05 骨格艦/レヴナント (fix
録画映像は最初、ステーションの近くの宙域に、
それは宇宙に幾何学模様を描き、やがて文字や文様のような形をとる。
それらが集まり、平面の、魔法陣のような複雑な円図形が描き出されると、円陣は一層強く光を放つ。
厚みの無い、
所々にある突起やビーコン、ディテール・ラインから人工物であるとわかる。古典的なところなら、葉巻型UFOに似ていると云っても、いいかも知れない。
スケールを見ると、全長は約300
恒星系のような重力圏内、或いは離脱する際の、長距離
紅い円陣から姿を現したソレは、軽く減速した後、上部の外装を弾き飛ばす。
トランスポーターの中から現れたのは、
傘を開く様に、短冊状の
ありていに言えば、巨大ロボット。
『艦』というだけあって、ゲーム内のスケールで、フル装備状態での全高、全長は100
竜骨型の艦船と違い、宇宙ステーションのように
ユキムラいわく、この各
ゲームとしては、
ただし、
だからと言って、
貧乏性の俺には辛い仕様だ。
「これ、
「スカラブレイ
「でも、このトランスポーターの運用費用を考えたら、これじゃウチなんか襲っても全然儲からないんじゃ……」
銀色の
肩部の
その
「トランスポーターもだけど、使ってる
「シド君……早口過ぎ。後、貧乏くさい」
ユキムラが、ものすごく残念な人をみる表情で俺に言った。そうは云われても、性分なので仕方が――「いや、ごめん」
そんなことを話している間にも、映像ウィンドウに映る
ステーションの防衛モジュール射程内。
に、入るとほぼ同時に、
ゲイボルグ92は、俗にスナイパー・ライフルと呼ばれるタイプの
そうして作った対空網の穴に、
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