第2話 ②
*一部 変態的表現あり
というわけで2年生。この年は去年よりは楽しかったっけ。今回も楽しくしてやるぜ。
まずは部活。後輩が入ってくる。最初は男女とも俺にけっこう話しかけてくるのが多かったなー。ただ男子らとは、3年の時に練習ちゃんとやらなくなった連中とギクシャクしたところがあったから、このルートではまぁ男子どもを上手く扱うとしようか。体罰とかはダメだしな。何も良いことないし進展もしない。
後輩の扱いは後に色々修正していくとして、次に焦点を当てるのは...この部では当時はエーススプリンターへと急成長を遂げた男...べーさんことY部先輩だ。
少しべーさんの話をしようか。
彼は秋頃から突然速くなった。それまではK田先輩が一番速かったのだが、あっさり抜き去る。100mを12秒00で駆け、専門としている200mは25秒10台だった。まぁ速いといっても、中学陸上の平均レベルよりまぁまぁ上ってところのレベルだ...少なくともこの時までは。
べーさんがさらに速くなったのはこの春先から。新年度最初の記録会で、200mを24秒10台といきなり1秒も記録を縮めたのだ。さらにその後の地区予選会で23秒台を出して地区1位となった。その後府大会で2位を獲り近畿大会へ駒を進めた。
練習ではべーさんと何度か一緒に走ったが一度も勝てず。レースでももちろん惨敗。当時の俺は彼の足元にも及ばなかった。100m12秒出すのに11月までかかった雑魚だったからな。
だが今回は...悪いけどズルしてでも先輩たちを追い抜くことにするぜ。今年は陸上競技においては楽しい年にするんだ!!
5月末に開催される春季地区予選会。俺は当時は100mに出ていたが今回は200mに出た。理由は単純、べーさんと勝負する為だ。
結果は僅差で俺が1位になった。23秒ギリギリかかり、べーさんとは0.1秒程度の差で優劣をつけた。
強くてニューゲームしてなお、こんなに拮抗するとは、べーさんやっぱ速いなぁ...。というか俺が遅過ぎる。チート使ってこの程度とか。これじゃあ世界一になるのはまだまだ厳しいな。そのうち死に物狂いで修行するか。
俺に負けて悔しがりながらも讃えてくれたべーさんに少し申し訳なく思いつつ、俺たちはリレーにも出た。本来だったらリレーは、先輩四人(全員俺より速かったから)で組んで出ていたのだが、俺を使わないわけにはいくまいと、一人が譲ってくれて俺は出させてくれた。
記録は当時は出なかった45秒台が出た。2010年代以前で中学リレーでの45秒は、相当レベルが高い記録だと誇って良いと思う。中々出ない記録だと思うぞ。単純計算で100m1人11秒後半台が求められるからな。バトンパス加速があるとはいえ相当速い記録だこれは!やったぜ!!
その後、夏休みに府大会に出場。俺もべーさんも近畿大会へ駒を進め、そこでも互いに良い記録を出すも、全国へは進めなかった。流石に全国へ行くにはまだレベルが足りなかったらしい。だが手応えは感じている。来年で俺は確実にさらに成長すると。俺の陸上競技チャレンジは来年からが本番だ...!
とりあえずは、目標だったべーさんを超えることに成功。ライバルとして互いに高め合って過ごした。
他の部員、特に後輩たちとの絡みについて。この頃は変な...特別なイベントはなかったな。とはいえ普段からなるべく気さくにフレンドリーに接することは欠かさずしていたが。お陰で後輩女子たちからけっこう話振られるし一緒に練習しようとやってきたりもするし。
いやー。彼女らの中ではT川つかさやN西
もちろん彼女たちも、俺の夜のオカズに追加している。シコる対象はやっぱ身近な異性だよね!
陸上部での活動はそんなところ。次は部活以外のスクールライフについて。
一言で言えば、勝ち組ルートに入った!
去年でS中をズタボロにして、上級生のイキりどもを全員潰したという実績は、俺のクラスでのカーストに大きな変化をもたらした。
今の俺は何をせずとも誰からにもふざけた下らないクソ絡みはされなくなった。Y本と同じクラスになったものの、昔と違ってあいつは俺に一切ちょっかいをかけることはしなかった。完全に俺から距離を取っているくらいだ。今日だってあいつは俺からわざと視線を避けてたしな。まぁ良いさ。あんなクソ野郎のことなんかこっちからもお断りだし、無視しよう。まぁ次ふざけたマネしやがったら病院送りにしてやるか。
まぁそういうわけで、俺は教室でも毎日快適に過ごしていた。男子たちとは主にゲームや漫画の話で盛り上がり、女子の何人かとも色々話をすることもあった。その頻度はやっぱり昔以上だった。
女子たちから注目されるようになったのは、夏季のプール授業からだった。
「ねぇ、あれ。3組のNNS君。凄い体...」
「綺麗な細マッチョ...!カッコいい、モデルみたい...」
「お、同じ中学生に見えない...。どうやったらあんな体になれるんだろ...」
プール時は男女分断しての授業だったが当然お互いに視認できる空間だ。そして女子たちの何人かが俺の上半身を見てはしゃいでいたのだ。性に興味があるのは男子だけではない。女子たちもそりゃ興味持ってる奴だっているはず。
少なくとも十数人は俺のことを見ていたな。さらに見てる奴は俺の脚も見ていた。
確かに俺はどちらかというと下半身の方をしっかり鍛えているから、見栄えするのは脚の方かもしれない。昔の中学生以上に発達している腱と大腿部。これには爆発的な加速と瞬発力、蹴る力が込められている。因みに今の俺が全力で放つ蹴りは、電柱にヒビを入れるくらいのレベルにまで進化している。まともにくらえば大男でもノックアウトさせられる。
で、女子たちが遠巻きに俺の体を見ているわけだが...当然俺も女子たちを見ている。深淵を覗く時には深淵もまたこちらを覗いているが如く、俺も特定の女子生徒のスク水姿をこっそり視姦していたのさ!
同じ中学生だから出来ること。中学生だから故に与えられる特権。というかこの機会をずっと待っていたまである。
いや~~~~~、イイね!N島萌はやっぱり胸がデカい。いつかあの胸を揉みしだきたい。Ⅿ田まゆき褐色太ももスベスベしてそー。あそこに顔をうずめたい。T田玲那もやっぱり巨乳だ。俺のイチモツをあのパイオツで挟んでズッて欲しい。あと同じ陸上部員のK西美歩もけっこう胸あるなー。めっちゃ揉んでみたいぜ。
中身も中学生だった頃の俺は、どうしてあの向こう側を真面目に見ようとしなかったのだろう。こんなにもシコれる景色があったのに!
最高だ。この夏はしばらくオカズに困らない。同級生は最高だ!!
「NNS君凄い体してるよねー。筋トレめっちゃやってんの?」
「毎日たくさん筋トレ、なんてことはしてねーよ。筋トレする時は週に1~2回。量も大したことしてねーし、むしろ走ってばかりだな」
お前の体もええものやぞ、T田。そのうちパイオツ揉ませろ。
「こないだの定期テストも良い点やったよね?部活に打ち込んでるのに、勉強どかどうやって出来るようにしてるん?やっぱ勉強もめっちゃやってるとか?」
「まぁ要点だけしっかり押さえてりゃ中学の勉強なんてそんなにやらんでええんやで。それが出来れば別に勉強なんかそんなやらんで済むし」
半分以上は引継ぎとチート能力のお陰である。俺は中学に上がってからも勉強は1秒たりともやったことはない。すまんな、ズルしてて。
そんなことよりN島、そのパイオツ揉ませろ。
「なーNNS!それやったら、うちにも効率良い勉強教えてーやー!
あと引き締まった体にする方法とかも教えてーやー!NNSのあんなきれいなお腹に、うちのお腹も同じようになりたいわー!」
「おーう。俺も割と雑にやってる方法やから全部鵜呑みにしたらあかんでー。
それと腹を絞る為の筋トレやけど、いきなりハードなものからやるんじゃなくて、まずは――」
色々教えてやった見返りにお前の身体でエロエロさせてくれよⅯ田。その美乳そうな胸とハリのあるスベスベ太ももを触らせろー。
因みにこの頃の俺は、テニス部に所属している褐色肌の活発系少女であるⅯ田まゆきがお気に入りだった。なんかこの子がいちばん俺に話しかけてくる異性だからか、なんか気に入ってる。というか脈あるんじゃね?来年には体を許してくれる関係になれたらええなぁ。
昔の俺には、こんな展開は全く無かった。引継ぎのお陰でこんなにも異性と会話するイベントが起きるなんて!中々にウハウハしたスクールライフだ。
欲を言えば、体を許してくれる展開を誰かとやりたいなー、と思っている。そう、童貞を卒業したいのだ!!
このルートでそれが叶えられればな、と思っている。ヤりてぇなー、好みのJCと。
スクールライフはそんなところ。冬に入る頃には、去年以上の大金を獲得していた。色んなところへ出張しては、目当てのジャンボ宝くじを買いまくり、総額100万は稼いだ。その金で新しいゲームや携帯機器を買いまくり、エッチな動画もダウンロードしまくったった。親に内緒で高級焼肉や寿司を食べたりもした。文字通り好き勝手に大散財する毎日を送った!
この頃のゲームは、ポケモンシリーズで俺的歴代最高傑作の作品「ハートゴールド・ソウルシルバー」が発売された。唯一何度もストーリーを楽しんだやつだ。いやこの作品のストーリーを超えるものは俺の中では無いわマジで。ロケット団との完全決着、ライバルが軟化して可愛げあるキャラになっていくところ、地方二つを行き来できるところ、新要素ポケスロンなどなど。中身が中学生だった昔も心がすっかり成人した今も、このゲームはやっぱ楽しい、楽し過ぎる!
そしてこのソフトを対象としたゲーム大会にも参加して、見事優勝してやった。
他にもモンハンとかにも手を出した。PS4世代から本格的にやり込み出した俺にとっては、昔のモンハンの操作にはマジで苦労させられた。色々不便過ぎる。まぁ改造チートで最強ハンターあっさり作れるから結局勝てるんだが。
俺はゲームを改造してチートするのも楽しいと思う派だから、勝てない敵が出たら躊躇無くチートコードを使う。ゲームなんて楽しければ何しても良いのさ。どうせ非現実でのやりとりだけなんだし。俺まだ未成年だから改造しても大して罪にならないし。やれるうちにやっとけってな。
そんな感じで中2も良い感じに修正して好き勝手にやり直して満喫してやった。
秋が終わる頃には200mで22秒が出てべーさんを完全に超え、大阪では中2の中ではナンバーワンになった。来年には全国へ駒を進めて入賞してやろう。
さて、ここまではせいぜい大阪府の範囲内でまで活躍したに過ぎなかったが、来年からはいよいよ全国で大活躍してやろうと思う。
他にも女にゲームに金...。何でも全部満喫してやるぜ...!
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