第12話 ステータスオープン?
サブの運転するレクサスLSの後部座席で俺は先ほどのタコ焼き野郎のデーターをタブレットで確認していた。
「ちょっと調べただけでもこんな真っ黒クロすけ、上級キャリアだからって良く組対に潜り込めたよな。」
「ちょっとって兄貴、タモっちゃんのスキルはちょっとじゃ無いっスょ~」
「それもそうか タモツだからの調査能力か。」
「そうっスょ、兄貴。」
「関西のタコ焼き野郎のちょっかいがちょっと鬱陶しくなり出したな~」
「そ~っスね~」
「何か最近やり口が巧妙になって来たっスょね」
「あっ、兄貴、 因みに昼飯何食うんスか?」
あ~ それな
「マリちゃんの所でも久しぶりに行ってみっか?
商店街からもそんなに遠くねーし。」
「マリちゃんの店っスか? 久しぶりに良いっスね~」
「ちょっとサブに見てもらい物と相談も有ったからな。」
「兄貴が俺に相談っスか?」
「おぉ、サブかタモツ辺りが最適かな~」
「何でも任せて下さいっス!」
いらっしゃ~ぃ♪
あ~ら♪ お久~ 最近全然来てくれなかったじゃな~ぃ
「マリちゃん、サブと二人個室で! ランチはマリちゃんにお任せ2人前ね。 リーマンだから昼間から酒飲まねーょ?」
分かってるゎょ~
奥の個室使ってね~
俺は片手を上げマリちゃんに挨拶をしてサブと一緒に個室へ入った。
因みにマリちゃんは元の俺の兄貴、足を洗って小料理屋をやってる。
つるっパゲの化粧したゴリおやじがやってる以外は極めてマトモと言うか料理の腕はビカイチだ!
「兄貴、見せたい物とか相談って何っスか? 女優とかアイドル、ハメ撮ったんスか?」
「サブ的には女優とかアイドル以上の衝撃だと思うぞ?」
俺はニャニャしながらスマホをサブに渡した。
サブがアルバムを開きムービーを再生して・・・ 固まった・・・
「兄貴? これって今日の動画っスよね? てか未来の動画っスか? 撮影日も時間も何かおかしいっスけど・・・
このエルフとか獸人とかみんな外人っぽぃけど・・・ いつの間に撮って来たんっスか?
謎言語も喋ってるっスね・・・
あれ? 何で兄貴の鳳凰が飛んでるんスか?
なんなんっスか? この動画?」
あははははっ!! 予想通りに挙動ってんなサブw
俺はニャニャしながらサブを見ている。
「兄貴? もしかして・・・ 本物っスか?」
俺はニャニャしながらコクコク頷いた。
えぇぇぇぇぇぇ・・・・
俺はサブにこの4時間半の出来事を話した。
サブ、めっちゃ目が輝いてるwww
「じゃじゃじゃじゃ~ 兄貴、20日まで魔法とか使えないんっスか?」
「使えねーんじゃねーか?」
知らんけど。
「じゃじゃじゃじゃじゃ~ 兄貴、ステータスオープンって唱えてみてもらって良いっスか?」
俺が???って頭を捻ってると
「あ~ ドラ○エとかで画面のハジに出てるHPとかMPとか出てるヤツっスょ。
ちょっと待って下さいね。 俺のスマホにゲーム入ってたんで・・・ こんなんっスね。 ステータス画面。」
ふ~ん じゃ取り合えず唱えてみっか?
『 ステータスオープン! 』
!! ピンコーン !!
ステータス画面開示を習得致しました。
「サブ・・・ ピンコンって鳴ってステータス画面習得したってさ・・・・・」
マジっスか?・・・・ 兄貴・・・
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