039:GUILTY GEAR XX SLASH
【タイトル】
GUILTY GEAR XX SLASH
【ハード】
アーケード/プレイステーション2
【販売/開発】
セガ/アークシステムワークス
【発売日】
2005年9月/2006年4月13日
◆『HEAVEN OR HELL!』
最初の格ゲーブームが「ストリートファイター」と「THE KING OF FIGHTERS」で形作られたものであるならば、第2次格ゲーブームといえるものを作ったのは間違いなく「GUILTY GEAR」でしょう。
初代ギルティギアは家庭用で登場しましたが、一撃必殺技とか無限コンボとか過激なバランスで成り立っていました。
むしろその過激さと、そのゲーム性にマッチした世界観やBGMがユーザーの心を掴んだのでしょう。
「
初心者お断りな感じになっていますが、ただそれが閉塞感漂う格ゲー界隈を刺激したのも確かなんですよね。
その続編「
家庭用版ではストーリーモードが追加され、各キャラクターのバックストーリーがより詳細に語られるようにもなりました。
私もこの家庭用版で遊んでいた人です。
いくつかバージョンを試していますが、個人的にはこの「SLASH」が思い出深いです。
一番遊んでたから。
当時大学生だった私は、ゲーム系のサークルにいたんですよ。
そこで友人や先輩方がやっていたのがこのギルティ、それもSLASHでした。
いやー、格ゲーに熱くなる人達というのを、初めて生で見たって感じですかね。
その影響でちょっとやりだしたんですよね、私も。
あと、女性の格ゲーマーという存在と初めて会ったのもこの頃ですかね。
いやね、サークル内でチーム作ってギルティの大会出たこともあるようですが、大将がその女性の先輩だったんですよ。
テスタメント使いのお姉さんでした。
テスタって、かなり複雑な技を使う上級者向けキャラだったと思うんだけどなぁ…
とにかく、女性のガチゲーマーという存在に出会ったのは、一つ大きな経験……だったのかもしれません。
熱中するゲーマーに性別なんて関係ない、と。
いないわけはないんですが、直に会ったことで、実感できたという意味で。
◆『闇慈はまだか!』
にわか格ゲーマーな私が何を使っていたのかというと、
扇を使って戦い、ガードポイントという相手を受け流すことが出来る特殊な技を備えているキャラクターです。
世間的にはキャラ人気はあれど、使用率はそこまで高くないと言われてるキャラです。
なんでなんでしょうかね?
私は一番使い易かったというか、うまく操作感がハマったんですよ。
眼鏡だからですかね?
コマンドもそこまで複雑じゃないしね。
あと、SLASH当時は闇慈の技が全体的に強かったなぁって思うんです。
横ハイスラッシュとかそうですよね。
くるくる回って攻撃するのが多段ヒットになってゴリゴリ削れるし。
おまけにしっかりガードポイントがついてるし。結構判定強いし。
そこから必殺技に繋げられるし。
一度だけ、カイの超必殺技「ライド・ザ・ライトニング」をガードポイントで防ぎ切ったことがあります。
偶然出したハイスラでガガガガッと防いで、「あれ防げるんだ」とお互いビックリした思い出。
次のバージョン「
おまけにガードポイントも超シビアになってるし。
私が「Λ CORE」になってギルティから離れたのは、バグがあったからとかゲームバランスがひどいとかじゃありません。
闇慈が使いにくくなったから。そんだけです。
非格ゲーマーなんてそんなもんです。
「
ストーリーモードにはちらっと登場しましたけどね。
続く「
格ゲーはゲームバランスの関係上、どうしてもシリーズが変わるとキャラのリストラは避けられません。
特にギルティは、ナンバリングが変わるとゲーム性も大きく変えてきたシリーズ。
ブリジットに闇慈にと、人気キャラでも容赦なくリストラを喰らうことがあります。
2人とも未だ埋もれてしまったままなんですよね……
ザッパはXrdで予想外の形で登場しましたが。
◆『世界でただ一人、ゼネラルディレクターという肩書を持つ男』
ギルティギアのゼネラルディレクター、石渡大輔氏は本当に凄い人です。
ギルティギアシリーズではゲームデザインとプロデュース、シナリオを手掛け、キャラクターデザインにも関わり、BGMを手掛け、更に主人公の声まで当てちゃう。
1本のゲームシリーズにここまでマルチに関われるクリエイターはそうはいないでしょう。
さすがにシリーズが大きくなった今では、プロデューサー・ディレクター業に専念していると思われますが、やはり石渡氏がいなければギルティとは思えないと言えるくらい、ゲームの中身にガッツリと関わるタイプのクリエイターです。
実は一度だけ、直接お会いしたことがあります。
といっても、私は他の人の付き添いで直接お話したことはないのですが。
マルチに活躍されているからこそ、いろんなゲームの美点・欠点をすぐに指摘できる方でもあります。
とんでもない先輩を持ってしまった…
同じくアークシステムワークスの有名人といえば「BLAZ BLUE」の森Pこと森利道氏もいますが、お二人はベースとなる職業が異なります。
森Pがデザイナーからプロデューサーへ転向していったのと違い、石渡氏は最初からプランナーでスタートしている方です。
だからビジュアルやストーリーだけでなく、ゲームの中身・コアな部分についてかなり切り込んでいくんです。
シリーズの中で、全くゲームジャンルが異なる「ギルティギア2 OVERTURE」というものがあるのも、こうしたコアな部分に新たな挑戦を試みていたからなんですね。
ギルティ最新作「GUILTY GEAR STRIVE」も、格ゲーというジャンルはそのままでも、今までのギルティとはゲーム性が違う方向に行っているみたいですね。
こうしたチャレンジが許容されているのも、石渡氏が中核にいるからなのかもしれません。
ギルティの次なる進化はどのようになっていくのか。
なんかファウスト先生が大変なことになっておりますが。
とりあえず、闇慈の再登場を心待ちにしております。
SLASH!
【追記】
このページが更新される直前に、STRIVEの発売日が発表されました。
さらに、闇慈らしきキャラの参戦がぁ!!!
うはーーー!!
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