第5話 街のヒーロー龍心

ここはガタッツでも 外れの外れの外れ

北側で 街で一番陽当たりの悪い場所 家賃は一番安く 狭くてカビ臭い

ここを根城にする 男

彼は 街の なんでも屋 りゅーちゃん堂の店主 龍心

この物語の主人公である!!


モンスター退治から

ペットの散歩まで なんでもお任せください!!


最近の仕事は モンスター退治の仕事も少ない 平和になった証拠だと思った

ペットの散歩に

皿洗い ゴミ出し

おばあちゃんの 肩たたき おかげ様で 人気のお店として 大繁盛してた


変わった仕事と言えば

鉄くずを集め ロボット研究所と言う所が 高値で買い取ってくれると言う事 ありがたや~

この前も デカイ剣と 加齢臭たっぷりの鎧が 道端に落ちてたから 納品したら 所長の猫さんが喜んでくれてたな~


とまあ俺は 昼夜問わず ガタッツの鉄くず拾いをしながら リアカーを引いてうろうろしている!!


ガタッツの商店街の おばあちゃんの話で 洞窟の中の 特別な薬草を取ってきて欲しいと 依頼があった 俺は快く受ける事にしたんだ!!

それには 準備が必要だった いくら平和になったとは言え 洞窟には モンスターも沢山居る!!

俺はリヤカーに キャンプ道具を積み込み 必要な物を商店街で揃える事にした

馴染みの露天商で 薬草 武器 防具を買う!!

「りゅーちゃん 食用にウサギはどうだい?」

「ん?」

小さなカゴに ウサギが捕らえられていた

「ヘィ!!そこの旦那さん 助けてください!!」

「コイツ喋るのか?」

「単なるラブリーな 幸せを呼ぶウサギですから 旅の お供に如何ですか?」

んー無駄遣いも したくは無いな!!

「今回は辞めとくよ!!」

「旦那様 旦那様 この私め 回復系魔法も熟知しております きっと役に立つウサギでございます!!」

んー いざとなれば 食用になるなら…

「このウサギいくら?」

「ウサギ一匹1000円です!!」

「ちょっと高いな~」

「りゅーちゃん いくらなら出すのよ?」

「500円!!」

「仕方ないなー 売った!!」

「ちょっと値切ってるんじゃ無いわよ!! 失礼しちゃうわね!!」

「毎度あり!!」

このウサギ 名前をうさチと言う

喋れるのは 元僧侶だったが 悪い魔法使いに 呪いを掛けられたのだとか…


魔法が使えるウサギとの 奇妙な旅が始まった






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る