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これは誰にでも言えることなんだけど
案外、自分のことを自分が一番よく分かっていなかったりする
だから何度でも、同じような失敗をくり返す
自分だけが、そのことに気がつかない
その点、ミミックはまるでお手本のようなやつだった
彼は洞くつに
それが彼なりの、言うなれば親愛の表現ってやつだったのに
そんな彼のきもちを分かってやれるのは、だーれもいなかった
彼自身、自分がなにを考えているのか
まるで分かってなかったのだから、それは当然ともいえる
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