ビビリの話

物心ついた頃から活字が好きだった。読み書き以外にできることが何もなかった。

文章は結構冷静でしっかりしてるくせに日常生活では結構とんちんかんでボーッとしているからこの日記を読んだ人が実際に私に会ったらびっくりするんじゃないかな。逆に普通に知り合った人がこの日記を読んだらそれはそれでびっくりされると思う。

だけどどっちも無理してるわけじゃなくて、一応どんな時でもそれなりに自分らしく振舞ってるつもりなんだけど、それでも自分で自分がよくわからない。ギャップがありすぎるから誤解されても仕方ないって思う。

二十歳の頃お父さんにお父さんが二十歳の頃なんて何も考えてなかったよって言われたけどそういうこと言われるのが一番しんどい。私だって何も考えずに楽しくのほほんと生きていたいのにそしたらお前は何も考えてないって言われて怒られたりする。

客観性と協調性と社交性がないからどこに行って何をやっても浮いてしまう。万人に好かれる人なんていないし嫌われるだけなら別にいいんだけど嫌われることによって嫌がらせされたり変な噂流されたりするのがしんどくて、傷つくんだけど、だったら自分を変えて嫌われないようにするしかないから、嫌われないように振舞ったら周りに合わせてばかりだとか言われるし、もうなんか疲れた。何を考えて何を話して何をして生きればいいのかわからない。誰かと安心しながら関われたことがない。いつもビビリながら生きていて、ちょっと勇気を出してどこかに飛び込んでみてもすぐにダメになってしまう。

だからもう何度か9階の家のベランダから飛び降りようと何回もしてるんだけどやっぱり怖くてなかなかできない。これから鬱が寛解して精神病とは無縁の人生を送れるんなら生きていてもいいかなって思う……でも発達障害は病気じゃなくて障害だから治ったりしないし家族にすらいまいち理解してもらえてなくて、そういう自分を好きになれないしなっちゃいけない気がする。

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