第143話 クランとして初のイベント
そうして迎えた2月7日。今日は第10回イベント当日です!
1週間前に届いたお知らせでは、第10回イベントはフィールド中に散らばる300個のオーブを集め、集めた個数によって順位が決定されるとのこと。
そして、順位を出すのに使われるオーブの個数はイベント終了時にクラン、パーティ、プレイヤーが持っていた個数になるらしく、終了時点で奪われてしまったオーブは加算されないのだそう。
そう、今回のイベントはオーブを先にゲットするだけじゃなく、他のクランやパーティ、プレイヤーから守り抜く必要もあるのです!
そんな第10回イベントには私たち『氷愛の剣』からは7名が参加します。『氷愛の剣』として初参加のイベントですので、皆さん気合十分なのですよ!
「ハル、とりあえずステータスの確認でもしておかないか?」
「あ、そうですね!それでは確認しましょう!」
―――――
プレイヤー名:ユーカ
職業:槍使い 《ランサー》
水魔法レベル10、炎魔法レベル10
累計ステータス値19524
体力 2848
魔力 3038
力 3838
耐久 2716
敏捷 3682
魔耐 3398
装備
頭 【海王の兜 《耐久+79》】
体 【蒼聖の闘衣 《耐久+248、水魔法のダメージを5%軽減》】
右手 【海王の槍 《力+292、物理攻撃がすべて水属性になる》】
左手 【】
腕 【海王のガントレット 《耐久+45》】
脚 【海王のグリーブ 《敏捷+45》】
装飾品 【】【】【】
―――――
「ユーカさん……!ものすごくステータスが上がっておられるのです!」
「まあな。でも、第9回イベントのボーナスでみんなも上がってるから、これくらい普通だと思うぞ?」
そういって照れくさそうにしておられるユーカさんのステータスは相変わらず、力のステータスが高く、敏捷も高いため素早さ重視のアタッカーとして大活躍なのです。
「次は、アタシかな?」
「どうぞなのです!マサミさんがどんなステータスなのか、ワクワクします!」
―――――
プレイヤー名:マサミ
職業:盗賊 《シーフ》
風魔法レベル10、闇魔法レベル10、雷魔法レベル1
累計ステータス値20336
体力 2927
魔力 3709
力 3515
耐久 3083
敏捷 3847
魔耐 3255
装備
頭 【風のサークレット 《耐久+58、風魔法+38》】
体 【忍びの服 《耐久+194、敏捷+97》】
右手 【アイスグラディウス 《力+285、氷の刃を放つことができる》】
左手 【】
腕 【盗賊の手袋 《耐久+25》】
脚 【盗賊のブーツ 《敏捷+25》】
装飾品 【】【】【】
―――――
マサミさんのステータスは私たちのパーティに加入していただく時に、少しだけ見せてもらったのですが、その時よりもステータスの成長が著しいです!
やはり私と同じく、敏捷重視のステータスなので見ていて親近感が湧いてきます……!
ですが、それ以上に風魔法と闇魔法を究めて、3つ目の雷魔法へと習得を進めておられることに驚いてしまったのですよ。
――そんなマサミさんのステータスを見た後は、マサルさんが名乗りを上げたのでした。
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