第6話 うさチの聖なる光り
元僧侶のうさチは
回復魔法を使う心強い仲間だ!!
うさチは回復魔法を武器に 態度が偉そうになった
「おい!!下僕!!」
檻から出してあげた 俺を罵るうさチ
「なんですか?うさチ様?」
しかしコイツは かわいいなんて感情は皆無
わがままだった 自分の欲求を素直に伝え
定期的に わざわざ俺の肩に乗り 脱糞をしていく
つまりコイツは 俺をトイレと勘違いしてやがる
失礼な奴だっ!!
「おい!!下僕のりゅうちゃん 飯はまだか?」
「うさチ様 先程食べた物で 手持ちの食料は全部ありません 次の街まで 我慢してくださいよ」
「腹減った!!」
「そんなに言われると うさチ様にバターとか塩とか塗り込みますよ!!」
「カチン!!」
うさチは 龍心の服の隙間から 股間を狙い 歯を立てた!!
「いてぇー」
このやりとりから うかがえるが 最強のウサギだと言えよう
そんなやりとりをして 目的の洞窟に たどり着いた
俺はたいまつを片手に 剣を片手に中に入った
いくら平和になった世界でも 洞窟の中には 生き残ったモンスターは居るもので 俺達の行く先々でちょっかいを出して来る
モンスターが襲い掛かる 俺は軽く身をかわし その牙を避ける
と言っても そう何度も 避けられる物では無かった!!
俺は後から 囓られた
うさチは俺の懐で丸くなっている
なんとか倒し 目的の特別な薬草を手にし 出口を目指す
「うさチ様 そろそろ僕の体力も悲鳴をあげてます!! 回復魔法をお願いしたいのですが?」
「苦しゅうない そこに跪くが良い!!」
「ははっー」
俺は片膝を着き 静に目を閉じた!!
そして おもむろに
うさチは 片手を俺の頭に置き こう唱えた
「痛いの痛いの飛んで行け~(*⌒▽⌒*)」
一瞬時が止まり 俺の体力は1㎜も回復して無い事がわかった
俺は わなわなと震え うさチを貶んだ眼で睨み付けた!!
うさチは開き直ったように 俺に
「こういうのは 気持ちが大事なんだからね!!」
俺は そそくさと 手頃な棒を拾い
うさチの耳を棒に 括り付けリアカーに刺し ガタッツに戻る事にした
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