自分を偽ることによる生き辛さ 面白い情景描写

周りにあわせて、自分に嘘をついて、相手が望む自分になって、笑ったり話したりする主人公にとても共感した。
一つ一つの比喩表現が新鮮だった。特に、電車を擬人化して、扉や電車内を体の一部に例えて、読み手の想像を膨らませてくれて、読んでいて楽しい。
これからの展開が楽しみ。
主人公がどんな風に救われていくのかが気になる。
(後半のネットで出会った高校生みたいに、生きづらさに気づいてくれる人がいてくれたらいいのに。と思った。)