第20話 大事故・そして、白い野犬

 今朝、2021年8月31日(火)未明の夢です。

 なんかね、変な夢でした。


 場所は、私が幼少期の一部を過ごした養護施設に行く山越えの道のような場所の途上。頂上にやや近いところね。

 誰かと一緒にクルマに乗って、途中で降りて何やらしておって。


 するとね、その車を避けて対向車が行くのはいいのだが、ある車が、思いっきり接触して近くの雑木林か竹藪のようなところに落ちたのよ。

 同乗者が、特にそれで車にあたったわけでもないのだろうけど、イテテと言っていた記憶がある。

 で、対向車の人は間もなく救急車だか何だかで運ばれた。

 問題は、その後。

 その事故のクルマを見ると、フロントガラスがきれいに割れていて、その割には、整然とモノが置かれていたような。どうも、サッカーか何かの選手だとかなんとか。おいおい、大丈夫か。

 で、その雑木林とも竹藪ともつかぬ場所の下のほうを見ると、白い野犬が1匹。

 事故の関係者か誰かに、ちょっとこれをあちらに持って行ってくれと言われて、ほな分かったということでその方向に行きました。

 するとね、そのワンちゃんが、私のほうに向かってきて、途中で、吠えるのよ。


 あれ?

 どこかで見たことのあるワンちゃんだな・・・。


 目覚めたのは、6時少し前。

 あれれ・・・。


 確かに、そういうワンちゃんがその養護施設にいたことがないわけじゃない。

 その場所に施設が移転したとほぼ同時に、当時2年目の男性児童指導員が連れてきた雄犬で、「ムサシ」という名前をつけられていました。ところがその指導員氏は、ある病気で翌年退職せざるを得なくなった。犬は連れていけないとのことで、そのムサシくん、引続き飼うことに。

 しかし、そのムサシくん、しばらく施設にいたにはいたのだが、いつの間にか、鎖を外して、野良犬になってしまったという話を、あるとき、ポロリと聞かされました。その施設の周囲は竹やぶや雑木林でしたから、野良犬も結構いたらしいけど、その後私は、ムサシくんを見かけたことはありません。わりに大きなワンちゃんでしたから、保健所などの野良犬狩りでもやっていたら、かえって目立ったような気がする。どうみても、長生きできていないだろうな・・・。

 ちなみにムサシくんを連れてきた児童指導員氏は、別の福祉施設(いわゆる現在の「児童養護施設」ではない)に再就職され、そこで長く勤めておられました。

 もう、定年に達しておられるでしょうね。


 当時の私、自分自身のことで精いっぱいだったので、ワンちゃんのことまで意識回る暇もなかった。でも、その話を聞かされた時は、いろいろ考えさせられるところがあったことは事実。

 

 目覚めてふとそのことを思い出して、書いた次第。

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