第3話 日本の生活を思い出して、その後…

眩しいなぁ

 知らない天井だ。

 ってなるわけないんだよなぁ。

 とりあえずお腹がすいた。何か食べたい。

「おぎゃーおぎゃーおぎゃー」

 泣きやめない。体の方に引っ張られてるのかな。

 お母さんが急いで入ってきた。

「シード、お腹がすいたのかな。」

 ミラは、俺を抱き、服をたくしあげて美形のふっくらしたおっぱいを晒す。俺はすぐに、目をそらす。だって俺は前世では高校生十六歳だ。さすがに恥ずかしい。

「シード、しっかり飲みなさい。それとも私のじゃダメかな。」

 さすがに飲まない訳にはいかないので覚悟を決めて吸い付いた。

 その後は、何も覚えていない。


 少し経ってから俺は考える。俺の知識が正しければ、今の俺は一日に8回くらい飲まなければいけない。飲まない訳にはいかないが少しでも減らせるように頑張ろうと意気込むが無理なものは無理だ。というわけでもうすぐ4回目のご飯の時間だ。

 飲んでは寝て、飲んでは寝ての生活が続いて、早2ヶ月。

 少しづつ起ておける時間が伸びて少しづつ自由の時間が増えた。とはいってもベットの上で何もすることがないのだが

 時間が空いたことで、少し日本の生活を思い出してみる。何やってたっけなぁと考えても、ライトノベルを読んでたことぐらいしか思いつかないので、内容を思い出していると、魔力訓練とかいう話があったことを思い出した。ということで早速チャレンジしてみる。

 でも実際何がなんだか分からない。というかそもそもそんなものがあるのかすら分からない。ダメじゃないか…………

 まぁ、やることないし続けてみるか。

 暇だ…………

 そんなすぐできるわけじゃない。俺は選ばれた勇者じゃないんだなぁ……なんか悲しくなってくる。

 とりあえず繰り返しやってみようか。何も掴んでないけど。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る