主要キャラ紹介&元ネタ集
※多くのネタバレを含むため、本編読破後に読むことをお勧めします。
こちらは、一度作ったキャラ紹介を再編集したものです。
【主人公たち】
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この物語の主人公。男。12歳。一人称・俺。
短めの黒髪。紅い双眸。
父は天津神・
剣・
技 『
一生懸命な努力家。少し素直になれない所もある。
人見知りはしない。恋愛事にはすこぶる鈍い。
一人暮らしが長い為、家事は何でもこなす。
冒頭で鬼の証明である紅い瞳を持つことから桃太郎に襲われ、通りがかった温羅に助けられる。この物語は、そこから始まった。
更に旅の中で己の父について知り、父・日子に会うことも目的の一つに加わった。
≪元ネタ≫
温羅伝説に登場する阿曽姫がモデル(ただし、ほぼ名前だけ)。
阿曽が阿曽媛の前世を持つという設定はここから。
こんな話もあったよな、という記憶から。
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阿曽の兄貴分。男。見た目は20代。一人称・オレ。天津神。
掻き上げたように髪が立っている。後頭部で余った髪を縛る。海色の双眸。
父は天津神・
姉・天照。兄・日子と月読。
剣・
技
櫛名田媛とは恋人関係にある。
若干粗暴。単純で喧嘩っ早い。
よく笑う。酒好き。
トラブルを起こしては月読に叱られているらしい。
高天原を飛び出し、何度も中つ国に降りた。その際櫛名田と出逢い、恋をする。
櫛名田が巫女であり中つ国に留まらなければならないことを受け入れ、数えきれない程逢瀬を重ねている。
元々中つ国に関心があり、堕鬼人・成鬼人の横行を知ってその原因を探っていた。 しかしそれがわからず頭打ちになっていた時、阿曽と出逢って旅に出た。
≪元ネタ≫
言わずと知れた、日本の神さま・素戔嗚尊/須佐之男命=スサノオノミコトがモデル。
参考書籍 『古事記』倉野憲司校注 岩波書店 2012年
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阿曽の兄貴分。男。見た目は20代。一人称・わたし。始祖に繋がる鬼。
短めの黒髪。紅い双眸。
伊邪那美が統べる
剣・
技
阿曽媛と夫婦。
温厚で世話好き。しかし武芸の腕は一流。
酒をたしなむが楽しむ程度に留める。
阿曽に阿曽媛の姿を重ねている。
昔、鬼ノ城で城下にあった村へ暴政を敷いていた。しかし村長の娘・阿曽に惚れ、彼女との逢瀬を重ねる中で考えを改める。
それが原因となり、魂を二つに分けられ一方は封じられた。
半身の状態で、仲良くなった須佐男や大蛇とつるんでいたが、堕鬼人等のことを知って調べ始める。その途中、阿曽を助けて旅に出ることになった。
≪元ネタ≫
ヘイさまの自主企画にあった登場人物の一人(須佐男と八岐大蛇も同じ)。
岡山に温羅伝説とかあったな、から。
参考サイト 国民宿舎 サンロード吉備路<公式ホームページ>
https://www.qkamura-s.com/kibiji/2020/07/01/%e6%b8%a9%e7%be%85%e4%bc%9d%e8%aa%ac/
⚔大蛇(
阿曽の兄貴分。男。見た目は15歳くらい。一人称・ぼく。
短く、灰色に近い黒髪。翡翠色の双眸。
蛇の姿をした神(龍神)だが、とある理由で少年の姿をしている。
剣・
技
冷静で須佐男のツッコミ役。三人の中ではひ弱な方。
酒を楽しむ。
力の暴走で故郷を壊し、須佐男によって半身を剣に封じられた。その時須佐男と友となり、剣を磨き合ってきた。
須佐男が堕鬼人等を調べるのを手伝い、外道丸のような捨て子のない世界を望んでいる。
温羅が阿曽を連れ帰ったことで旅立ち、己の力を取り戻すことになる。
≪元ネタ≫
下界に降りた須佐男が倒したと言われる八岐大蛇がモデル。
あれは蛇の姿で描かれるが、こちらは普段蛇の姿を維持することは出来ない。
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とある村の出身。双子。男。15歳。一人称・おれ。
短い黒髪。薄茶色の双眸。
忌み嫌われる双子として両面宿禰の異名を持つ。
晨の剣・
技 『
実の親に裏切られた心の傷から、少し屈折した性格に育つ。しかし阿曽の言葉で考えを改め、本来の真っ直ぐで明るい性根を取り戻した。
母は双子を出産後に亡くなり、憂いた父である
実の父に認められるために鬼を斃す旅に出たが、あるきっかけで阿曽たちの仲間になる。
≪元ネタ≫
仁徳天皇の御世に飛騨に現れたという異形の人の話がモデル。
参考文献 『日本書紀(上)全現代語訳』
※なお、彼らが持つ剣や弓矢の名前は上記参考文献『古事記』による。温羅のみオリジナル。
【支える神々・人々】
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須佐男・月読の姉。日子の妹。女。見た目は20代。一人称・わたくし。天津神。
真っ直ぐな黒髪を膝の長さまで伸ばしている。朝焼け色の双眸。
弟大好きで、オンとオフの差が激しい。つまり、ブラコン。
高天原を統治し、中つ国を見守っている。
側近・
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日子と天照の弟。須佐男の兄。男。見た目は20代。一人称・僕。天津神。
短い黒髪。闇色の双眸。
この世で唯一、神殺しを許された存在。
丁寧口調が特徴的な頭脳派。怒らせると天照ですら手が付けられない。
天照を手伝って高天原を統べる役割を担う。よく、須佐男の起こすトラブルに巻き込まれるらしい。
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黄泉国から鬼を殺すために遣わされた存在。見た目は10代前半。女。一人称・わたし。
藍色の長い髪を一括りにしている。青色の双眸。
最初は、ただの殺鬼(人)兵器として阿曽たちを殺そうと付け狙っていた。後に阿曽たちに救われ、人らしくなる。阿曽に淡い想いを寄せているが、全く気付かれていない。
武骨な剣を振り回し、戦闘能力は相当なもの。
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須佐男の恋人。20代前半。女。一人称・わたし。
灰色の髪は腰まで届く。若葉色の双眸。
中つ国を守る巫女として強大な力を持つ。線が細く儚げな印象だが、須佐男相手に物怖じしない。
後に、月読から『神殺しの剣』を預けられていたことが明らかとなる。
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天照・月読・須佐男の兄。阿曽の父。多々良の夫。見た目は30代。男。一人称・
短い黒髪。深緑色の双眸。
温和で戦いを好まない。しかし剣の扱いに長け、かなり強い。
阿曽が饒速日から貰った日月剣は、元々彼のもの。
強大な光の力を持つために父・伊邪那岐に疎まれ、封じられていた。一人息子の阿曽を心から愛し、育てる。
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日子の妻。阿曽の母。故人。享年28歳。女。一人称・わたし。始祖の鬼。
背中の半分くらいまである黒髪。紅い双眸。
物語が始まる一年前に、殺された。
日子の元義兄弟で、幼馴染として共に成長した。二人で伊邪那岐から逃げて阿曽を産んだが、日子は自ら実父のもとへと行ってしまった。その後は一人で阿曽を育てていた。
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中つ国を統べる王。
阿曽に日月剣を譲り渡した。彼の愛剣は
一人称・
側近・
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中つ国の北側にある、
実は日子の昔馴染みで元天津神。失踪した日子を探す旅の途中だった。
一人称・
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晨と宵の幼馴染で妹のような存在。彼女の両親が双子の育ての親。
女。15歳。茶色の髪を結っている。焦茶色の双眸。
礼儀正しく素直な少女。双子を心から案じている。
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高天原の奥地で隠れ住む天津神。一人称・わし。
阿曽たちに試練を与え、天恵の酒へ至る方法を教えた。酒を造る
青年と老人、二つの姿を持つ
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天照たちの母。黄泉国の支配者。元天津神。
女。見た目は30代。一人称・
引きずりそうな程長い黒髪。黒い双眸。
家族を心から愛し、伊邪那岐の身を案じている。
側近・
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人間の幼児。黒髪・黒い瞳。大蛇に拾われた。5歳以下。
不確定要素が多いが、一度だけ堕鬼人を倒したこともあるほどの怪力。
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中つ国で阿曽たちと出逢う青年。
実は、その土地の有力者の息子。
赤毛が一房だけ入った黒髪。藍色の双眸。一人称・おれ。
【敵側】
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天照たちの父。元天津神。長く行方不明だった。
闇色の髪。黄金色の双眸。一人称・
我が子・日子の力の強さを疎み、封じる。それをきっかけに高天原を去り、
一時は両面宿禰も配下にいた。ただの人を堕鬼人にする力を持つ。
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人喰い鬼の配下。三将と呼ばれる。
何度も阿曽たちと戦い、苦戦させた。
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