講じられたようだが。
上記2点の事が分かっている人はどれくらいいるのか?原因は不明だが、この2件についてさえも論じている人達を未だ見かけない。
コロナ禍において、密集が疎くなっているのは仕方無いとしても、過去に於いてもこの様な政治について論じている場面を見かける事がめっきり減った様な気がしてならない。
何事においても、多少なりとも論じることについての知識がないと参加し得ない。政治について論ずられないのは、論ずるのに知識が足りないか、論ずる事を避ける、または控えてるかのだと思う。私の地元ではお年寄りが温泉に入りながら論じているのを見かける時がある。
政治の話は、当事者である国会議員が難しくしているので、興味の無い人はどうでもいい感がある気がする。要は面倒くさいのである。
また政治は、国政を担う国会議員だけものなのか?と感じられる場面がいつからか多くなった。
選挙の時はへこへこしているが、当選したらさも偉そうになる。昔から全く変わらない。地域の信頼をうけただけなのに。仕事もしてるんだかしてないんだかだし、人の揚げ足ばかり取って話が一向に前に進まない。そんなだから田中角栄元首相の生き様の書籍が売れてきているのだろう。
上記の総裁選の投票方法に疑問を持っていないのだろうか?私は大いに疑問を持っている。若手議員の主張した投票方法に賛成だからだ。国の首長なのだから、それこそ国民投票の勢いでも良いと思っている。
何故そんなに急いで次期総裁を決めないといけないのか?上層部の損得勘定がチラついているのが垣間見えている。閣僚のポストが欲しいのだと思う。
未だにそんな昭和のような私利私欲の工作をしているのかと思うと私も呆れている。しかし、こんな時代だからこそ若い人が声を上げて政治について理不尽な事を論じて、この国の、何時までも五流以下の政治を変えなければならない。政治の話をしては行けない法律などない。今ならリモートでいくらでも出来るのだから、この際どんどんそう言った論議が熱くなる事を期待している。
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