第二章 災厄の日々
災厄の日々 第一話 災厄の始まり
イゾルデル帝国は年がら年中、どこかの国と戦争をしている軍事国家であり、当然のことながら国民皆兵制度を採用している。
国民の男子は十五歳の誕生日を迎えると徴兵検査を義務付けられていた。いわゆる健康診断であるが、その内容は徹底したものであり疾病の早期発見につながるため、帝国の平均寿命を数年押し上げたと言われている。
一方、検査を受ける側の思春期の少年たちにとって、その一部は屈辱的な経験であり、生涯のトラウマとして記憶している者が多い。
と言うのも、これには俗に〝
医者は目視はもちろん、触診では陰茎を圧迫して性病の有無を、また肛門を露出させて内部の痔疾の有無まで調べた。
看護婦は極めて事務的に、まるでトウモロコシの皮でも向くように無表情で少年たちの亀頭を剥き出しにした。
大半がまだ女を経験したこともない彼らは、恥辱のために顔を真赤にして耐えねばならなかった。看護婦のゴム手袋をした指で刺激された拍子に勃起するのはましな方で、意志に反して射精してしまう者も珍しくなかったのである。
この徴兵検査で身体に問題無しとして合格した者は、翌年十六歳の誕生日で徴兵される。長男など一家を継ぐ働き手は通常免除されるが、次男以下であればほぼ間違いなく入営して、七年間にわたる兵役を経験することになる。
彼らの多くは農家の三男以下、いわゆる〝
徴兵された兵士は、まず最初に養成学校に入ることになる。ここでは二年の年限で兵士としての基礎訓練や軍学の初歩を学ぶのだが、戦況によっては一年余りで戦場に送り込まれることもある、いわば促成栽培機関である。ただし、魔道士の資格を持つ者、資格はないがその才能を認められた者は、さらに魔道士官養成学校(二年)に進むことが許され、卒業後は成績に応じて下士官(伍長、軍曹、曹長)として任官することになる。
女性は徴兵されないが、看護婦と医師、それに魔道士の資格を持つ者は例外で、彼女たちは国家資格と引き換えに五年の兵役が義務付けられている。
徴兵制とは別に志願制度もあり、志願兵は十三歳で軍の幼年学校(四年)に入学し、士官学校(三年)に進む。ここを卒業すると実際の兵役に付くことになり、准尉として任官する。
これら志願兵は、ほとんどが貴族や市民でも富裕層に属する者たちで、女性も多い。
士官学校を出てその上の軍大学(三年)に進む者は、まず大貴族か軍や政府の高官の子弟である。彼らはエリートであり少尉で任官するが、現場を経験するのは数年だけで、すぐに司令部付けとなって高級将校の道を歩むことになる。
これらの養成校とは別に設けられている教育養成機関が〝近衛教導団〟である。
近衛教導団は、皇帝を護る直属部隊である近衛師団の補充兵を全軍から選抜し育成するために誕生した組織だった。
しかし、近衛師団は帝都に敵でも押し寄せない限り戦闘に参加することはなく、当然部隊の損耗もほとんどない。単に年齢制限で除隊になる者の補充ができればよく、それは年に四、五十人に過ぎない。
そのための補充候補生は、八十人も集めれば十分だった。
すると、たかが八十人の候補生のために教育施設を持った専門組織を維持するのはもったいない、という声があがった。軍特有の合理主義からすれば、当然の結果であった。
そこで近衛教導団には、実際の戦場で揉まれる中、頭角を現してきた優秀な魔導下士官を選抜し、士官候補として再教育(一年間)を施すための役割も持たされることになった。
帝国軍において魔導士の慢性的な不足は深刻な状態で、充足率は六割を切っていた。特に指揮官となりうる上級魔導士(魔導士官)は育成が難しいこともあって、どの部隊からも引く手あまたであった。
〝爆炎の魔女〟という物騒な二つ名を持つ帝国軍魔導大佐ミア・マグスは、二月十日付でこの近衛教導団に魔導教官として配属になった。学期半ば(教導団への入隊は九月)での転属は極めて異例であり、そこには何らかの事情が存在することが明白であった。
* *
「では、以上説明したとおり、本日の課題は『呪文多重化の際に起こる音韻変化について』です。
いつものようにレポートは五千字以上、一万字未満で明日
ネフェル魔導少佐がその日の課題を伝えると、それは午後の一時限目の終了の合図である。教室に集まった選抜研修生たちは、女教官の言葉とともに机に広げていた教科書やノートをしまい始め、がやがやとざわめきだした。
いつもなら教官も講義ノートを閉じ日直の生徒に頷くと、当番が「起立、礼!」の号令をかけ、教官が退出するはずだった。
ところがこの日、ネフェル少佐は顔に何とも言えない笑みを浮かべたまま、手にした指示棒で教卓をパンパンと叩いた。
一瞬でざわめきは収まり、研修生たちは姿勢を正して教官を注目した。
「次は体訓と魔法実技ですが、本日は臨時の教官がお見えです。諸君は
〝体訓〟とは体技訓練の略で、簡単に言えば運動と戦闘訓練である。建前としては剣術、槍術、弓術、格闘術といった兵士が受ける訓練だが、研修生たちは魔導士であってそうした技術は要求されない。
そのため一般的な運動の時間となることが多かった。
昼食直後の講義はどうしても眠気が起きて非効率になるため、一時限目の三十分で午前中の講義(朝八時からの四時間)のまとめと、翌日提出を要求される課題の連絡説明を行い、その後に運動の時間を取って眠気を解消させる――その程度のものである。
だから動きやすい運動着に着替えるのが通例であり、戦闘行軍の重装備で集められるのは、近衛教導団に召集されて半年になる選抜研修生も初めての経験だった。
そんなことよりも生徒たちにとっては〝臨時の教官〟の方が気がかりだった。
ざわめく教室の中で一人の生徒が挙手をし、教官が小さく頷いたの受けて立ち上がる。
「ネフェル少佐殿、その臨時の教官殿とはどなたでしょうか?」
女教官の顔に浮かんでいた笑みが、さらに顔中に広がった。
「それは諸君がその目で確かめなさい。
さあ、集合まで十五分を切っていますよ! 行軍装備が間に合うのですか?」
慌てて日直が立ち上がり、「起立、礼っ!」の号令をかけた。
ネフェル少佐は、実に楽しそうに教室を出ていったが、生徒たちは慣れない行軍装備の準備に大わらわとなった。
* *
ルーニー・トラン魔導曹長は道端に小さな草地を見つけると、文字どおり転がるようにして飛び込み、両手をついて足を投げ出した。
ぜいぜいと息を切らしながら、背嚢にくくりつけた革の水筒を取り出し口につけると、むさぼるように水を飲んだ。
「ふうっ」
どうにか一息をつくと、水分が補給されたことで全身からたちまち汗が噴き出した。
特に鉄兜をかぶった頭からだらだらと瀧のように流れ落ちる汗は最悪だった。目に沁みて痛い上に、首筋からシャツの中へと汗が流れ込み、不快この上なかった。
季節は二月初め、一年で最も寒い時期で空気は凍てついているにも関わらず、彼の軍服は汗でずぶ濡れで、全身からはもうもうと白い水蒸気が立ち上っていた。
ルーニーと一緒に走っていた三人の仲間(彼ら四人は相部屋だった)も、彼に倣って草地に倒れ込み、同様に水を貪るように飲んでいる。
「まったく、何なんだよあの女!
いくら英雄だか知らないが、俺たち魔導士にこんなことをさせてどんな意味があるってんだ!」
ルーニーは額にへばりついた黒髪をうるさそうに手でぬぐった。手袋が汗を吸ってぐちゅぐちゅと気味の悪い音を立てている。
重い背嚢の肩ひもはぎりぎりと身体に喰い込み、兜や武器といった装備はがちゃがちゃと音を立て、邪魔で仕方がない。
行軍装備は全部で四十キロ近い。そしてその格好で十五キロのコースを駆け足で回るよう、彼らは命令されていた。
これはほとんど拷問だった。
* *
少しだけ時間を遡る。
どうにか行軍装備を間に合わせた選抜研修生たちは、練兵場に集合していた。
目の前の演壇の両脇には、見知った教官たちが横並びで整列していた。
教導施設の鐘楼で鐘が鳴らされ、午後の二時限が始まると、演壇に教務長のバッカス少将が立ち、よく通るじゃがれ声で訓辞を垂れた。
「学期の途中で異例ではあるが、このたび新しい教官が諸君の指導に加わることになった。
紹介しよう、君たちも一度は聞いたことがあるだろう、帝国軍が誇る〝爆炎の魔女〟ミア・マグス魔導大佐だ!」
「おおぅっ!」
思わず整列する生徒たちから声が洩れる。
〝聞いたことがある〟どころではない。帝国の魔導士でその名を知らない者など皆無と断言してもよい。それほどの有名人だ。
その大物が教官になる――「何という幸運だろう!」その時は誰もがそう思った。
マグス大佐は演壇の後ろに立っていたらしく、生徒たちにはその小柄な体が隠れて見えていなかった。
彼女は演壇の踏み段を上って壇上に立った。
軍帽から溢れ出るように広がる赤い癖っ毛を後ろでざっくりと束ねていたが、敵に〝赤毛の悪魔〟と呼ばれるその特徴は際立っていた。
軍にその規定はないが、女性将兵で髪の長い者は三つ編みにしたり、まとめてお団子にして広がらないようにするのが慣例となっていた。
マグス大佐も、かつては暴れる癖毛を数十本のヘアピンで抑え込み、どうにか軍帽の中に納めていたのだが、司令部の各部署から「それでは小柄な大佐をいち早く発見できない」という苦情が相次ぎ、彼女だけは特例で髪をまとめなくてもよいことになっていた。
事務方の将兵や文官たちにとって、この癇癪持ちの危険人物をいかに早く発見して避難できるかどうかは死活問題だったのである。
したがって、この大佐がそのトレードマークである赤毛を、一応は束ねていたということは、彼女なりに初めて会う研修生たちに対して気を遣っていたと言える。
選抜研修生で大佐の名を知らぬ者はなかったが、実際にその姿を見たことがある者は皆無だった。
彼女が赤毛だということはよく知れ渡っていたが、意外に小柄であること、目つきが悪く、癇性で青白い肌に浮かぶ
その小柄な大佐が壇上を進み出て声を発すると、意外なほどの大声で、さらに彼らを驚愕させた。
「ミア・マグス魔導大佐である!
私は縁あって、来週から貴様らの指導を担当することになった。
研修期間半ばからの参加ということは残念だが、やるからには貴様らを一人前の魔導士に鍛え上げるつもりだ。
私は来週からの指導計画を立てるに当たって、事前に貴様らの実力を把握したいとバッカス少将殿にお願いし、少将殿は寛大にもその申し出を了承してくれた。
そこで本日、突然のことではあるが臨時に指導教官としてこの場に立たせていただいた次第である!」
マグス大佐はそこで整列する生徒たちをぐっと睨み渡した。
「まずは貴様らの体力を測る。
いいか! 魔導士に体力など必要ないと思っている馬鹿者は今すぐ原隊に帰れ!
戦場における魔導士の継戦能力は、魔力量とその使用の効率化、そして回復力の早さにある。
魔力回復の量と速度は体力に比例することが証明されている。
優れた魔力は優れた肉体に宿るのだ。
貴様らにはこれからその装備で駆足行軍をしてもらい、全員のタイムを記録する。
コースは校舎周囲に設定されている周回訓練路を男子は十五キロ、女子は十キロである。
かかれ!」
否も応もない。大佐の号令で生徒たちは一斉に練兵場から校外に続く未舗装路を駆けだしていった。
行軍装備は、実際に兵士が作戦行動で移動する時と同じ装備である。
軍服に軍靴は当然として、食器、救急備品、携行食、毛布、寝袋、着替え等がぎっちりと詰まった背嚢、水の入った革水筒はまだいい。
腰には重い長剣と短剣、肩から背中には木製だが嵩張る携帯弩とその矢筒が掛けられる。頭にはやはり重い鉄兜をかぶり、とどめに
重いからといって、この円匙は兵士の最重要装備だから絶対に省くことができない。塹壕やタコ壺を掘るのはもちろん、壁を乗り越えるための踏み台に、料理ではフライパンにもなる上、敵を殴る、頭蓋を叩き割る、突き刺すことで首を切断する等、白兵戦における最強の武器と言われていた。
「剣を忘れても
この完全装備で駆足行軍を強いられるのは恐るべき苦行であった。
ルーニーらが途中で音を上げたのも無理からぬことだった。
* *
「おい、あんまり休んでいて到着が遅れたらまずいんじゃないのか?」
休憩仲間のシャダム魔導軍曹がようやく整ってきた息でルーニーに訊ねた。
教導団での研修が始まって半年、彼ら生徒間では魔法技量の差で自然に上下関係ができていた。
黒髪のルーニーは仲間内でも一目置かれる存在で、傑出した魔力量と技能を誇っており、自分がリーダーであるという若者らしい尊大な自負心を持っていた。
「何、教本で定められた時間内に着けば文句は言われないさ。
多少遅いタイムが記録されたとしても、それが何だ?
結局俺たちは魔法が上手く扱えれば、それでのし上がっていけるんだ。
俺たちは全軍から選抜されたエリートなんだぜ?
伝説の英雄か何か知らないが、あんな赤毛のババアの精神論に、『ハイ、そうですね』って従えるかって話だ」
仲間たちはルーニーの強気な軽口に笑い声をあげた。
確かに彼らは全軍から選抜されただけあって、魔導士以前に兵士として優秀であった。体力にもそれなりの自信があり、多少サボったとしても歩兵教本に定められた行軍速度に後れをとるなどあり得ないことであった。
二月にしては珍しくよく晴れた日で、しんと冷えて澄んだ空気が気持ちよかった。
しばらく休んでいると、汗に濡れた衣服が冷やされて猛烈に冷たくなってきた。
「あと五分休んだら行軍に戻って身体を温めよう」
そう思い定めたルーニーは足を投げ出して座ったまま、ぼんやりと校舎の方を眺めた。
校外の周回コースは校舎から一キロ以上も離れている。彼に見えるのは校舎の屋根のごく一部と、鐘楼塔だけであった。
ルーニーは視線を晴れ渡った青空へと戻しかけた。
その瞬間、視界の端っこで何かがキラリと光ったような気がした。
ルーニーが有能な魔導士であることは間違いなかった。
しかも彼は戦場を経験して、一瞬の判断の迷いが生死を分けるということも、嫌になるほど叩き込まれていた。
ルーニーはバネのように跳ね起きると、草地を飛び出してその下の湿地帯に転がり落ちた。
同時に絶叫する。
「敵襲ーーーーっ! そこを離れろっ!!」
ここは帝都である、もちろん敵襲などあり得るはずがない。
だが、こうした場合、瞬時に危機を伝えるのにこれほど都合の良い言葉はないのだ。
一緒に休んでいた仲間たちも、ルーニーほどではないが選抜を受けた魔導士である。
「どうした?」などと問い返す者は一人もなく、全員がルーニーを追って窪んだ湿地帯に転がり落ちた。
冬でなかったら、じゅくじゅくに染み出た泥水でずぶ濡れになるところだったが、今は凍っていて身体に青あざを作るだけで済んだ。
ルーニーは仲間たちが水泳の飛び込みよろしく、頭から突っ込んでくるのを顔をあげて見た。
彼らを追うように、その背後には巨大な火の玉が轟音をあげて迫り、ルーニーの視界を一杯に満たしていた。
彼は咄嗟に目をつぶって顔を伏せた。
同時に「ドォーーーーンッ!」という腹に響く爆発音と殴りつけるような爆風が四人の生徒を襲い、彼らを窪地の泥中に圧しつけた。
熱風が起こり、鉄兜からはみ出した後頭部の髪の毛をちりちりと縮ませ、周囲に毛の焦げる嫌な臭いが漂う。
もし少しでも顔を上げていたら、熱風を吸い込んで気道から肺胞までが一瞬で焼け爛れ、彼らはあっけなく絶命していただろう。
しばらく経ってから自分たちが命拾いをしたことを確認して、四人の若者はのろのろと起き上がった。
焼け焦げた斜面をどうにかよじ登ってみると、彼らが休憩していた草地には直径四、五メートルもの半球状の穴が開いていた。
砂に含まれていた珪砂が高温で溶けだしたと見え、ガラス状に変化した物質がキラキラと陽光を反射している。
「何だよこれ……まさか、ファイアボールか? こんなでかい火球、現実に存在するのかよ……」
ミゲルという若者が呆けたように呟いた。
「おい、ミゲル。お前のファイアボールの最大射程ってどのくらいだ?」
ルーニーが唐突に訊ねた。
ミゲルはまだ夢から醒めないような口調で答える。
「そうだな、無理すりゃ二百くらいは飛ばせるけど、実用的な威力を維持するならせいぜい百メートルってとこだな」
ルーニーは頷いた。
「そうだよな。俺も……いや、皆なそんなもんだろう……。
だけどな、これ……あの鐘楼塔から飛んできたぞ」
シャダムが力のない笑い声を出した。
「バカ言え、こっからあの塔まで一・二キロはあるぜ……」
彼らは顔を見合わせた。それ以上言葉が出てこないのだ。
その時、彼らの頭の中に同時に割れ鐘のような大音量が聞こえた。
訓練された魔導士同士が行える遠距離通信、念話であるが、今のは双方向通信ではなく、一方的に押し付けてくる強制通信だった。
「バカもん! 貴様らなぜ避けた!
行軍中にサボるようなたわけ者なんぞ、この場で灰にした方がわが軍のためだ!
いつまでも動かんのなら、もう一度撃ってやる。次は逃げるな!」
脳髄に痛みすら感じるほどの強力な念話、というか罵声に彼らは跳び上がり、全員で
「申し訳ございませんでしたぁーーーっ!」
ルーニーとその仲間たち四名は、他の研修生たちの驚く顔を無視して全速で走り続け、とうとう行軍訓練の先頭を切ってゴール地点に転げ込んだ。
駆け足で後から追いついてきた者たちは、ルーニーたちが幽鬼のような青ざめた顔で倒れ伏し、げえげえと吐き戻している姿を見てさらに驚いた。
結局、この日の行軍訓練で最後尾となった男女いずれの研修生も、歩兵教本で決められた行軍速度をクリアしていた。
教官たちは皆その結果に胸を撫でおろした。彼らは大佐が鐘楼塔に上って監視していたことは知っていたが、ファイアボールを撃っていたことには気づかなかったのである。
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