犬鳴村は来る勿れの関に存在した
第37話 人物紹介
「犬鳴村は来る勿れの関に存在した」は「杉の木の下には杉沢村が埋まっている」の続編です。「杉の木の下には杉沢村が埋まっている」を読んでいない人のための人物紹介
沢村 錬(主人公)
地方国立大学岡島大学法学部1年 地元大沢高校出身、目つきの悪い元高校球児、140キロ台の剛速球を投げ県大会ベスト4までいったが、最後の夏は肩を壊し一回戦敗退。沢登麗にその霊能力を見出され、強引に勧誘され心霊スポット研究会に入る。麗の言わせると特級霊媒体質。その身に神ベネトナッシュを降ろし九星剣明王になる。ベネットナッシュの子孫。
沢井 美優(ヒロイン)
地方国立大学岡島大学文学部1年 地元旭丘高校出身 元新体操部、旭丘高校のアイドル。ヤリサーに勧誘されそうなところを偶然錬に助けられ、錬と行動するうちに錬に引かれ心霊スポット研究会に入る。錬が本当は気が弱くて優しいのに、弱気を見せれば負け、負けと思わなければ何度でも挑める。それに気が付いたら負けることが怖くなくなったという錬のポリシーが好き。
鈴木 隆(心霊スポット研究会 部長 ある意味ストーリーテーラー)
地方国立大学岡島大学法学部2年 関東出身、MMRのキ〇ヤシにている。似ているだけではなくその行動、言動も似ており、とんでも説をぶち上げる。しかし、それにも関わらず妙に説得力がある。知識(雑学)も豊富だ。
藤井 彩(心霊スポット研究会部員)
地方国立大学岡島大学経済学部2年 関西出身、元ミスキャンパス。時々かますボケ、それにお色気ネタで心霊スポット研究会のムードメーカー。(彼女にも謎の正体が……、今後判明予定)
沢登 麗(心霊スポット研究会部員)
地方国立大学理工学部2年 地元出身、天帝を祀る妙見神社の娘、そのせいか霊感が有りオーラが見える霊感少女。錬のオーラの強さを見抜き錬に興味を持っている。
そのほかにも神道系の呪術が使え、黒龍の呪いを開放する。一体どこで何のためにこんな力を身に着けたのかは不明。(今後解明予定)
杉田(心霊スポット研究会元部員)
心霊スポット研究会鈴木部長と同じゼミ 美優の先輩、美優を狙ってヤリサーの配下に入りスパイをしていた。杉沢村で死亡。
山岡and田山(心霊スポット研究会部員)
鈴木部長と同じゼミ。目立つところがない怖がり役
大杉(心霊スポット研究会部員)
杉田と美優と同じ高校。杉田に誘われ心霊スポット研究会に入る。密かに美優に憧れているが所詮は研究会の頭数、杉沢村探訪は私用のため不参加。杉沢村で起こったことはよく知らない。
アルコル(天星人 北斗七星の輔星)
天女の羽衣伝説の天女。天から杉沢村に舞い降りた天女は羽衣を隠され天に帰れなくなる。神通力で杉沢村を豊かにするが、やがて神通力を失い死亡する。その時にベネトナッシュを産む。星の導きは「生死を司る星」→北斗の拳では死兆星に当たる。
黒龍(白龍)
元々はアルコルを守護するための神獣。アルコルの死に直面し、人間に対する怒りのため災いと疫病をまき散らす黒龍になる。最後はベネトナッシュに救われ天に帰る。
ベネトナッシュ( 天星人 北斗七星の弼星)
アルコルの子で半神半人の子。 魔道法師に上手く使われ、杉沢村を守護してきた。錬の持つ自分と似た力に自分の使命を思い出し、錬に憑依して神格化することで魔道法師を倒し、白龍を連れて天に帰る。星の導きは「棺を引く従者」
天帝(天星人、北極星)
天星界のトップ。北極星を司る。モチーフはギリシャ神話の全能の神ゼウス
道魔法師(ラスボス)
杉沢村であくどい陰陽師をしていたが、アルコルのため杉沢村を追い出される。それを逆恨みして、色々と策を巡らし、アルコルを亡き者にし、ベネトナッシュや黒龍を懐柔する。黒龍の呪いを使い、一〇〇〇人の生け贄(ゾンビ)を使い自ら神(鬼神)になろうとした。
錬が神格化した九星剣明王に倒された。平安時代の芦屋道満の弟子。
岡島大学ヤリサーの面々(8人)
女をやるための道具としかみない鬼畜。美優をはじめ彩や麗を自分たちのサークルの入れ恥辱の限りを尽くそうとしたが、作戦は失敗しゾンビたち殺され生け贄になった。
「杉の木の下には杉沢村が埋まっている」前作に持つ想い
花粉アレルギーがあまりにも酷くて、杉の木の下には相当邪悪な物が埋まってるんじゃないかとか思い付いて書いたお話。
医学が進んだ今現在でも、根本的は治療法がなく対処療法しかない花粉症は、人類に掛けられた一種の呪いだなと膨らませた話。
これにギリシャ神話を絡めたのは、たまたま三太郎のおとぎ話の中の女神(人ではない)がかぐや姫、乙姫の他、いきなり外人(ひと)出てきたので、三女神と云えばそこに天女がいるだろうと突っ込みたかったから。それに天女の羽衣の天女たちは北斗七星の伝承があることを知ったので。
話の中では名字に沢の字か付くのはベネットナッシュの子孫、杉の字か付くのは杉沢村の子孫という事実が判明しているがもちろんフィクションです。
留萌 瑠衣(るもい るい)
岡島大学文学部2年、本編の主人公(ヒロイン)
沢井美優と同じゼミを専攻している。アイヌ民族の血を引く超絶美少女。
「犬鳴村は勿来の関に実在した」に持つ想い
元々、犬鳴村をネタにしよう思っていたんですが、たまたま、図書館で手に取ったアイヌの本に書かれていた勿来の関を見て、来る勿(な)かれと言われた人拒みの関のフレーズが、犬鳴村の都市伝説に合っているということと、漢字で狗(く)る哭(な)かれと充てられるなということで、本編ヒロインをアイヌの末裔として、歴史的エピソードも交えながらストーリーを組み立ててみました。
実在する地名も出てきますが、あくまで架空であり、実在する土地とは関係ないということでお願いします。
また、勿来の関ですが、今現在ある勿来の関は、それを証明する文献や遺跡が残されていないということで、いまだに幻の関だと本に書かれていました。
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