第30話 「育ての母」との最終戦争
2021年10月12日(火)の朝5時前後。
まさか、こんな夢を見るようになるとは、思いもしなかった。
目の前にいたのは、私が小3の夏休みから高3の共通一次の寸前頃まで、休みの期間には「短期里親」ということでお世話になっていた、Mさん宅のお母さんというべき人。この家のお父さんは、裁判所の書記官(もしくは事務官?)だった。子どもさんはいずれも私より年上で、男、女、男の順で3人いらした。
本当に、愛情をもって、接してくださった。
そのことには、今も、感謝している。
ただし、以下は、それとこれとは話が別の内容に移ります。
まずは、夢の話から。
どういうわけか、その「育ての母(以下、そう表記)」が出てきました。他に、誰かいたとは思うが、それはMさん宅の関係者ではない。私のいた養護施設の関係者かもしれない、という程度。
とにかく、何かのこと、特に、高校受験以降高校時代と言われる期間の3年間の話で、ついに、口論になった。
で、しまいには、その「育ての母」が、なぜか何やら持って私に殴りかかってきた。もちろん、そんなことをするような人じゃ、なかったけどね。
こちらも、それに応戦した。
話の内容というか、具体的な言葉のやりとりは、覚えていない。
とにもかくにも、これは何とかせねば。
そう思っているうちに、目が覚めた。
ああ夢か、と思っているうちに、今度は、その後の「脚本」とでもいうべき、夢の続きが目に浮かんでしまった。
これは、私が過ごした養護施設で、高2から高3に欠けて最後に担当した男性の児童指導員。かりにKさんとしておこう。
そのK指導員が出てきて、育ての母と私の間に入って、争いを止める。
そこまでは、いい。
それから、私をKさんが平手打ちするシーン。
しかしこの後は、私も反撃を開始する。
なぜかと言えば、そのK氏とも、私自身の進むべき道という点に置いては意見が全く合わなかったから。情緒的な言動が多く、こちらにしてみれば足を引っ張られるような内容がかなりの割合を占めていて、正直、今でもその点については不快感さえ抱いているほどだからね。ちなみにその「育ての母」と言われる人間の言動も、私が成長して言った段階でそういうものが、K氏以上に多かったことは、確かなのよね。
私がその点について今でも怒りを持っていることは、確かであって、それが今の創作の原点の一つにもなっているのだが、まあそれは、別の話で。ただ、それは述べておいた方がいいと思われるので、ここで述べておいた次第。
ふと気が付くと、その途中で、画面が、変わった。
その時点で、目が覚めているはずなのだが、私の眼には、その続きの光景がはっきりと浮かんだのですよ。
K指導員が、横に育ての母がいるその前で、私に対して「土下座」した。
こちらとしては、それに対してさらに何か言っていたように思う。
「今さら土下座して済むか! 口パクだけならジャリタレでもできるわ!」
おそらくは、K氏にそんな罵声を浴びせたのではないかな。
その後、本格的に目が覚めて、さすがに、ビビった。
こりゃあ、すげえな。
でもって、なぜまたここで、こんな夢になったのか。
考えてみようとしたら、ふと、昨晩何をしていたかを思い出した。
そうか!
母は母でも、実の母親と、電話で話していたのだ。
もちろん、その頃のことを話していたわけでは、ない。
話の中心はむしろ、下の異父妹の息子(私からすれば、甥。現在小6)のことでした。まあその、私とは雰囲気が偉く違うな、という話。
そうそう、その話の中で、今のトロピカル-ジュプリキュアの登場人物の涼村さんごちゃんのことも、引合いに出して話したのよ。
以前、プリキュアの子たちが保育園に行って保育士の手伝いをする回があって、そのときのさんごちゃんの話を出したのよ。あ、わしの娘(=隠し子)のみのりんのことは、話には出していない(苦笑)。
キュアサマーのまなつ君が保育園の子らを追い抜いて突っ走る中、さんごちゃんは、子どもたちを先に走らせつつ、ゆっくり、走るのよ。そんなシーンがあったのね。それと同じようなことを、甥が先だっての運動会でやっていたという話を聞いたものだからさ、そのプリキュアの話をしたわけよ。
母上様、わしが以前セーラームーンを観ている云々を話していた時のような呆れたような感じじゃなくて、むしろ、感心してというか、興味を持って聞いてくださっていたような感じだったぜ。母上様基準で言うご本人、息子(わしやねん)、娘(甥基準では伯母と、何より実の母親の2名)を引合いに出しつつ、話が進んだ。
そうなると、男となれば私ってことになるわけで、多少なりの比較対象になるのは必然。ある意味、正反対な感じが出た、ってわけね。
まあその、その事実関係とも照らし合わせてみて、今日この日の朝にこんな夢とやらを見たというのは、ひょっと、必然なのではなかったのかと、私は、正直、ビビったわけですよ。
まあその、昨日は母と話していて、いい年してまたプリキュア(セーラームーンもだけど~わっはっは)か、なんていう空気が、これまでと違って全然なかったね。というのも、甥が今小6ですから、来年春には中学生になるわけ。今放映されているトロピカル-ジュプリキュアの滝沢あすか君とは入れ違いになるが、わしの娘(=隠し子)のみのりんが中3で、まなつ君とさんご君、あとは留学生扱いのおきゃん人魚のローラ君が中2ってこっちゃ。ちょうど、そんな年齢になってきたわけでさ。
しかしどういうわけだか、おとといのプリキュアの涼村さんごちゃんが大活躍の会を観てからこの方、いろいろなことが動き出しているような感じがしてならんのよ。
その何じゃ、プリキュアのさんごちゃんを見て、なぜか、大毎オリオンズの榎本喜八さんを思い出したりしたのは、わしぐらいだろう。
さんごちゃんがファッションショーのリハーサル中、ランウェイでこけたシーンがあって、そこで、高校時代に読んだ榎本喜八さんの記事を思い出してね、「臍下丹田」という言葉を連鎖的に思い出した次第。
その言葉を意識し始めた矢先に、ほら、こんな夢、って話なのよ。
ひょっとこれは、何かが大きく動いていく前触れかもしれない。
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