第29話 林間学校宿泊系TSっ娘 2
入浴を済ませるとボクは愛菜のバスタオルに包まれて部屋へと運ばれた。
ボクのバスタオルや着替えは男湯に置いてあるからあとで真治が持ってきてくれると思う。
それはさておき、ボクは小柄というか幼女な感じなので愛菜のバスタオルで全身を隠すことは非常に容易かった。
部屋に戻ると部屋の扉がノックされ、愛菜が出ると真治がボクのバスタオルとかを持って来てくれた。
「千尋、これお前のだろ」
「真治ありがと!」
ベッドの上から立ち上がって真治の元まで駆けつけると身体を包んでいたバスタオルが落ちた。
「……あっ」
顔が熱くなるのを感じる。真治も裸なら全然良いんだけど、ボクだけ見られてるとなるとちょっと恥ずかしい……
「じゃ、じゃあ着替えここに置いておくから……ミーティングに遅れないようにな!」
真治もちょっと気まずそうにしていて、着替えとバスタオルを机の上に置いてそそくさと部屋を出ていってしまった。
「……とりあえず着替えたら?」
「うん……」
風呂上がりのミーティングは女子たちが男子たちにかわいい私服をアピールするチャンスだ。愛菜も美少女もそれなりに可愛い感じの私服を着ている。
でもそれは、女子目線から見たものであって、男受けが良いかと聞かれたらベストとは言えないだろう。
そこでボクが用意した私服がこれだ!
「ふふん、どう?」
「ブルマ? 千尋、お金がないのはわかるけど、それはちょっと……」
「男はこういう格好が大好きなんだよ!」
「それはロリコンだけでしょ!」
「真治はロリコンだもん!!」
おっと、あまり大声で言うと真治に聞こえちゃうからちょっと抑えないと……
「千尋、ガッツリ廊下まで響いてたぞ」
「真治……あははっ、きっと空耳だよ……」
「足を出せ」
「女の子の足が良いなんて変わった趣味してるねー?」
「いいから出せ」
「はい……」
真治の低い声に怯えて恐る恐る素足を前に出す。
自分の素足を見てちょっとエロく感じたけど、そんなボクのわずかに残された余裕は一瞬にして消え失せた。
真治の擽り攻撃によって動けなくされたのだ。
真治はボクの弱点を的確に刺激してボクを地獄の淵まで追い詰めた。
擽りが終わった頃にはボクは足をピクピクと痙攣させてベッドの上で横になっていて、さすがの愛菜と美少女も憐れんだ目でボクを見てきた。
「真治に犯された……写真撮って」
「犯してない。あとなんで写真なんだよ」
「ボクが真治のモノになったっていう証拠だよ!? 要らないの!?」
調教師なら誰でも欲しいと思う1枚だよっ!? それが要らないの!? 少なくともボクは欲しいよ! ボクが真治のお嫁さんになったっていう証拠みたいなものだもん!!
「お前、一応俺のメイドだからな?」
あっ、そういえばそうだったね。ボク、とっくに真治のモノだった。じゃあそんなもの必要ないね。必要なのは指輪と子供かな?
早くくれないかな? 高校卒業したらくれるかな? それとも大学卒業後?
いやいや、大学卒業後じゃ遅すぎる! 絶対に他の女が真治を襲う! その前にボクの中に取り入れないと!
「ほら、早く行くぞ。ミーティングに遅れる」
「う、うん……」
真治のせいで足が動かなかったのでお姫さま抱っこでミーティング会場まで運んで貰った。
「お姫さまと王子様が来たぞ!」
「岡崎千尋ちゃん最高!」
「「ばんざーい! ばんざーい!」」
まるで何かに洗脳されたかのようにボクと真治を褒め称えるクラスメイトたちの姿があった。真治はボクのことを冷たい目で見てくる。
「お前、なにをした?」
「ボクはなにもしてないよ」
ちょっとクラスの男子数名に美少女を真治に近づけないように上目遣いでお願いしただけだよ。男子たちも美少女が真治に近寄るのはあまり良く思ってないみたいだったからね。
そのお願いが勝手にクラス中に広まっただけだよ。こんな大胆にやって来るのはちょっと想定外だったかな?
「さあさあ我らの神、立花さん! どうぞこちらの席へ!」
「あ、ありがとう!」
美少女は顔を一瞬ひきつったが、男子たちの気遣いを笑顔で引き受けて男子たちの案内した席に座った。
美少女が遥か彼方へと消えた! これでもう邪魔するヤツはいない!
今度こそ、ボクがァ! イチャるんだァ!
「真治、あそこ空いてるよ!」
「あ、ああ、そうだな」
ボクと真治と愛菜は偶然空いていた二人席に近づく。二人席を選んだ理由は簡単だ。
「真治、抱っこぉ」
「ったく、しょうがねーな!」
「ちょっと嬉しそうだね」
やっぱりブルマが効いてるみたいだね。まあ、真治も短パンだし、ボクの太ももが直に当たってるもんね。ボクも少し擽ったいよ。
あとぷにぷにした何かが当たってるような感触がある。この感触の正体は場所を考える限り、アレしかない。
そう――――――
真治の真治だぁあああッ!!
せっかくだし、ちょっとからかってあげよう。
「んっ……」
真治の真治よりも内側に座ってブツを股に挟んで感触を味わう。ちょっと変な感じがするけど、なんか興奮する。
先生もミーティング中で気づいてないみたいだし、ここは真治の社会の窓をフルオープンしてブルマの隙間から挿れてしまうシチュエーションが良いだろう。
……なんか、身体が熱いなぁ。もう、いいよね? 真治……
「お、おい千尋っ!?」
「…………」
ポスリと真治の胸に身体を預けて真治の社会の窓へと手を伸ばす。徐々に身体が熱くなっているのがわかる。これ以上は危ない気がする。
だめだ……意識が遠くなる……ちょっと、休……ませ……て……
「千尋っ!?」
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