08 緑の街パセル
ザーフィスをおっかけて緑の町パセルに到着。
城塞都市から西へまっすぐ行った先にあるのがこの町だ。だからといって、ここにあいつがいるとは限らない。
けど、他に行く宛てがないしな。
すぐにでも情報屋に聞いて回りたかったけど、記憶もなくて身寄りもないシェフィの事をほっとくわけにもいかない。
どうしようか悩んだ。
けど、こういうのってどこに言えばいんだろうな。
兵士連中に言えばいいのか?
それとも孤児院?
どっちにしても盗賊であるあたしが、正面きって届けにいくわけにもいかないし。
とりあえず、この町を当面の拠点にして情報収集だ。
宿をとって、町をぶらついていると、見覚えのあるオネエのおっさんに声をかけられた。
おっさんそう言えば、城塞都市で会ったな。
何でこんな所にいるんだ?
そう聞いたら、カネヅルになりそうな人間がそっちに向かって行ったから、だと。
それ、あたし達の事か?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます