えっ？この歳でナンパされるなんて信じられませんっ!

第1話 ナンパ

38歳である彼女は自宅に居てもお暇しているのです。

彼女自身は両親が健在なのですけれど、両親とは一緒に暮らしているのではなくて

1人暮らしをしているのです。

そんな彼女は自室から出て玄関で靴を履いて外へ出てしっかりと戸締りを

してからお出かけをするのです。

駅前までお出かけをしている彼女は突然、後ろから『お茶しませんか？』と

声が聞こえるので彼女は振り向くとそこにはイケメンの男性が居るのです。

彼女はイケメン男性に近づくとどうするのでしょうか。

「私に何かご用でしょうか？」

「用があるんだよ、お茶しない？」

「ナンパですか……」

「そうです」

「私は38歳ですよ？」

「えっ、38歳なの?!」

「どうして驚くのですか？」

「38歳に見えないよ」

「そうなの？」

「はい」

「俺とお茶してくれるの？」

「構いませんけれど、いいのですか？」

「いいんだよ、行こう」

彼女とイケメン男性は一緒に喫茶店へ行くと、喫茶店の中へ入り

本当にお喋りしながら、彼女は紅茶をイケメン男性はコーヒーを

飲んでいるのです。

そんな矢先、イケメン男性から『恋人にならない』と言われると

彼女は『えっ、恋人になるのは構いませんけれど』と言いますと、

イケメン男性は『じゃあ恋人として宜しくお願いします」と言われるのです。

彼女自身は38歳で独身ではありますけれど、ナンパされた挙句に恋人が出来るなんて

思ってもみない事でしょう。

彼女にとってこの歳で恋愛出来るとは信じられないし、本当に良いのか、悪いのかも

わからないのも事実なのです。

それにしても相手のイケメン男性は彼女より年下に見えるので、

歳がいくつなのかを聞いてみる事にします。

聞いてみるとイケメン男性は24歳というのです。

彼女より14歳も年下となると本当にどうやって付き合っていいのかもわからないし、

一体どうすればいいのでしょうか。

彼女とイケメン男性は会計を済ませて喫茶店から出ると互いに連絡先を交換して

次に会うお約束をして別れるのです。

それから彼女とイケメン男性は恋人として順調に交際しているのですけれど、

イケメン男性から彼女に『恋人として付き合い長いがそろそろ結婚を考えないか』と

言われると、彼女は『えっと、まだ早いような気がします』と言いますと

イケメン男性は『わかった、君が結婚したいって思うのならそうしよう』と

言ってくるので彼女は頷くのです。

それから5年後。

彼女は43歳でイケメン男性は29歳なのですけれど、2人の関係は未だに恋人のままなのですけれど、

それでも2人は幸せな関係なようで本当に微笑ましいです。

しかしながら、彼女はイケメン男性に結婚したいと言いますとイケメン男性は

結婚しようって言ってくるのです。

半年後。

彼女とイケメン男性は晴れて結婚しているのでした。