資料②
7/11:二章終了したので追加しました。
補足程度の資料です。本編で学校の話が出てきたので、そのあたりの話も含めて。
☆学校
小学校(六年)→中学校(六年)が一般的。
龍王国では義務教育は小学校のみだが、小卒では第一次産業くらいでしか働けないので、たいていは中学校に入る。
貧しい農村部では小卒が多い傾向にある。
小学校入学時、小3、中学校入学時、中3のときにそれぞれ別の学校に入る試験を受けることができる。
それ以外のタイミングでは、引っ越しや病気などの特別な事情がない限り別の学校に入学することはできない。
特別学校・専門学校はたいてい中学校入学時か、中3修了後に入学。
☆文字
神聖文字
一般文字
民用文字
がある。
中国語と似ている。
民用文字はいわばひらがなのようなもので、一番簡単に書ける字体である。
一般文字は漢字のようなもの。書籍など普段使うのはこれ。
神聖文字は公的文書や宗教的事項に使われる文字である。普段は使わないが、大切な書類等に使われる。
☆人類
獣人と純人にわけられる。
二つの人種は発生起源が違う。
「人間」というカテゴリーに二つの生き物がいると思って良い。
・純人
地球上にいる人間と全く同じ形質を持つ。
獣人と区別するためにこのように呼ばれている。
余談だが、「純人」という呼び方が獣人に対して差別的だ、という批判があり、別の呼び方もあるがここでは割愛させていただく。
・獣人
純人とは異なる人類の総称。
ノスルア大陸(龍王の書で舞台となる大陸)には、蹄のある種族はいない。大昔に絶滅している。魚類と両生類の獣人もノスルア大陸周辺には存在しない。
なお、龍人もまた、純人あるいは獣人と発生の起源が異なるが、現時点ではまだこの世界では知られていない。
・産まれ方
父親、母親それぞれの種族によって、産まれる子の形質が決定される。
獣人父×獣人母
そこそこ似たような動物(狐と犬、トカゲと龍など)であれば、母は特に何の障害も無しに子を産める。
全く似ていない動物(猫と犬、鳥とトカゲなど)であれば、母は自分と同じ種族の子(ほぼ同じ姿の子)しか産めない。
獣人父×純人母
どんな子でも産める。(純人でも獣人でもOK)
純人父×獣人母
どんな子でも産める。
純人父×純人母
どんな子でも産める。
隔世遺伝により、純人どうしの子でも獣人が産まれることがあるが、たいていⅡ型の獣人になる。(詳細は後述する)
この世界には孤児院がたくさんある。養子制度が整っていて、血の繋がらない親子もわりと普遍的に存在する。その多さの理由としては、先述の通り、異種族獣人どうしのカップルの間には子が産まれにくいこと、戦争などの戦いが多いこと、宗教的文化などが挙げられる。
・獣人の形質
獣人には大きく分けて三種類の形質がある。
Ⅰ型
ウルフのように、全身が毛皮や羽毛、鱗に覆われている。元の生き物が人間型になり二足歩行しているイメージ。元となる獣の特徴が比較的強く出る。(ウルフの場合、嗅覚が鋭いなど)
獣人の約80%はこの形。
Ⅱ型
腕の肘から先、足の膝から先が毛皮等に覆われた形。尻尾もある。ケモミミは無い。「龍王の書」には登場しない。
獣人の約20%はこの形。先述の通り、片親が純人だと特にⅡ型になりやすい。
X型
隊長のように、Ⅰ、Ⅱには当てはまらない形。0.1%の確率でこの形になる。
遺伝子異常が原因。高い確率で何らかの病気や障害を持っている。
☆その他補足事項
・なぜ銃を使う人が少ないのか
特に龍王国では、銃及び銃弾は非常に高価なものである。
戦争で火薬や鉛などを大量に消費したため、銃や銃弾に使う原料がノスルア大陸全体で不足しているためである。
・車について
100年ほど昔から生産されていて、基本的には修理を重ねながら使われている。隊長たちがよく乗っているのは黒狐が20年ほど前に購入したものだが、これもまたよく故障するので、黒狐が定期的にメンテナンスを行っている。
維持費がバカにならないので、ある程度の収入を持つ世帯にしか普及していない。
乗るには練習と免許が必要。
・飛行機、電車は存在しない。汽車は存在する。
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