悠久の魔導王 第八話 街道

「簡単にとは言ったが、いろいろと説明が不足していることは自覚している。

 だが今のところはこれで許してほしい」

 エルフは頭を下げた。


 マリウスはかなり深刻な顔をしている。

「確かにかなりざっくりとした説明ですが……。

 そのエルフの王を救うというのは、何と言ったらいいか……困難極まりないですね」

「それは分かっている。

 だが、私は一族のためにやらなければならないのだ」

 顔を上げたエルフの瞳は真剣そのものだった。


「その王さまをどうやって助けるかはともかく、アッシュを帝都まで連れていって王さまの居場所を突き止めるくらいまでは手助けできるんじゃないかしら?」

 ユニが提案すると、マリウスの表情にいつもの笑みが戻った。

「そうですね。そこまでは何とかしましょう。

 あとは出たとこ勝負……いつものユニさんのやり方ですもんね」


 聞きたいことは山ほどあったが、ユニとマリウスは言えないこともあるエルフの事情をしんしゃくしてその話を打ち切った。

 三人は明日の段取りを確認し、マリウスは隣の部屋へ、アッシュは自分がとった宿へと帰っていった。


      *       *


 翌朝、三人は渡し舟乗り場で落ち合った。

 ユニとマリウスは昨日と同じ旅装だったが、アッシュは動きやすそうな軽装に着替えていた。

 細くぴったりとした茶色い綿のズボンにゆったりした白い長袖の綿シャツ、薄緑の半袖ジャケットで頭にはターバンのようなものを巻いて耳を隠している。

 布に包まれた細長い荷物を肩から斜めに背負っているが、おそらく弓と矢筒が入っているのだろう。反対側の肩には丈夫な帆布製のカバンをかけている。旅慣れたユニたちよりもさらに荷物が少ない。


 ユニはすばやくその服装を点検してぽんと肩を叩いた。

「うん、昨日のだらっとしたローブより余程似合ってるわよ。

 あれはあれできれいなんだけど、何て言うか……肌が透けすぎてたものね。

 下着とか、その……丸見えなんだもの。

 よくあんな服持ってたわね?」


「立ちんぼの娼婦を演じるには、ちょうどよかっただろう?」

 アッシュは苦笑した。いろいろ〝見られる〟ことを、さして気にしていないようだった。

「実を言うと、船に乗る時に私は身分証を持っていなかったものでな。

 出港する前に金持ちの乗船客を見つけて、その色奴隷ということにしてカシルに入ったのだよ。

 奴隷は〝持ち物〟だから、身分証がいらないからな」


 ユニは「うげっ」と顔をしかめた。

「それであのスケスケを……。

 あなた一応は〝王女さま〟みたいなもんなんでしょ?

 普通の奴隷じゃダメだったの?」


「それでは個室もふかふかのベッドも豪華な食事も楽しめないではないか」

 アッシュは平然として答える。

 ユニは溜め息をついた。

「それにしても、よくそんな頼みを聞いてくれる人がいたわね。

 ……あっ、ひょっとしてそれも昨日みたいな魔法で?」


 アッシュは笑って頷いた。

「ベッドや食事の話は冗談だがな。

 真面目な話、長い船旅だ。一般客は大部屋に詰め込まれる。目的が目的だけに、できるだけ顔は覚えられたくないことは分かるな?

 金持ちの私娼であれば個室に籠っていても不思議に思われない。

 たまに外に出る時もヴェールで顔を隠せるから余計に好都合だ。

 胸や尻を見られる程度は何ともないさ」


 ユニが「なるほど」と感心していると、横からマリウスが口を挟んできた。

「ユニさんみたく行き当たりばったりの人は、そうはいないってことですよ」

 ユニの「なんだとぉ!」という声を無視して彼は諭すように説明を続ける。

「われわれが北カシルから上り船に乗らずに陸路を取るのも同じ理由なんですよ?

 カシルからクレア(黒城市の対岸にある帝国側の川港町)まで千キロ、三週間の船旅を相部屋で過ごすわけにはいかないんです。

 陸路でもひと月あればクレアまで行けますからね」


 ユニはぷうと膨れてみせる。

「あたしだってその程度は理解してるわよ!

 あと、船に乗るのと歩くのとで、どっちが疲れるのかもね」


 そこで気づいたようにユニは振り返る。

「アッシュは大丈夫かしら?

 私たちは慣れてるけど、一日に四十キロは移動するから、ほとんど歩きづめよ」


 エルフはころころと鈴のような笑い声をあげた。

「いや、すまん。

 人間にそんな気遣いをされるとはな!

 エルフの足は軽いのだ。君らに後れをとることはないと約束しよう」


「お話はそのへんで。

 そろそろ船が出ますよ」

 マリウスの言葉で三人は乗船者の列へと向かった。


 ボルゾ川の河口部は河川敷を含めると一キロ以上の幅がある。

 そこに橋を架けるほどの技術はこの時代にはなく、行き来は当然渡し舟ということになる。

 夜間は別だが日中の往来は頻繁で、一時間に二便程度が運航している。

 形の上では南カシルが王国領、北カシルが帝国領なので、川を渡ることで国境を越えることになるが、カシル自治領という一つの行政区内での移動だから通行は自由となっている。

 国境の検問はカシルを出る際に受けることになるのだ。


 北カシルはユニも初めてだった。

 もともと少数民族が点在する程度で、どこのものでもなかった大陸の東北部に帝国が進出し、自国の領土であることを宣言したのち、海洋貿易の拠点を得るためカシル政府に要請して拓いたのが北カシルの町だ。

 そのため歴史も浅く、町の規模も南カシルの三分の一に過ぎない。それでも外洋港を持っていなかった帝国にとっては重要な町と位置付けられている。


 ユニとアッシュは物珍しそうに街並みを眺めつつ、帝国人であるマリウスからそんな解説を聞いていた。

「それなら、なんで帝国は北カシルにも港を築かなかったの?

 王国の支配地域に港があるのって、帝国にとっては弱点にしかならないじゃない」


 ユニが不思議そうな顔で訊ねたように、カシルの外洋港はボルゾ川の河口から三キロほど南にある。

 そこから運河を掘って川と繋いでいるのだ。


「河口より北の沿岸は遠浅の砂浜になっていますからね。

 川から流れ出す砂が海流の関係で全部北側に堆積しているんです。

 だから水深が足りなくて、喫水の深い外洋船が近づけないんですよ」

「南には砂が溜まらないの?」

「カシルの地図を見たことありますか?」


 ユニが頷くのを見て、マリウスの説明が続く。

「カシルの港って丸い池みたいになっているでしょう。

 あれはマール湖って言って、火山の噴火でできた火口湖なんですよ。

 それが船が出入りするのにちょうどいい幅で海とつながってくれたんですね。

 だから十分な深さがある上に、開口部以外が天然の防波堤になっていて、ついでに砂の流入も防いでるってわけです」


「河口港ってのは海運と舟運をつなげられて便利なんですけど、その分砂の浚渫しゅんせつが必要になるからやっかいなんですよ。

 カシルの外洋港は特別運がいいですけど、それでも川底の浚渫は年中やっていて、大勢の労働者を雇っているはずですよ。

 カシルは経済力がありますから単独で賄えますけどね。普通の国なら国家事業ですよ。

 ……おっと、そろそろ検問所が見えてきました」


 マリウスの言葉どおり、視界の先には町の外壁とかなりしっかりした造りの門が見える。

 門の両側には石造りの建物が建っているが、おそらくそれが検問所なのだろう。


「えっと……あたしがモアレ・ドット、レリンの薬師で薬学の勉強のため大公国から来た……と。

 マリウスはマリオ・ジーンで、帝都の薬学教授の弟子。あたしを迎えに来た案内人だったわよね。

 ……あれ? アッシュはどういう身分で検問を通るの?」


 ユニの問いにマリウスも気づいたようだった。

「そういえばアッシュさん、身分証がないから奴隷になってカシルに入ったって言ってましたよね?

 それじゃ旅券なんて発行されないんじゃ……」


「持ってないぞ」

 アッシュは涼しい顔で言い放った。慌てたのはマリウスの方だ。

「ないって……どうやって検問を通るつもりですか?」

「それじゃ、私はマリウス君の肉奴隷ということでどうだ?

 ……しまった、それなら昨日の服から着替えなければよかったな」


 アッシュは目を丸くしているユニに「冗談だよ」と笑いかけた。

「なに、大丈夫だよ。ユニ、すまないが君の荷物を貸してくれ」

 そう言うと、彼女はユニの背嚢を受け取って背負った。

 そして「さあ、行くぞ」とずんずん歩き出したため、二人は慌てて追いかけるしかなかった。


      *       *


「マリオ・ジーンか。出身はニント村と……西部の生まれか」

 検問官がマリウスの旅券を見ながら呟いた。

 隣りの書記らしい役人が「思い出した」という顔で口を挟む。

「確かあそこはイモ餅が名物だったな。甘じょっぱいソースで焼いた奴だ。ありゃ美味かったなー」

「へえ~、そうなのか」

 検問官はさして興味なさそうに、ちらりと上目遣いでマリウスを見た。


「あれ、変ですね?」

 マリウスはきょとんとした顔で答える。

「うちの村で作ってるのはトウモロコシばっかりで、イモ餅なんてありませんよ。

 それ、近くのケンガ村と勘違いしてませんか?」


 書記は「ふん」と横を向いて何も答えない。

 どうやら〝カマ〟をかけたようだった。

「それで、こっちの女がモアレ・ドッドか。大公国からの留学生ってのは珍しいな。

 留学するのに犬を連れてくるって、何を考えてるんだ?

 ……で、もう一人の女は何だ? 旅券はどうした?」


 アッシュは愛想のよい笑顔を浮かべて答える。

「私はアッシュと言います。

 モアレお嬢様の召使いとしてお供をしています。

 奴隷でございますので旅券はございません」


「はっ、何だ奴隷か……」

 途端に検問官の顔に侮蔑の表情が浮かんだ。

「奴隷ならば入れ墨を見せてみろ」


「これでございますか?」

 アッシュは躊躇することなく腕を差し出して、ゆったりとした綿シャツの袖をまくり上げた。

 役人たちの目の前で、真っ白な肌をした細い腕がむき出しとなった。

 細いのだが華奢ではなく、しっかりとした筋肉がついた引き締まった腕だった。


「確かに奴隷の入れ墨だな。……ふん、まぁいいだろう。

 キンドル(書記の名前らしい)、女の方の記録に一応女奴隷一名と飼い犬一匹と追記しておけ。

 ……お前ら、通っていいぞ」


「えっ、でも……うぐっ」

 何か言いかけたユニのわき腹に、素早くマリウスの肘が入った。

 そして「ご苦労様です」と笑顔で手を差し出し、検問官と握手をする。

 その手には銀貨が何枚か握られており、検問官は黙って受け取ったものをポケットに滑り込ませた。


「ささ、モアレさん、後がつかえてますから参りましょう」

 マリウスはユニの肩を抱きかかえるようにして検問を抜け、アッシュとライガもすたすたと後ろをついていく。


      *       *


「何、何、なんなの?」

 検問を過ぎ、道が曲がってその姿が見えなくなると、堪らずユニがわめいた。

「アッシュの腕に入れ墨なんてなかったじゃない!」


 エルフはにこやかに微笑んでいるが、マリウスは「はぁ」とわざとらしい溜め息をついた。

「いいかげん気づきましょうよ、鈍いですね。

 検問の途中からアッシュさんの魔法が発動してたんですよ。多分検問官には入れ墨が見えていたんでしょう」

「えっ、あれも精神操作の魔法なの?」


「そうじゃなきゃ、あんな怪しい言い訳が通るはずないでしょう。

 僕はいいとしても、ユニさんだってライガを連れていることとか、十分怪しいんですから、普通なら根掘り葉掘り追及されてますよ。

 黒蛇帝はウエマク様から聞いてたんでしょうけど、知ってて旅券にお金をかけなかったみたいですね」


      *       *


 北カシルと上流の町クレアを結ぶ街道は、シンプルに〝東街道〟と呼ばれている。

 基本的には王国の黒城市と南カシル間の船曳ふなひき街道と同様、上り船をロープで曳航するための陸上路をつなぎ合わせてできた道なので、ほぼボルゾ川に沿うように延びている道だ。


 街道沿いには、常駐する船曳人足が暮らす集落のほか、多くの開拓村がある。

 王国の辺境では、豪商や有力貴族の資本で開拓し、国からその見返りとして徴税権の一部を得るシステム(辛労免しんろうめん)で、いわば民間主導で行われているが、帝国側では国が直接資本投下して開拓が進められている。

 開拓民も希望者ではなく、農村の余剰人員を半ば強制的に送り込むという強引な方法を取っている。

 耕作に適した土地かどうかの十分な調査が行われないまま、強引に進められる開拓であるため、自立できる集落は二割がいいところで、ほとんどの開拓村は極貧にあえぐか、離散の憂き目にあっていた。


 帝国がこうまでして東部地区の開拓を進めているのには事情がある。食糧の問題である。

 王国の場合、街道沿いの村々への食糧供給は中央平野や辺境の産物を川を使って運搬すればよい。

 しかし帝国側ではそうはいかない。帝国の西・中央部と東部は、コルドラ大山脈によって隔てられ、両者をつなぐのは〝大隧道〟と呼ばれるトンネルだけである。陸路で大量の食糧を輸送するには莫大なコストがかかるのだ。

 むしろ対岸の王国から買った方が安い。


 現在、東部地区の人口は少ないため大きな問題にはなっていないが、将来的に王国への侵略を企図する帝国としては、大兵力を送り込んだ際に食糧を現地調達できるかどうかは大問題となるのだ。

 また平時においても、大量の穀物を主要輸出物としている王国のように、東部を食糧基地にすればカシルを通じて海外へ移出できる。

 特に王国と気候や地質にそれほど違いのないボルゾ川沿いは、農地として十分な潜在力を持っていると言えるのだ。


 現在帝国が海外に輸出している最大の品目は薬品である。

 魔法研究とともに化学が発達している強みで、少量でも金になる医薬品は陸上輸送を間に挟んでもコストに響かず、帝国に多大な外貨をもたらしている。

 これに海運の強みである大量輸送を活かせる穀物が輸出品として加われば、帝国の財政に大いに寄与できるだろう。


 ただ、現状は理想とは程遠く、街道沿いにそこそこ集落があるのだが、栄えた村は少なく廃村も珍しくなかった。


      *       *


 北カシルを出た一行は、十キロほど進んだところで道を外れて小休止をとった。

 ここで一度群れのオオカミたちと落ち合うことになっていたのだ。


 オオカミたちは渡し舟には乗せられないため、前日のうちに〝海馬の穴〟の親爺が手配した舟で夜陰に乗じて川を渡っているはずだった。

 船頭はかつてのフェイのような浮浪児あがりの少年だったが、無事に役目を果たしてくれたようだ。

 いくら打ち合わせ済みとはいえ、言葉の通じない状態で巨大なオオカミの群れに囲まれるわけだから、よほど肝が据わっていたのだろう。


 群れのオオカミたちは上陸した川岸でたむろしているはずなので、ライガが変身を解いて群れを迎えにいくことになった。

 それを待つ間、マリウスが帝国の東部開拓についてレクチャーしていたのが、先ほどの内容である。


 ライガが駆けだしてしばらくすると、オオカミ独特の遠吠えが朗々と響き渡り、ユニたちの耳にも届いてきた。

 すぐに応えるような遠吠えが応え、半時もかからずにライガを先頭にしたオオカミたちが駆け寄ってきた。


 普段であれば、彼らはわらわらとユニに群がって顔をべろべろ舐めたり、匂いを嗅ぎまわったり、のしかかって浴びせ倒したりと、彼らなりの挨拶をする。

 しかし、今回は様子が違っていた。

 ユニのことを無視して(マリウスは言わずもがな)、みんながアッシュのもとへぞろぞろと集まってきたのだ。


 オオカミたちは口々に「おお~エルフだ」と言いながら、尻尾をばさばさと振り、耳を後ろに倒して頭を下げ、恭順の態度を示す。

 さらに「ふんふん」とエルフの匂いを確かめると、身体をこすりつけて歓迎していることを示そうとする。

 ユニにするように顔を舐めたり、立ち上がってのしかかるような不作法な真似はしない。

 ただ、みんなが「エルフだ」「確かにエルフだ」と言いながら納得したような顔をしている中で、ジェシカとシェンカの姉妹だけが少し恥ずかしそうにもじもじとしている。


「みんなエルフと会ったことがあるみたいね?」

 ユニは群れから一頭だけ離れて傍らに戻ってきたライガに訊ねる。

「ああ、元の世界でな。

 俺たちの群れが縄張りにしていた森にエルフの一族がいたんだ。

 あっちでもエルフの数は少ないが、珍しいというほどではなかったな」


 アッシュは嬉しそうにオオカミたちの頭を撫で、一頭一頭にエルフ語なのだろう、耳慣れない言葉で語りかけていた。

 そして遠慮がちに少し離れているオオカミ姉妹に気づくと、ユニにも分かるように中原の言葉で優しく訊ねた。

「君たちはエルフと会うのは初めてかな?」


 姉妹は嬉しそうに近寄り、声をそろえて答える。

「あたしたちねー、こっちの世界で生まれたからー、エルフさんは初めて見たのー!」

「ねーねー、エルフさんはお姫さまなのー?」

「かーちゃんがそう言ってたー!」


 アッシュは少し困ったような笑みを浮かべた。

「そうだな、次の王さまだから、人間で言えばお姫さまかもしれないな」

 ジェシカとシェンカは「きゃあきゃあ」と喜んで、アッシュの足元をぐるぐると回り始める。


「ねーねー、だったら〝ぷりんせすすとらいく〟とかできるー?」

「ひっさつわざー!」

「ちょーぜんりょくぜんかいなのー!」


 アッシュは情けない顔で振り返った。

「ちょっ……ユニ、この子たち何を言ってるんだ? 全然分からないんだが?」

 ばりばりと頭を掻きながらユニも溜め息をつく。

「あー、ごめん。気にしないで。この姉妹は時々意味不明なことを口走るから……。

 こら、ジェシカにシェンカ! いいかげんにしなさい!」


 オオカミ姉妹はまったく悪びれる様子もなく声をそろえた。

「やばいですねー!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る