ログ4

 宅配便のメット、それは『グランデオブパルクール』のメットだったのは情報収集で判明する。

この場合は裏付けが取れたというべきだろう。しかし、それでも送られた理由がわからない。

その後に情報を集めていく経緯で、一回目のプレイで入手したアイテムがこれが発送されるきっかけだったことが判明する。

一種のデスゲームものではないと判断したノエルは、三度目のプレイで初めてメットをかぶってプレイを始めた。



 メットをかぶってのプレイは、操作系には大きく影響はしないが……特にモニターを見ながらのプレイだったのが、メットのバイザーを見ていることが多くなっている印象に見えた。

おそらくは、一種の外部モニターとしての役割を持っている可能性もメットにはあるのだろう、そう思った。

しかし、メットをかぶってプレイしてもさほどの変化はなく、メットをかぶったことによるリアルな体験が出来るという展開だけである。

実際に他のプレイヤーもメットをかぶって継続プレイしているプレイヤーは少ないのだが、そもそもメットが配布された数を踏まえると……試作型という声も聞かれていた。

メットをかぶった上でプレイする必要性が本当にあるのか、ノエルは疑問を抱きつつも引き続きプレイして挙動を確かめることにする。

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