004:閃乱カグラBurst 紅蓮の少女達
【タイトル】
閃乱カグラBurst 紅蓮の少女達
【ハード】
ニンテンドー3DS
【販売/開発】
マーベラスAQL/タムソフト
【発売日】
2012年8月30日
◆『おっぱいって、いいよね』
急にギャルゲー来たねって思われたかもでしょうけど。
いやいや、こういうのもやりますよ、私。
いわゆる、美少女もの、お色気ものもそれなりに遊びますよ。
単純なテキストアドベンチャーよりかは、こういうアクションゲームの方が好みですが。
まぁ、私が巨乳派なのは否定しません。
ええ、開き直りますよ。
友人にむっつりスケベなんすねって言われても、もう認めることにしました。
閃乱カグラシリーズは2011年に3DSから始まった、比較的新しいタイトルです。
といっても、もう少しで9周年かー……時がたつのは早いなー。
ジャンルに「爆乳ハイパーバトル」という名前がついているくらい、おっぱいの大きな美少女たちがバトルを繰り広げるアクションゲームです。
えぇ、登場人物のほぼ全員が巨乳女子という思い切りの良さ。
プロモーションでもひたすらおっぱいを強調していくという凄まじさ。
極めつけはプロデューサーの高木謙一郎さん自ら、爆乳プロデューサーを名乗る大胆さ。
この(いい意味で)頭の悪いドストレートな売りが功を奏して、3DSの美少女ゲーとしては異例の売り上げを出してシリーズ化がされました。
いろんなハードで続編・スピンオフが出たし、2回アニメ化もしましたし、現在もスマホゲーで続編が続いていますね。
10周年も視野に入ってきた、美少女ゲーとしては息の長いシリーズになりました。
ちなみに今回レビューする「閃乱カグラBurst 紅蓮の少女達」はシリーズ2作目になりますが、1作目「少女達の真影」も(調整されてますが)丸々収録されてます。
なので今回は、1作目と2作目の両方のレビューになりますのでご了承を。
◆『こまけぇことはいいんだよ、おっぱいがあれば!』
閃乱カグラは、現代に生きる忍学校に所属する少女達を操作して、任務の遂行を目指すアクションゲーム。
第1作「真影」では、善忍を育成する「半蔵学院」に所属する5人が主役。
学院に眠る「超秘伝忍法」の巻物を巡り、ライバルとなる「蛇女子学園」の面々と熾烈な争いを繰り広げます。
第2作「紅蓮」では、悪忍でありライバルキャラだった「蛇女子学園」の5人が主役。
第1作とはパラレルストーリーになっており、同じく巻物を巡る戦いが描かれますが途中の経緯が異なります。
可愛らしい見た目に反して、結構シリアスなストーリーが展開されていきます。
厳しい立場に置かれながらも正義とは何かを求め戦う善忍の少女達。
「悪は善より寛容である」を合言葉に、大胆だが過酷な世界で生きる悪忍の少女達。
メインとなる10人には、それぞれに信念やバックボーンが設定され、ステージの合間のイベントシーンでその生き様を垣間見ることが出来ます。
…まぁ、結局全員脱がしに行くんだけどな!
ゲームとしてはベルトスクロールアクションが近いでしょうか。
3Dのキャラが斜め見下ろしのステージを舞台に、それぞれの武器で敵を蹴散らしながら任務達成を目指していきます。
空中に打ち上げてコンボを決めたりも出来ますよ。
まぁ、アクション部分は慣れるとひたすら連打でコンボを繋げる感じになってしまいますが。
本作の特徴といえば、やっぱりそのお色気に振り切ったシステムでしょうか。
ボス敵となるライバルの少女達に必殺技を当てればコスチューム破壊!
服が破ける演出と共に、ぷるぷる揺れるわけです。
ちなみにトドメも必殺技で決めれば、特別な破壊が見られます。
コスチュームを全破壊させたいがために、早く倒さずじっくり戦う人も多いのでは。
まぁ、今作ではせいぜい服が全部脱げて水着にされちゃう程度ですが。
この衣装破壊はシリーズ最大の特徴として、シリーズが進むごとに(実にいい意味で)ふざけた方向に進化していくことになります。
また、命懸けというシステムもあったりします。
自分の方が服を脱いで、防御力がゼロになる代わりに攻撃面で大幅にパワーアップするというものです。
いろんな意味でテンションが上がります。
他にも、更衣室というシステムがあり、登場人物たちの衣装を変えたりできます。
この更衣室がやたらと凝っているのもシリーズの特徴。
本作の時点でも、制服・水着・忍装束(という名の変身後の服)と3種を設定でき、アクセサリも色々装備できる。
お好みの衣装で戦いに挑み、そしてボロボロにしてやろうぐへへ(マテ)。
◆『3DSユーザーのツボを的確に刺激した一作』
ともあれ、こういう美少女ゲームなんて他にもあるんじゃねーのと思う人はいるかもしれません。
単にえっちぃゲームなんてそれこそ世の中にたくさんあるわけですし。
だが、忘れてはいけないのが、このゲームが出たハード。
そう、ニンテンドー3DSです。
「ポケモン」とか「どうぶつの森」とかで大ヒットを飛ばしていた、あの3DSです。
立体視が出来て、タッチペンが同梱されている、あの3DSです。
ええ、そうです。
このゲームのヒット要因は、3DSならこういうのが出来たらよさげじゃねという、男の密かな欲望を的確についたプロモーションだったのです。
3DSだもの、おっぱいを立体視で見たいじゃないですか。
タッチペンでつんつんしてみたいじゃないですか。
そんな欲望を抱えた男達に、「世間の目なんざ知らねー!」と言わんばかりの大胆なプロモーションを叩きつけた。
3DSなんてお子様向け、そんな風に思ってる人たちを尻目に、買いに走った人たちが多かったんでしょうな。
5万売れればヒットと呼べるような時代に、10万近くまで売れたそうです。
そもそも閃乱カグラのチームは、もともとは「一騎当千」という漫画のゲーム化をしていたチームだそうです。
えぇ、美少女がいっぱい出てきて、服が破けたりする、あの「一騎当千」です。
その時のノウハウを使いつつ、新規タイトルとして低予算で作られたのが第1作。
ところが予想以上の売り上げを示したので、完全版となる第2作のBurstが発売され、後にシリーズ化となりました。
ゲームはプロモーションが大事っていうのが、ある意味物凄く的確な形で示されたタイトルでした。
ええ、私も釣られた口ですよ。
……まぁ、立体視もツンツンも出来ないんだけどな!
第1作の時点では!
Burstにてようやく立体視が導入されました。
ついでに、ジャイロ操作で意図的に揺らす機能も付きました。
更衣室で思いっきり揺らしまくれます、思う存分堪能してください。
ただ、タッチによるツンツンは、PS Vitaで出る更なる続編まで待つことになりますが。
えぇ、ハードの差によってこんなに出来ることが違うんだと、これほど認識できるシリーズもそう無いですよ。
性能的にも、ハード会社の制約的にも。
2018年にはPS4でHDリメイクされましたね。
「閃乱カグラ Burst Re:Newal」という名前で。
今作をベースに、新しく再構成されているようですよ。
お色気システムも相応にパワーアップしているようですよ。
(私はPS4を持ってないのでまだやれてないのですわ……)
…まったくの余談ですが、私は半蔵サイドの主人公・飛鳥が好きなんです。
可愛いです。
だけど、なかなか同志が見つからないんですよね……
ライバルの焔とか、後発主人公の雪泉とかに人気が取られてしまって。
公式からも地味と弄られる始末。
土属性か!
土属性があかんのかー!?
(飛鳥は何気にゲーム界では珍しい土属性主人公です)
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