第36話  第1巻設定集

注意。この設定集には幾らか物語の先に関わる事を察するような内容があります。


この設定集は35話までの設定を書き上げております。



1、物語の大まかなあらすじ




高校の就学式の日。『天次空あまつぐそら』は不幸な事に落雷により一生を終える。


だがその後、《天界》にて《天国》に行く為に仕事をする。


天界に来て一年が経つ頃、『魔王』によって世界が破滅してしまう為、それの回避として『カナリエ・べフェルト』と共に異世界転移する。


転移早々に『ザッコ』と一緒に【クエスト】を受けて異世界いるという事を実感した。


その約二週間後、『セレナ』と出会い、クエストをしたり観光案内をしたりして仲間となる。


セレナを仲間にした次の日。空を殺すように指示を受けた『悪魔(仮)』が現れ、悪魔(仮)と二度と戦う。


後日その悪魔との戦いで被った【ギルド】の被害を請求され、困窮した財布を潤す為に賞金がかけられた熊の討伐へと向かう。


討伐の際、『ハリィ』と出会い行動を共にするが、火力不足を解消する為にカナリエとセレナと別行動。


天界からの協力もあり、銃を完成させると合流して熊を討伐し、ハリィも味方になる。




2、キャラクター紹介




天次空あまつぐそら


今作の主人公。性格はそこそこサバサバしているが、結構心が打たれ弱い。


友人はそんなに多くはないが、気が合った人間とは特に仲がよくなりやすい。


趣味は趣味と言えるようなものがないが、大概のものには興味を示してる。


特技は無駄な発想力。


実はそこそこ頭が良い。




『カナリエ・べフェルト』


空の先輩に当たる人物。性格は天真爛漫で、裏表がない。人が幸せだと自分も幸せな位いい子。


天界に200年程いるくせに、困った事に友人らしい友人が全然いない。一応友人らしい友人としては空と雲がいる。その中でも特に空がお気に入り。


趣味は天界に来て知った漫画やアニメにゲームで、空よりもカルチャー文化は詳しい。


特技は直ぐ人と仲はよくなる事。


意外と天界での仕事を人一倍こなせる。




小阪雲こさかくも


空とほぼ同時に天界に来た社会人。大らかな性格で、人と話すのが上手。


友人は多いが、自分とほぼ同時にやって来た空に親近感を持っており、またその空と仲がいいカナリエとも仲が特別よい。


趣味は運動で、陸上をやってた。


特技はボードゲーム。


実は結構雑な所がある。




『ザッコ・ドラチェス』


空が異世界転移した際にクエストに同伴した男。軽い性格で、お節介好きだが男達からの信頼は厚い。


副業で衛兵の仕事をしている為、顔がかなり広い。


趣味は読書。


特技は片腕で繰り出す剣術。


新人冒険者を見かけるとよくクエストに同行したりアドバイスをする。




『ジギル・マチェリー』、『ハイド・マチェリー』


ギルドの従業員をやってる姉妹。性格は二人とも元気で明るが、それ以外見た事ある人が全くいない。


友好関係は非常に狭く、同年代の友達と遊ぶ事がなく、二人ともギルドの仕事を忙しくこなしている。


趣味は二人ともお絵描き。


特技はジギルは裁縫で、ハイドは掃除。


一人称をわたしと言うのがジギルで、あたしと言うのがハイド。




『セレナ』


元修道者だが、信仰心が薄い。丁寧で誰に対しても基本は優しい。ただし、お金の事に関してはがめつい。


友好関係は村に来て日が浅い為ここでは特にない。


趣味、というよりかは癖でお腹が減るとコインを噛む。


特技は計算や棒術に料理と多芸。


シスター服の下には色んな仕込みがある。




『悪魔(仮)』


空を殺すように誰かから命令を受けた悪魔。性格は正々堂々としているが、それは単にバカの裏返し。


友好関係は完全不明。


趣味は特になし。


特技もなし。


名前がまだ教えれない。




『ハリィ・アト』


熊の討伐の時に会った子供。口数が少なく、誰とも仲良くしようとしなく冷たい。けれども、空の努力や言葉を受け、心に変化が起きた。


元の村にも友人がいなく、常に一人。ただ、周りは仲良くしたいと思っている。


趣味は特になし。


特技はキノコ魔法。


魔法の名前はその魔法の効果になぞった感情で決めている。




3、用語




《天界》


死後行く先の一つ。知的生命体は死ぬと《天界》、《地獄》、《魔界》の三つに行く事になる。


天界は死んだ生命体の8割が行く所で、そこでは生前犯した軽い罪を償う。


償う方法は不幸な目にあいそうな人間等を、そうはならないように回避する。


贖罪の後は《天国》へ向かう。




《地獄》


死んだ生命体の1割が行く所。


生前多く罪を犯した生物が行き、そこで罪を償う。


その罪の償い方は非常に辛く、人々が想像する地獄と同じ様な苦行をする。


ここでは贖罪を終えても《天国》に行けず、もう一度人生をやり直される。




《魔界》


死んだ生命体の1割が行く所。


実は情報が殆どなく、天界では偏見が溢れてる。




《事象》


天界で罪を償う時に起こした行動を指す。


種類としては、周りの生物に乗り移ったり、相手に言葉を送ったり、体を少し操ったりがある。物を世界に送る事も可能。


ただし、物を動かす事は出来ない。




《天国》


天界で贖罪を終えた者が向かう先。


そこは道徳上の制限があるが、悠々自適な生活が送れる。


一応天界から連絡が可能。




《ナブルカ村》


空が降り立った村。辺境の中では最も豊かで、村というよりかは街に近い。


産業も畑よりも貿易や第三次産業がメイン。


観光名所として、この世界の世界遺産的な存在の寺院がある。




《オベロ村》


ハリィの住んでた村。ナブルカ村と比べて豊かではないが、貧しい訳でもない。


産業は農業で、第三次産業は殆どない。




4、設定




【魔法】


魔法は体内で自然生成される魔力を消費して起こす現象で、その現象はイメージ次第で変わる。


魔力があるとして、それをどう動かすのか、動かしてどうするのかは全て個人の感覚で完結する為、魔法には得手不得手や使用不可がある。


得手不得手が激しい魔法だが、魔法には三種類ほぼ全員が使える魔法がある。


一つは火魔法で、これは三種類の魔法の内で最も強く、他にある魔法と比べても単純に強い。


二つは水魔法で、氷魔法も水魔法の内に分類される。使い用はウォーターサーバーと酸性雨アシッドレインしかなく、ゴミ。


三つ目は自然魔法。水魔法と同じで別の魔法も含めて総称自然魔法。含まれているのは土魔法と木魔法。使い勝手の良い技が多いが、燃費も悪くこれならば火魔法の方が強い。


以上の三つをまとめて「基本魔法」と呼ぶ。


それとは別に「固有魔法」というハリィが使ったキノコ魔法のような基本魔法から外れたのがある。




【冒険者】


ギルドでクエストを受けたりする者を多く指すが、旅人や傭兵を指したり定義は曖昧。


意味は文字通り冒険をする者で、そう名乗ればそうなる自己申請制。




【クラス】


冒険者に限らず、傭兵や騎士に軍人が自分の戦闘スタイルをクラスを呼称する。




【ギルド】


冒険者やその他の人々に仕事を斡旋する機関。


過去に【モンスター】に悩まされてた人が解決を望んだ。


その解決として、腕っ節の立つ人に依頼しようとなり、問題は解決した。


けれども問題は一度では終わらず、またも依頼をする状況になると、いっそ問題を解決する機関を作ろうとなり、個人で斡旋してたのが巨大化し、今ではモンスターの素材を得る場所としてもなくてはならない機関となっている。


しかし、ギルドは機関の性質上全ては民営であり、悲しい事に利益を巡って他ギルド同士での潰し合いが起きたり、過去には国家を相手に脅したりもした事がある。




【モンスター】


生体的には動物と同じであるが、人間によく危害を与えたりする動物に与えられる呼び方。モンスターと同意義語として魔物や魔獣というのがある。


定義が甘いモンスターだが、明確な定義の一つに魔力を使える動物というのがある。




【悪魔】


意図的に創り出した生物を指す言葉で、意味合い的にはホムンクルスに近い。

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