2話 もう嫌だ。
今日の放課後にて。
「神島さん?何故私を避けるようにしてお逃げになられるのですか?
もしかして私のパイオツを見ていたらうっかり触りそうになるからですか?
ふふっ、全く神島さんは変態ですね。
...え?私のバストサイズ?そんなに知りたいのですか?
そんなに知りたいのならおしえて...」
「んなわけあるか!うるせえな!お前そんなに自分の体のこと言って恥ずかしくねぇのかよ!」
俺がそう言うと彼女は目を麗せて言った
「私がこのようなことを言うのはあなたの前でだけですよ。神島さん。」
「...そう、なのか?」
「そんなことあるわけないでしょう?全く。あなたはやっぱり面白い方ですね。」
...知ってた。知ってたよ?でも期待しちゃうじゃない?僕は思春期男子だよ?
別にS○Xしたいとか求めてないよ!?
別にね?ほんとだよ?
でも期待はするもんですよね?
つかどっからこんな発想が湧いてくんだ!恐ろしい。自分と変態さに改めて恐ろしさが増す。
「それで霜宮。俺に何の用だ?」
俺の心を悟られないように急いで話題を変える。
こういうの大事だよ?
「特段深い問題などはありませんよ。
どうしたら神島さんが私にセクハラ行為をして捕まるのかを検証しようと思っただけです。」
「おかしいだろ!こっちがセクハラ行為を受けてるようなもんだわ!黙ってろ!」
「全く。そんなに怒鳴り散らしてはチン長が縮みますよ?」
「寿命だろ!どういう間違いだ!保育園からやり直してこい!」
「私は生憎幼稚園でして。言うのなら幼稚園からやり直してこい!では無いですか?」
...うぜぇーなこいつ。
「それで?ほんとになんもないんなら帰らせてくれ。俺は今からコンビニに最新刊の
『(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ⌑ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)あぁんそこはらめぇ〜』を買わないといけないんだ。」
「それは女の子の前で言っていいと思ってるのですか?流石に私もそれはドン引きですよ?でも安心してください。私は決して先生には言いませんから。
その代わり、今ここであなたの勃起ち○こを出してください。」
「何言ってんのあんた!?お前ほんとに頭おかしいだろ!?俺が買いたい本とお前の発言は明らかにお前の方が問題だろ!?
セクハラじゃ済まされねぇよ!」
...はぁー。まじで頭が痛くなってきた。
「もう帰るぞ。
お前は友達と帰るんだろ?早く友達のところに行けよ。」
「あらあら、照れなくてもいいですよ?今から神島さんとラブホに行くなんて誰にも言ってませんから。」
「誰が行くか!んなもん!たいがいにしろよ!...あぁダメだ。頭が壊れそうだ。」
「それは大変ですね。それではそろそろいじるのはやめにして本題に入りましょうか。」
...やっぱり話し合ったんだね。
「実は...」
その話を聞いて俺はぶっちゃけ彼女のことが本気で可哀想に思った。
というより全く想像がつかなかった。
それもそのはずだろうな。
...彼女は家を無くしたのだから。
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