第12話 ビバ! ギョクニギリ!

 卵焼きのにぎり。

 魚のネタ夜露死苦!な形で、海苔で巻いたもの。これがベーシックね。

 なかには、卵焼きの間にシャリが少しだけ入ったのもあるけど、そっちが、少しばかり「高級品」扱いのようだ。


 さて、昨日(2021年11月11日)久々に、とある寿司屋に行ってきた。

 あえて、「龍宮城」としておきましょう。

 ~実際には、別にちゃんとした名前があるよ(当たり前か~苦笑)。


 この龍宮城には、なんと、税込4400円以上の注文をすると2000円引になるというクーポンがあります。岡山市内のあちこちでそのクーポンがおかれておるので、密かにとっていくのです(無料だよ、そこは)。

 そっととっていくというちょっとした恥をさらすだけで、2000円儲かる。

 これは、やらねばソンソン。パンフ取りの恥はかき捨てだぜ!


 さて、私、この龍宮城では、まあその、4400円になるようにうまいこと計算しつつ食べるのやけど、なっかなか、ぴったりにはならんのよ。ニアピンばっかだ。

 でも、まああまり気にせず、それを楽しみながら、ヱビスビールを飲むの。瓶で3本がおおむねいつものペースね。時に4本になるときもあれば、2本で後は日本酒1号というときも、ある。


 で、食べるのは、刺身もしくは突き出しの卵。

 昨日は、刺身にした。刺身醤油まで持ち込まれたら、しょうがないわ。まあ、これで突き出しの卵という手も、あるけどさ。

 というわけで、刺身醤油と卵の衝突、昨日は回避されました。

 で、ヱビスビールを飲みながら、つまみは刺身の魚。それに、しめ鯖の握りと鉄火巻。これで、炭水化物のシャリをゲット!

 それでようやくビールも3本目となった頃、いよいよ、本日の締め!

 さあ、どうしよ。


 そこで私は、意を決して、目の前のカウンターに敷かれた葉っぱ、あれ何というのか忘れた、まあその、とにかく、それに、卵を衝突させることにしました。

 4400円を微妙に超えるように、ということで、玉子握り(ギョクニギリ)1貫税抜80円をまず、3つ頼もうとして、頼んだ。

 ・・・・・・

 やばい!これだと4400に微妙に不足だ!

 すぐに気づいて、ギョクニギリ、もう1貫追加で、4つにしました。

 職人さんが握ってくれている途中で、何とか、間に合った!


 あとは、ハッパに衝突したギョクニギリを今度は残りのしょうゆに衝突させ、それで、ヱビスビールのつまみに。一口で食べられないこともないが、口に入りきらない分はあえて目の前の刺身のさらにひとまず置いて、それで、まずは握りを食べて、残った玉子の一部は、最後のビールのつまみに。


 何とか、玉子=卵=ギョクニギリを伝票に衝突させまくって、目的達成!

 ごっつぁんです!

 最後は、今のトロピカル-ジュプリキュアのオープニングをもじって、節分の握りではなく、結びといたす所存であります。


 ヱビスビールでハッチャケて、締めは、ビバ!ギョクニギリ!

 

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