Supermarket Simulator(アーリーアクセス版)

[2024.08.21 追記]

 これまでにいくつか大型のアップデートが入り、この記事を書いた頃からいろいろ仕様が変更されている。


 まず、セルフレジが追加された。今まではレジ打ち店員の仕事が遅すぎて、自分がレジ打ちしなければほぼ確実に長蛇の列ができていたが、セルフレジの導入により、それが緩和されるようになった。

 セルフレジ利用者はそんなに多くないので、結局、列はできるのだが。


 次に、倉庫が大幅に拡張された。今までは倉庫が狭かったので、トイレットペーパーなどのかさばる商品は売り場に商品を大量に並べたほうが良かったが、倉庫へのストックもやりやすくなっている。


 品出し店員が、道路に放置された商品も運んでくれるようになった。

 従来、品出し店員は、倉庫のラックに置かれた商品しか品出ししてくれなかったため、店長は必ず道路から倉庫への荷運びをする必要があったが、それをする必要がなくなった。

 ただ、調子に乗って発注しまくると、店の入口に段ボールが大量に積み上がることになる。商売に支障はなく、客や店員は段ボールをすり抜けて移動できるし、クレームも付かないが、見た目が悪いし、プレイヤーが店に入れなくなったりもする。


 あとは細かい変更として、床や壁の模様替え、店の入口の位置の変更、店名の変更、スピーカーを追加して店内にBGMを流すことができるようになっている。

[追記終わり]



 Steamにて"Supermarket Simulator"をプレイ。


 私には関係ないことなのでどうでもいいが、なぜかYoutubeでこのゲームのプレイ動画を配信している人を結構見かける。

 こんなゲームのプレイ動画を見て楽しいんかね? 延々同じことを繰り返す、地獄の作業ゲーなのだが。

 延々とレジ打ちしたり、延々と道路から倉庫に段ボール箱を持ち運ぶ動画のどこに魅力があるのだろうか。



 本作は、現状ではアーリーアクセス版となっている。要するに開発中のゲームだけど一応遊べるようにして販売し、プレイヤーの意見を聞きながら開発を進めていく、という方式。いつまでもアーリーアクセス版のままのゲームも結構ある。



 日本語には一応対応している。若干怪しいがプレイには問題ない。

 また、コントローラーは未対応なので、キーボード&マウスでプレイが基本。

 複雑な操作は必要ないし、アクションゲームのようなシビアさも必要ないので、WASD移動に慣れていなくても特に問題なくプレイできると思われる。

 私は基本的にFPSとかはコントローラーでしかやらないが、このゲームは問題なくキーマウでプレイできている。



 タイトルの通り、スーパーマーケットを経営するゲーム。ただ、現状では品物やレイアウトがコンビニっぽく、コンビニ経営ゲームと考えたほうが感覚は近い。


 棚やレジを買って店に配置し、商品を発注して店に並べ、値段を設定し、客が来たらレジ打ちする。

 しばしば値段を設定するのを忘れて、仕入れ値で売ってしまうことがある。


 お金が貯まってきたら、店舗を拡張したり、ライセンスを取得して品数を増やしたり、倉庫を購入したり、レジ打ちや品出しのバイトを雇ったりする。



 このゲームをプレイして、レジ打ちのバイトはレジ打ちのみ、品出しバイトは品出しのみしかしないことを驚く日本人プレイヤーがしばしばいるが、むしろこれが普通である。

 たとえば海外の丸亀製麺では、材料を運ぶ人、うどんを打つ人、うどんを茹でる人、揚げ物を揚げる人、客の注文に応じてうどんを器に入れる人、レジを打つ人、掃除をする人はそれぞれ専属で、それ以外の仕事はしない。それで日本のバイトより時給をもらっている。

 日本のようにバイトになんでもかんでもさせる方が珍しい。日本のバイトは現状の3倍は時給をもらっていいくらい働いている。



 レジ打ちバイトはレジを打つのが遅い。レジ打ちバイト4人よりも、プレイヤー1人でレジ打ちしたほうが早い。しかし、プレイヤーがレジ打ちすると、他のことができなくなるから、仕方なく雇うことになる。

 現状では、客はいくら待たせてもペナルティがないので、そこは心配しなくていいが、閉店時間がとっくに過ぎても延々とレジ打ちが続くことになり、ゲームの進行が遅れる。

 そのため、レジ打ちバイトは雇えるだけ雇っておいたほうがいい。


 レジ打ちバイトを雇う条件のひとつにチェックアウトの数があるが、これは、プレイヤーが自分でレジ打ちをした数のみが計上される。

 つまり、4人のレジ打ちを雇いたいなら、自分で1750人分レジ打ちする必要がある。大変。



 品出しバイトには、現状ではバグが残っており、たまにスタックする。倉庫の奥で段ボール箱を見つめたままじっと突っ立っているバイトの姿は、同僚からいじめに遭ったかのようで哀愁を誘う。

 こうなった場合、一旦セーブしてメニュー画面に戻り、再開すれば復帰する。



 注意すべき点として、タイトル画面には「新しくゲームを始める」と「続きから始める」があるが、現状ではセーブデータは1つしか保存できないことから、間違って「新しくゲームを始める」を押してしまうと、セーブデータが消える恐れがある。

 タイトル画面ではくれぐれも気を抜かないように、適当にクリックを連打しないようにしよう。



 店にはレベルがある。レベルはポイントが溜まると上がる。ポイントは、商品を入荷すると2点、レジ打ちすると5点加算され、客からのクレーム(商品が高い、欲しい商品が見つからない)が付くと-1点される。

 現状ではクレームによる減点は気にしなくても問題ない。


 レベルが上がると客の数が増える模様。たぶん1レベル上がるごとに1人増えている気がする。


[2024.03.25 追記]

 もう少しゲームを進めてみたが、どうやら来客数は60人で頭打ちのようである。現状では店舗レベルLv60台くらいで客数は最大になる(4月1日のアップデートで来客数が約2倍になった。現在だとLv100で120人来る)。


 なお、膨大な費用がかかるものの、売り場面積はかなり拡張可能。一方で倉庫は現状では狭めなので、箱がでかいトイレットペーパー、ポテトバッグ、漂白剤などや、やたらと数が出るわりにラックにあまり多く置けない小麦粉、パスタ、シリアルは、倉庫よりも棚を贅沢に使った方が管理しやすい。

 実際の店舗みたいに、段ボールのまま売れたらもっと楽でいいのだが。


 一方、ラックのスペースに大量にストックできるチーズ類などは、売り場よりは倉庫で管理した方が楽。

 卵は、8パックと4パックは在庫を倉庫で保管して売り場は少な目にし、代わりに12パックを売り場で大量に陳列すると管理しやすい。


 洗剤類も考え方は同じ。クリーナーなどの段ボールの小さいやつは倉庫で保管して、食洗機用タブレットや漂白剤などは棚置きを重視する。


 冷蔵、冷凍類、菓子類、調味料類は段ボールが小さいものが多いので、これらは倉庫に大量にストックし、普段は考えなくていい体制を作っておくとだいぶ在庫管理が楽になる。


 コーヒー、紅茶は大量にストックできるが、大量に売れもするので、気を抜いていると品切になりがち。コーヒー類に煩わされると、他のものへの注意が散漫になりがちなので、コーヒー類は棚を多めに使ったり、ラックを多めに使うなどして、できればあまり注意しなくてもいい体制を作りたい。


 常温棚の酒類はどれもラックにあまり多く置けないので、売り場を広く取る作戦でいきたい。

 酒類と洗剤類は管理が難しいが、利益が高いので、できるだけ品切れさせたくない。酒と洗剤を店舗の入り口近くに配置する手はある。


 厄介なのは冷凍の鶏肉。これはラックに4つしか入らず、冷凍庫にも8個しか入らないので、倉庫でも売り場でも管理しにくい。

 これは店舗の入り口付近に冷凍庫を置いて鶏肉専用にし、なくなっていたらその都度買い足す、あるいは多めに購入しておいて、段ボールを店舗入り口付近か、いっそ道端に置いておけばいい。

[追記終わり]



 客単価を上げるにはライセンスを取得して取り扱う品数を増やす必要がある。

 品数を増やすと在庫管理が大変になり、しょっちゅう欠品が生じることになるが、品数が少ないけど欠品しない店と、品数が多いけど欠品しまくっている店だと、後者のほうが客単価が上がり、売上が上がる。

 なので、あまり深く考えず、ライセンスは取得できるだけ取得して、欠品を出しまくりながらプレイを進めたほうがいい。


 欠品を出したくないなら、開店前に全部商品を並べればいいわけだが、それをやるとめちゃくちゃ時間がかかり、時間単位での稼ぎを考えると効率が悪い。

 発注や品出しは営業時間内にやり、残業はしない方針で進めたほうが、早く稼げて、早くゲームを進められるだろう。


 基本的な考え方としては、利率の高い商品だけは欠品しないようにして、薄利な商品は後回しにするといい。



 現状では、店のレイアウトと売上には影響がない模様。実際の店では動線を考えて商品を並べる必要があるが、現状の本作ではその辺は考えなくていい。自分がわかりやすいように並べたほうがいい。



 今後、このゲームがどう発展するかはわからないが、おそらく、防犯と掃除の要素は追加されると思われる。で、監視カメラの設置やガードマン、掃除員などを雇うことになりそう。


 あと、これがスーパーマーケット経営ゲームだということを考えると、野菜類はもっと扱うようになるのではないかと思う。

 今だとポテトバッグしか生野菜がないが、スーパーの主力商品といえばむしろ野菜類だろう。



 私の要望としては、商品発注のコンピューターをもっと便利にして欲しい。

 現状だと、発注画面の商品はライセンス取得順に並んでいるが、これだと目的の商品を見つけづらいので、カテゴリー別に並べて欲しい。調味料なら調味料、小麦粉なら小麦粉と。

 あと、コンピューターから在庫数がわかるようにして欲しいところ。値段や利率もわかるようにして、コンピューターから値段設定できるようにして欲しい。

 とにかく、コンピューターから店内の状況をモニターできる機能が欲しい。現状だと何をするにもいちいち目視するしかなく、無駄に手間がかかる。


 発注した商品を倉庫に運ぶバイトも欲しい。

 また、ちっちゃい段ボール箱は複数持てるようにして欲しい。


 倉庫は現状だと狭くて、ライセンスを全部取得すると容量が足りなくなるので、拡張は必須。


 もうちょっと何が売れて何が売れないかの傾向は予測できるようにして欲しいところ。

 現状だと、客が何を買うかは、ある程度の傾向はあるもののランダムっぽくて、何を多めに仕入れたらいいかなどが掴めない。

 夏場だったらドリンク類やアイスがよく売れるとか、そういう情報が欲しい。


 棚の商品を撤去するのに、いちいち適正サイズの空の段ボールが必要になるのも困るところ。おかげで商品を並び替えるのが大変。適当に商品を買って店に並べて空の段ボールを作るか、各サイズの段ボールを捨てずに取っておくかしないといけない。

 なんでも入れられるカートが欲しい。

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