32冊目 ジョニー・ザ・ラビット

 ジョニー・ザ・ラビット

 東山彰良 双葉社


 ハードボイルドな探偵もの……と思いきや、主人公はウサギ。いや、事実ハードボイルドな探偵もので何も間違っていない。主人公のジョニーはかっこよくっていい男だし、依頼主のソフィアもいい女だ。ウサギだけど。

 人探しの依頼から始まった調査は思わぬところでジョニーの過去へつながり、復讐を果たすべくウサギの身で単身マフィアたちのいざこざに巻き込まれていく。ウサギの身で、と書いたが、このマフィアたちはジョニーの元飼い主の関係者、つまりは人間である。この作品のウサギは本当にウサギだ。ウサギのサイズだし二足歩行もしないし当然喋れない。そんな身体で元飼い主の敵を取ろうとするジョニーの大活躍にこうご期待!

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