パルクール物（仮）暫定プロット素案

ログ？？２

　ノエルが一連の事件を自作自演と思っていた頃、シヴァの方も独自に『グランデオブパルクール』の裏を探っていた。

その結果、彼は一連の事件をＳＮＳ上でも問題視され始めた自粛警察などに代表される勢力を晒し上げるため……と考える。

しかし、その考えだけでは単純にネット私刑を行う勢力と変わりがなさ過ぎたのも事実で、シヴァは更なるからくりを探し始めた。

　一方で、ノエルの人気は予想以上に上がっていき、やがては都市伝説といわれていた時よりもバズり始めている。

それでもノエルは都市伝説時代よりは様々な情報が見え隠れする、と歓迎ムードではない。

実際にノエル人気にただ乗りしているまとめサイトなども出始めており、都市伝説時代よりもこうした動きが具体的に見えているのだろう。

　ノエルの人気上昇は、他の分野にも影響を及ぼしていた。その証拠に、他ジャンルでプロゲーマーとして有名なプレイヤーがノエルと挑戦したいと宣言している。

その中の一人、フレイヤはプロゲーマーの名前としてＳＮＳ上ではノエルよりも知名度が上で、それを踏まえるとノエルの急上昇っぷりに納得がいかないようにも見えた。

そうした流れもＳＮＳ上で炎上勢力が作り出したカバーストーリーと疑うものは多い。しかし、そうしたカバーストーリーは別として、フレイヤは『グランデオブパルクール』に興味を示したのだ。