最後のオフ会(辞めるとは言ってない)
人間との交流
もうやめようかオフ会。
お巡りさんに説教された後、再び自宅でオンラインゲームに行った。
知人の紹介で入ったルームが、歳の近い連中の集まりだった。
全員、20代半ばから20代後半。
鉄の掟。
出会い厨禁止。職場、家庭の愚痴禁止。
出会い禁止と言えど、旅行先でのお互いのオフ会は制限なし。
あ、そう言うの都合いいかも!
全員、サラリーマン。
昼間は真面目に仕事。
休日はデートのやつも、朝からゲームの奴もいる。
人数は7人程。
休日もバラバラ。
バラバラだけに、いつオンラインに繋いでも、7人中、誰かしらいる。
いつもいるので、取り分け執着も無くなる。
いつしか固定になり、そこへ居着く。
まともな奴らの集まりで、自分もつられて似たような生活に変わった。
毎日、真面目に仕事へ行く。
ゲームの為、酒をべろべろに飲むことも無くなった。
必要な買い物を済ませて、帰宅すると、すぐにオンラインゲームへ直行。
会社の先輩の付き合いで、全うな飲み会も増え、全うな女子会に顔を出すようになる。
オンラインゲームに依存しつつ、実生活も充実してきたのだ。
毎日、毎日、顔も知らない同じ奴と話す。
365日毎日。
27歳目前。
ベートーヴェンから提案。
「薬、切りましょう!」
双極性障害にとって、これは重大な決断であった。
失敗したら鬱or躁。
成功して、順調に行けば寛解。
すぐに承諾。
実は度々、面倒で服用をサボっていたのである。
断薬による苦しみは無かった。
安定した社会生活。
28歳。
オレサマ モウ ニンゲン!!
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