用語解説 ~オリジナル用語から歴史用語まで~

※五十音順です

※用語は『』 地名は【】で記しました


【アルフルール】

フランス北部、セーヌ川河口の街で、フランス語ではオンフルール(Honfleur)。イングランドが最初に取得を目指した港町。


【アジャンクール】

パリの北約200㎞の場所にある村。アジャンクール村とトラムクール村の間で決戦が行われた。現在も畑になっている模様。本当は英語発音だと「アジンコート」フランス語でも「アザンクール」なのだが、かっこいいやつを採用。


『アルマニャック派』

フランスの主導権を狙う派閥の一つ。オルレアン公、アルマニャック伯を中心とする。オルレアン公爵はフランス第一の親王家で、多くの場合王弟ポジション。


【イーストチープ】

ロンドンを東西に流れるテムズ川にかかる橋は、ロンドン橋一本。現在のロンドン橋と同じ位置にある。その左岸(北側)の橋のたもとエリア。ハルの行きつけ「猪頭亭」はここにある。(byシェイクスピア)


『イングランド王』

この物語に直結する王は

リチャード2世→ヘンリー4世→ヘンリー5世(ハル)→ヘンリー6世

三代連続ヘンリーとか、文字上で書き分けるの大変なんですけど。


【ウェールズ】

ハルが14歳~23歳まで戦いに開けくれた、ブリテン島北西部の地域。16歳の時、シュルーズベリーの戦いで右顔面に受傷している。ひよっこハルのウェールズ時代のお話はそのうち番外編で…


【ウェストミンスター地区】

ロンドンのウェストミンスター宮殿(現在の位置と同じ)を中心とした政治の中心地。ウェストミンスター寺院は王家の菩提寺で、ヘンリーを含めた歴代の王が眠っている。21世紀にはウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式が行われた。


『エンパワメントシステム』

右目の視力を失ったハルの為にジョンが開発した、個性を付与されたAI。武器に搭載され、持ち主の肉体、潜在意識の中まで入り込み、持ち主の最大能力を発揮させる。持ち主との信頼関係が深まるほど、強い能力を引き出すことができる。失った視界を補正したり、普段無意識に抑えている筋力を一時的に解放させることはできるが、あくまで支援するだけで人間の限界は超えられない。

今のところ、搭載武器を持つのは四兄弟のみ。AIはジョンにより個々にキャラ設定されている。


【オルレアン】

パリの南方約130㎞の距離にある都市。ジャンヌダルクの活躍で有名。


【カーン】

ノルマンディ地方第二の都市。後にジョンがカーン大学を創設する。


【カレー】

ドーバー海峡に面したフランスの都市で、古くからブリテン島と大陸の中継地点だった。ヘンリーの時代の約100年前にイングランドが占領して以来、ずっとイングランド領。


【サウサンプトン】

イングランド南方の貿易都市。ハルの遠征はすべてここから始まる。後にタイタニック号もここから出航する。


『スピーダーバイク』

高排気量エンジンを搭載したバイク。鮮血を燃料に最高時速350㎞。各々の好みでカスタマイズ可能。四兄弟のスピーダーは、武器に搭載されたAIと連動する。ハルは全軍に配備したがっているが、そんな予算は拠出不可。


【ノルマンディ】

イギリス海峡に臨むフランス北西部一帯。かつて、ノルマンディ公ウィリアムがイングランドを征服し初代国王になったことから、イングランド王家にとっては父祖の地。首都はルーアン。


【パリ】

フランスの首都。ロンドンほど開発されていない設定。ルーヴル宮殿(今のルーヴル美術館の位置のほんの一部)を宮廷としている。


『ブールゴーニュ派』

フランスの主導権を狙う派閥の一つ。ブールゴーニュ公家を中心とする。『無怖公』(フィリップの父)がアルマニャック派の政敵オルレアン公ルイ(シャルル・ドルレアンの父)を暗殺したことで、政争が内乱に発展する。


【ブールゴーニュ地方】

フランス中東部の一帯。首都はディジョン。ワインの名産地で、マスタードも有名。「ブルゴーニュ」が一般的だが、作者にとっての魔王・佐藤賢一氏表記に合わせブールゴーニュで統一している。


【フォンテーヌブロー城】

パリの南東、車で1時間ほどの距離にある宮殿。本来、和平交渉はムランという地味な街で行われたのだが、作者の好きな城ランキングトップ5に常にランクインするこの城の庭で、どうしてもヘンリーとカトリーヌを散歩させたくて変更。エルバ島に流刑されるナポレオンが家臣と別れる胸熱シーンの舞台もここ。死ぬまでに絶対行く!


『ブラッドプラント』

戦場跡に建つ血の精製工場。地中に染み込んだ埋蔵血を掘削、抽出し、原料や燃料に精製する。


『プランタジネット家』

フランス貴族アンジュー伯アンリがヘンリー2世としてイングランドに即位したのが、プランタジネット王朝の始まり。ヘンリー2世はフランスに広大な所領を持ったまま即位し、これが「フランスは俺のもんだ」と代々イングランド王家に受け継がれることになる。

なお、ハルのランカスター家やケンブリッジ伯のヨーク家(後々登場)は、プランタジネット家の男系傍流である。


【フランドル】

フランス北部から現在のベルギーにかけての地域で、フィリップが治めている。首都はブルッヘ。毛織物産業が盛んで豊か。羊毛の多くをイングランドからの輸入に頼っている。


Bring Me The Horizon

ラルクももちろん聞いているが、今作は「イングランド感が欲しい」という理由でBMTHのamoというアルバムをメインBGMにしている。新旧入り混じったサウンドが世界観にマッチ。アジャンクールは「MANTRA」。


【ロンドン】

今も昔もイングランドの首都。東西にテムズ川が流れ、政治の中心地ウェストミンスターと、商業の中心地シティの二地区から発展した。埋蔵血を原料にしたアスファルトに覆われた、蒸気車デッカーが走る都市に設定。宮殿周辺限定で電気が通っている。




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