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俺は現在、酔っ払いに導かれながらどこに向かっているかも分からず歩いている。そんな時だった。彼女が道の方ではなく建物を指さした。俺は彼女がその指差した場所を見て、「え...」となった。
「あ、そこ...に入ろ」
彼女はある建物を指差しながら俺にそう言った。
「え、いや、あの、流石に...」
俺は止めようとするが彼女は止まらなかった。酔っ払い如きの力なら止められると思ったがそんなことはなく俺は彼女の力強さに負け、その建物の方に引っ張られる。
俺が止めようと理由がある。その施設がラブがつくホテルだからだ。この女完全に誘ってやがる。ビッチなのか?そんな噂は聞いてないが、まあそんな雰囲気がないかと聞かれるとまあ...いつか、こうなって欲しくないけどこうなってしまうのではないかと心配はしていた。まさか、こんなに汚れた女の子になってしまったとは。この発言は流石に失礼か。とか、俺が思ってると彼女はグイグイ進んでいく。俺はただただ引っ張られる。そして、建物の中に俺は入ってしまった。今考えるとこれはかなり他の人からしたら羨ましい状況なのではないか?女子から誘ってきたんだから、がっついた感もないし大丈夫なのではと思うところはある。いや、これは大丈夫じゃないだろうか?そっちがいいと言っているのに断る理由もないし、お互いダメな理由もないだろう。でも、後で意識のない中〜とか言われたらやだな...俺がそんなこと思ってると彼女がいつの間にか手続きを終わらせて部屋に向かっている。俺は急いで追いかける。
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