第1話-1 ボッチヲタクの日常
中学生の朝は憂鬱でしかない。それも、受験生といえばなおさらだ。
「・・・まぶしっ」
窓から朝日が差し、外では鳥が鳴いていた。そして、ブーン、ブーンと車の音も・・・・。
えっ?車の音?
その音のおかげで俺―――神崎 善人(かんざき よしと)は、目を覚ました
「やばっ、今日、ごみの日だった!!」
もう2週間分のゴミが溜まった我が家は、完全にゴミ屋敷になっている。
中学生の一人暮らしというイレギュラーなので、他にゴミを捨ててくれる人がいないのだ。・・・まぁ、一人暮らしなのには、理由があるのだが・・・。それはまた今度にしよう。
とにかく今は、ゴミを出すことが大事だ。
俺は、軽く服を着替え、サンダルでゴミを片手にアパート[家賃 3万6000円の激安物件]を飛び出す。
すると、ゴミ収集車は丁度出発していた。
今ならまだ間に合う!!
小学生の時は、神速のヒーロー(自分だけの妄想)と呼ばれたおれをなめるなよ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます